
海のアクティビティを満喫!本州最南端エリア、和歌山・南紀熊野に行ってきた|ランドネこども編集部―南紀熊野編―#1

ランドネ 編集部
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「ランドネこども編集部」が、和歌山の南紀熊野エリアへ出発! 親子で旅をしながら、取材手帳とカメラを手に本物の編集部員として挑戦しました。岩が語る地球の歴史にふれたり、海の幸を味わったり、シーカヤックで絶景に漕ぎ出したり――。学びと発見がいっぱいの3日間を記録した「こども新聞」も完成しました!
「ランドネこども編集部」、和歌山へ出発!

ランドネこども編集部とは、自然のなかでの発見や学びを子どもの視点で伝えていく活動です。親子で旅をしながら「きれい!」「すごい!」「なんで?」と感じたことを、自分の言葉や写真でまとめ、記事や「こども新聞」として発信していきます。子どもにとっては編集者としてものごとを見つめる挑戦となり、観察力や表現力を育むきっかけに。大人にとっては子どもの素直なまなざしを通して旅先を見直し、親子で同じ時間を共有する豊かな体験となります。
飛行機と電車を乗り継いで「串本駅」に到着!
今回の取材先は和歌山の南紀熊野エリア。羽田から南紀白浜空港まで飛行機で1時間半、白浜から電車で約1時間で串本駅に到着。駅前には漫画「宇宙兄弟」のイラストが描かれた大きな門が。串本町には民間の航空宇宙会社のロケット発射場があり、その縁で宇宙兄弟が町の公式サポーターとして就任しているそうで、駅に隣接している観光協会でコラボグッズも販売されている。
美穂子さん:「観光案内所のみやげものコーナーはおしゃれなグッズが多く、いきなり爆買いしそうになりましたが、旅はまだ始まってもいないのでいったんガマン。レトロな絵ハガキもよかったなぁ。」
雄樹くん:「特急パンダくろしおに乗りたかった……。」
今回旅をしたのは……
小田巻雄樹くん(小学5年生)
小田巻美穂子さん(編集者)
美穂子さん:「和歌山県の南紀エリアといえば熊野古道や那智の滝などが観光名所として知られていますが、今回は海側のすさみ町と串本町を2泊3日で満喫する旅。普段のレジャーは山が多いので楽しみです!」
雄樹くん:「今回、ランドネこども編集部の編集部員に任命されました。シーカヤックと海鮮が楽しみです!」
今日から3日間、編集部員としてのミッションがスタート


まずはホテルのロビーでランドネ編集部・カトウから「編集者とは」のレクチャー。ランドネこども編集部の取材手帳を受け取り、まずは自分の名刺作成。そして明日からの取材の仕方や取材して得た内容をどのようにまとめると伝わりやすいかを真剣に話し合い、専用ポシェットに取材用カメラも入れて準備万端。
部屋から見える橋杭岩に感動!
ホテルの部屋の窓からは、明日行く橋杭岩が一望できてワクワクが高まる。観光案内所でもらったパンフレットを見ながら行くところを確認したり、なにを食べようか考えたり。
美穂子さん:「今回は親子旅ではなく「取材」なので、使命感とともに少しプレッシャーも感じてくれているといいな……。」
雄樹くん:「ホテルの売店にあったご当地ポテトチップスが食べたい!」
親子の想いはすれ違う(笑)。1日目の夜は明日からの取材に備えて早めに就寝。
ガイドさんの案内で大迫力の「フェニックス褶曲」へ


2日目は南紀熊野ジオパークガイド、岡本さんの案内で海岸の散策からスタート。和歌山と言えば熊野古道が有名だが、海岸エリアも見どころのひとつ。なかでも海岸沿いの岩の断面が曲がりくねるように変形している「フェニックス褶曲(しゅうきょく)」が有名で、観光協会に申し込み、ガイドさんの案内で海に面した岩々を散策することができる。なぜフェニックスなのかは、今回案内してくれた岡本さんのYouTubeチャンネル「ニホンイシガメCH」で詳しく解説されているのでぜひ検索を。
美穂子さん:「なぜできたのか、どのようにできたのか、ガイドさんの話を聞きながら観察することでより興味が湧き、子どもも岡本さんの説明に熱心に聞き入っていました。事前情報がなにもないと「すごいね」だけで終わってしまいがちな自然遺産を自分の知識として得られることによって、だれかに話したくなるし、おすすめするときも説得力が増しそうです。」
雄樹くん:「岩が曲がっているのが不思議でおもしろかった。生痕化石もひとつ見つけたらそのあとはたくさん見つけることができて楽しかった。おもしろ写真は友達に自慢します!」
途中、おすすめスポットで、教えてもらわないと撮ることができない、おもしろ写真の撮影サービスがあったり、お別れ時には岡本さん特製のキーホルダーのお土産も! 散策は2時間ほど。ひとりのガイドにつき5人まで案内OKとのこと。(ガイド料有料、要予約)
- フェニックス褶曲 見学予約
- すさみ町観光協会
- 住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見4581-14
- TEL:0739-34-3200
- 営業時間:9:00~18:00(10月~3月は~17:15)
- 定休日:火曜日(GW、および7・8月は除く)
「道の駅すさみ」でお待ちかねのお昼ご飯
雄樹くんが楽しみにしていたもののひとつが海鮮。美味しい海鮮丼が食べられる食堂がある「道の駅すさみ」は国道42号沿いにあり、太平洋を一望できる絶好のロケーション。食堂メニューの海鮮丼は期待を裏切らない大ボリューム。
美穂子さん:「意外だったのは目玉に肉料理があったこと。イノブタ料理も名物とのことで、数限定でイノブタ肉うどんに猪豚焼肉丼もありました。でも今回はボリュームタップリの海鮮をチョイス。しらすが山盛り! 母はお土産コーナーと時間があったら隣接している日帰り温泉にも行きたかった〜!」
雄樹くん:「お刺身が大きくてお腹いっぱいになった。目的のひとつを達成できて大満足です。」
- 道の駅すさみ
- 住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1
- TEL:0739-58-8888
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:不定休
外観からは想像できない充実度に驚く「エビとカニの水族館」
昼食後は道の駅の敷地内にある「エビとカニの水族館」へ。ありとあらゆる甲殻類が大きいものから小さいものまで、その数なんと200種! さらにクラゲやウツボ、タッチングコーナーではタカアシガニやカブトガニ、サメなどと触れ合い、ウミガメのえさやり体験もできるなど充実している。ペンギンにも会える!
美穂子さん:「おもしろいのは水槽ひとつひとつにサポーターがついていること。水槽の上に「私たちが応援しています!」という看板が掲げられ、サポーター名が記されています。個人、法人、サークル名とサポーターもさまざま。建物外観から子どもがちょっと楽しめればいいや、くらいに思っていたのですが、大人のほうが夢中になってしまい、最後は子どもに急かされる展開に(笑)。」
雄樹くん:「たくさん写真を撮りました。生き物を触れるのはよかったけど、サメとカニはけっこう動きが早くてドキドキしました。カメのえさやりもおすすめです!」
- エビとカニの水族館
- 住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1
- TEL:0739-58-8007
- 営業時間:9:00~17:00(最終入館:16:20)
- 定休日:なし
「くしもと橋杭岩」で楽しみにしていたシーカヤックに乗船
午後はこの旅のハイライト、「シーカヤック体験」へ。宿泊ホテルからほど近い、橋杭海水浴場にある「ビーチハウス・ラパン」のガイドツアーを利用。メニューは南紀熊野ジオサイトに指定された「橋杭岩(はしくいいわ)」を巡る2時間の人気ツアーで、ガイドの青木さんからパドルの動かし方を教わり、2人乗りのカヤックに親子で乗船していざ海へ! 海上でも青木さんのカヤックがぴったりそばについていてくれるので、初心者でも安心。
美穂子さん:「水がきれいだし風も気持ちよく、夢中で漕いでいたら橋杭岩が目の前に。ホテルの窓から眺めていた岩のすぐそばまで来られて大興奮。青木さんから「岩の近くは風がないので漕がずにちょっとのんびりしましょう」と声を掛けられ、プカプカ浮いていると本当に気持ちがよくて最高の時間をすごすことができました。」
雄樹くん:「最初は上手に漕げるか心配だったけど、どんどん進んでおもしろかった。橋杭岩は間近で見るとすごい迫力で、岩同士がもともとつながっていたようすも見られました。青木さんに橋杭岩のこともたくさん教えてもらったし、水がないところ(浅瀬)でいろいろな形の貝を拾えたのも楽しかった! 絶対におすすめです!」
2時間があっというまだったので浜辺にあがって着替えてからも名残惜しく……。橋杭海水浴場にはトイレ、シャワー室、更衣室、コインロッカーが完備、ビーチハウス・ラパンに軽食もあるので、1日時間を取っても十分に楽しめるスポットだ。
- ビーチハウス・ラパン
- 住所:和歌山県東牟婁郡串本町くじの川1597
- TEL:090-3356-8305
- 営業時間:9:00~17:00(11月~3月は10:00~16:00)
- 定休日:なし(ビーチアクティビティは要予約)
1日を振り返る編集タイム

お疲れ気味だけど、今回の旅はお仕事でもあるので、今日1日を振り返ってみてどうだったかを、忘れないうちに編集・カトウと打ち合わせ。
雄樹くん:「このときのメモが「こども新聞」作りに大いに役立ちました。普段学校の宿題で出される先生とのやりとりノート(日記みたいなもの)は苦手意識があったのですが、自分の感じたことをたくさん書き出し、それをどのように伝えるかを考える練習をしたことで、伝えたいことがスムーズにまとまりました。」


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- ランドネ
- CREDIT :
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写真◎後藤武久
テキスト◎小田巻美穂子
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PROFILE

ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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