
【2025年最新】日帰り低山ザックの選び方|快適な登山を実現するおすすめ12選

FUNQスタッフ
- 2025年09月18日
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「日帰り登山に行きたいけど、どんなザックを選べば良いかわからない」
「たくさんの種類があって、自分に合うザックが見つからない」
そんな悩みを抱えていませんか?日帰り低山登山では、ザックの選び方一つで快適さが大きく変わります。しかし、容量や機能、ブランドも様々で、最適な一つを見つけるのは難しいものです。
この記事では、登山用品に詳しいWebライターが、初心者から経験者まで満足できる日帰り低山向けザックの選び方を徹底解説。さらに、2025年の最新モデルの中から、本当におすすめできる12アイテムを厳選してご紹介します。この記事を読めば、あなたの登山スタイルにぴったりの、最高の相棒がきっと見つかります。
後悔しない!日帰り低山向け登山ザックの選び方
ザックは登山の快適性を左右する重要なアイテムです。ここでは「なんとなく」で選んで後悔しないために、チェックすべき3つの重要なポイントを解説します。
1. 容量は「15L〜20L」が最適解
日帰り低山登山で最も汎用性が高い容量は15L〜20Lです。このサイズは、レインウェア、防寒着、食料、飲料水、救急セットなど、日帰りに必要な装備を収納するのにちょうど良い大きさとされています。
- なぜこの容量が重要か?
大きすぎるザック(25L以上)は、荷物が中で揺れてしまい、歩行時のバランスを崩す原因になります。逆に小さすぎると、必要な装備が入らず、安全な登山ができなくなる可能性があります。15〜20Lは、必要十分な収納力と動きやすさを両立できる最適なバランスなのです。 - 専門用語解説:L(リットル)
ザックの容量を示す単位です。数値が大きいほど、たくさんの荷物を収納できます。
2. 身体への「フィット感」と「背面構造」が快適さを決める
ザックが体に合っていないと、肩や腰に負担がかかり、疲労や痛みの原因になります。特に重要なのが「フィット感」と「背面構造」です。
フィット感のチェックポイント
- 背面長(バックレングス): 自分の背中の長さ(首の付け根〜腰骨)にザックの背面パネルが合っているか。
- ショルダーハーネス: 肩のラインに沿って、隙間なくフィットしているか。
- ヒップベルト: 腰骨を包み込むように、適切に荷重を支えているか。
可能であれば、店舗で実際に背負い、少し重りを入れて歩いてみることをおすすめします。
背面構造の種類と特徴
ザックの背面は、背中の蒸れを軽減し、快適さを保つための重要な部分です。
- メッシュタイプ
背中とザックの間に空間を作り、空気が通り抜ける構造。通気性が非常に高く、汗をかきやすい夏場の登山で特に快適です。 - パッドタイプ
凹凸のあるフォームパッドを使用し、空気の通り道を作る構造。体にフィットしやすく、安定感が高いのが特徴です。
3. 「アクセス性」と「機能性」で使いやすさが変わる
登山中にザックを下ろす回数は、少ないほど体力の消耗を防げます。そのため、荷物の取り出しやすさ、つまり「アクセス性」が重要になります。
便利なポケット類
- サイドポケット
ドリンクボトルや折りたたみ傘など、すぐ取り出したいものを収納するのに便利。ストレッチ性の高い素材だと、より使いやすいです。 - ウエストポケット
スマートフォンや行動食、日焼け止めなど、歩きながら使う小物を入れるのに最適です。 - フロントポケット
レインウェアなど、濡れる可能性があるものを一時的に収納するのに役立ちます。
その他のチェックしたい機能
- トレッキングポールホルダー
ポールを使わない時に、安全かつ邪魔にならないように固定できる機能です。 - レインカバー
ザックを雨から守るためのカバー。内蔵されているモデルも多く、急な天候の変化にも対応できます。
【2025年最新】編集部が厳選!日帰り低山ザックおすすめ12選
ここからは、選び方のポイントを踏まえ、2025年の最新ラインナップの中から厳選した、日帰り低山登山におすすめのザックを12個ご紹介します。
1. karrimor (カリマー) / ランドネ別注 旅好きのためのナップサック
山でも街でも、自分らしさを楽しむ
アウトドアスタイル雑誌「ランドネ」とカリマーのコラボレーションモデルです。ベースとなったのは、手提げとしても使える2WAY仕様が人気の「グラブナップサック」。その手軽さと機能性はそのままに、コラボレーションならではの特別なカラーリングで仕上げられています。
A4サイズがすっぽり入る容量で、サイドポケットやフロントのジッパーポケットも完備。ナップサックの気軽さとデイパックのしっかりとした使い心地を両立しており、山小屋泊のサブバッグから、キャンプ、フェス、そして普段使いまで、シーンを選びません。機能性もおしゃれも妥協したくない方におすすめです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | karrimor |
商品 | ランドネ別注 旅好きのためのナップサック |
価格 | ¥12,100(税込) |
2. Gregory (グレゴリー) / Arrio 18
抜群の通気性を誇るエアロスパン・サスペンション
「背中の汗が気になる」という方に特におすすめしたいのが、このアリオ18です。最大の特徴は、背中とザックの間に空間を作る「フリースパン・オープンエアメッシュ・バックパネル」。テンションをかけたメッシュが背中に密着しない空間を生み出し、空気が自由に通り抜けることで、背中を常にドライで快適な状態に保ちます。
容量は18Lと日帰りにジャストサイズ。ザック内部には、ハイドレーション(給水パック)を収納できるスリーブも備えています。行動しながら水分補給ができるため、特に暑い季節の登山や、スピードを重視するハイカーにとって大きなメリットとなるでしょう。フィット感と通気性を両立した、革新的なザックです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | Gregory |
商品 | Arrio 18 |
価格 | ¥16,500(税込) |
3. Millet (ミレー) / クーラ 20
街から山まで、シーンを選ばないタフな相棒
アウトドアで求められる耐久性と、日常で使えるデザイン性を高い次元で融合させた多機能バックパックです。素材には、通常のナイロンの約7倍もの強度を誇る「コーデュラ®ナイロン」を使用。岩場での擦れやハードな使用にも耐える、非常に高い耐久性が魅力です。
収納面では、スーツケースのように大きく開くメインコンパートメントが特徴。荷物の整理や出し入れが非常にスムーズで、内部にはPCスリーブも完備しています。週末は低山ハイクへ、平日は通勤・通学にと、オン・オフを問わず長く使い続けられる汎用性の高いモデルです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | Millet |
商品 | クーラ 20 |
価格 | ¥15,400(税込) |
4. The North Face (ザ・ノース・フェイス)/Gnome 18
高い利便性を兼ね備えた最新トレッキングパック
体に沿うフィット感と高い利便性を兼ね備えた、最新のトレッキングパックです(公式容量19L)。本体重量は約515g。背面フォームは取り外して休憩用のマットとしても使用可能で、装備の軽量化もできます。
ショルダーハーネスのメッシュポケットやコの字型に開くフロントポケットなど収納も極めて豊富で、荷物整理が簡単。軽装で行く日帰り登山に最適な、機能性に優れたバックパックです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | The North Face |
商品 | Gnome 18 |
価格 | ¥20,900(税込) |
5. karrimor (カリマー) / cleave 20
フィット感と機動力を追求したテクニカルパック
フィット感と安定性、通気性を高いレベルで追求した、アクティブな登山者のためのテクニカルパックです。最大の特徴は、フラスクやジェルなどを収納できる「ユーティリティショルダーハーネス」。ザックを下ろすことなく、行動中に必要なものへ素早くアクセスできます。
立体設計の背面パネルとショルダーハーネスが体にしっかりとフィットし、ブレを抑制。ポールキャリアも標準装備しています。日帰り登山はもちろん、ファストパッキングなど、スピーディーな山行でその真価を発揮するモデルです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | karrimor |
商品 | cleave 20 |
価格 | ¥25,300(税込) |
6. Columbia (コロンビア) / キャッスルロック20Lバックパック II
初心者も安心!コスパ最強のエントリーモデル
「これから登山を始めたい」という方に、まずおすすめしたいのがこのモデルです。求めやすい価格ながら、日帰り登山に必要な基本機能をしっかりと網羅しています。背面中央に通気路を設けた構造で、背中の蒸れを軽減。両サイドにはボトル類の収納に便利なメッシュポケットを備えています。
さらに、急な雨に対応できるレインカバーが標準で付属しているのも嬉しいポイント。ザックの底に収納されているため、いざという時にさっと取り出して使えます。品質と価格のバランスに優れた、初心者に最適なザックです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | Columbia |
商品 | キャッスルロック20Lバックパック II |
価格 | ¥8,800(税込) |
7. Haglöfs (ホグロフス) / Vide 20
北欧デザインが光る、機能美あふれるデイパック
スウェーデン発のアウトドアブランド、ホグロフスが作る、機能性とデザイン性を両立したデイパックです。耐候性と耐久性に優れた100%リサイクル素材を使用。内外に多彩なポケットを配置し、街から山まで様々なシーンの要求に応えます。
内部ハイドレーションブラダースリーブはコンピュータースリーブとしても機能します。クリーンで洗練された北欧デザインは、アウトドアウェアだけでなく、普段のファッションにも自然に馴染むユーティリティ性の高さが魅力です。
項目 | 詳細 |
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ブランド | Haglöfs |
商品 | Vide 20 |
価格 | ¥17,600(税込) |
8. Deuter (ドイター) / ヴァートレイル 16
ベストのように着る、究極のフィット感
トレイルランニングベストのフィット感と、バックパックの収納力を融合させた革新的なモデルです。幅広のショルダーストラップが体を包み込むようにフィットし、激しい動きでも荷物が揺れにくいのが最大の特徴。まるで体の一部になったかのような一体感で、ストレスのない行動を可能にします。
ショルダーストラップには、フラスク(携帯用の水筒)やスマートフォン、行動食などを収納できるポケットを多数配置。ザックを下ろすことなく、必要なものにアクセスできます。より速く、より軽快に山を楽しみたいスピードハイカーやトレイルランナーにおすすめのモデルです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | Deuter |
商品 | ヴァートレイル 16 |
価格 | ¥30,800(税込) |
9. EXPED (エクスペド) / Cloudburst 15
完全防水が魅力の超軽量ロールトップパック
スイスブランドが誇る、完全防水仕様のロールトップ型バックパックです。軽量ながらも丈夫な生地を使用し、開口部を巻いて閉じることで、雨や水しぶきから荷物を確実に保護します。容量15Lは、荷物を切り詰めたミニマムな日帰りハイクに最適です。
シンプルな構造ながら背面にはパッドが入っており、最低限の背負い心地を確保。雨天が予想される日のハイキングや、沢沿いを歩くルート、また旅行先でのサブザックとしてなど、その防水性が様々なシーンで安心感をもたらします。
項目 | 詳細 |
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ブランド | EXPED |
商品 | Cloudburst 15 |
価格 | ¥13,200(税込) |
10. SALOMON (サロモン) / XT 15
トレランのDNAを受け継ぐ、軽快パック
トレイルランニングの世界で絶大な支持を得るサロモンが、その技術を活かして開発した軽量バックパックです。体にフィットするベスト型のハーネス構造と、ストレッチ性の高い素材を採用。抜群の安定感と動きやすさで、ハイキングやサイクリングなど、様々なアクティビティに対応します。
容量は15Lとコンパクトですが、フロントのストレッチポケットやハーネスのボトルホルダーなど、収納力は見た目以上。荷物を厳選し、身軽に行動したいミニマリストや、軽快な山歩きを楽しみたい方にぴったりのモデルです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | SALOMON |
商品 | XT 15 |
価格 | ¥13,200(税込) |
11. Mystery Ranch (ミステリーランチ) / クーリー20
唯一無二の3ジップアクセスがもたらす機能性
米軍にも採用されるほどのタフさと機能性で知られるミステリーランチ。その象徴とも言えるのが「3ジップデザイン」です。Y字に配置された3つのジッパーが、バックパックをスーツケースのように大きく開くことを可能にし、どこに詰めた荷物でも一瞬でアクセスできます。
「ザックの底に入れた荷物が取り出せない」という登山中のストレスを、この革新的なデザインが解決してくれます。日帰りハイクに最適な20Lサイズで、軽量ながらもブランドならではの堅牢な作りは健在。唯一無二の機能美を持つ、個性派ザックです。
項目 | 詳細 |
---|---|
ブランド | Mystery Ranch |
商品 | クーリー20 |
価格 | ¥28,600(税込) |
12. MAMMUT (マムート) / Lithium 20
非の打ち所がないオールラウンド・バックパック
軽量性と背負い心地、機能性の全てを高いレベルで満した、まさに優等生と呼ぶにふさわしい多機能バックパックです。背面には、3D EVAフォームに空気の通り道(エアチャンネル)を設けることで、高いフィット感と優れた通気性を両立。長時間の歩行でも快適さが持続します。
サイドのメッシュポケットやヒップベルトのジッパー付きポケットなど収納も豊富で、トレッキングポールキャリアも備えています。初心者から経験者まで、どんな人にもおすすめできるバランスの取れた定番モデルです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | MAMMUT |
商品 | Lithium 20 |
価格 | ¥18,700(税込) |
日帰り登山ザック選びのよくある質問
ここでは、日帰り登山ザック選びに関する疑問や不安にお答えします。
Q1. 初心者です。まず何からチェックすれば良いですか?
A1. まずは「容量」と「フィット感」の2つを最優先でチェックしましょう。
日帰り低山登山であれば、容量は15L〜20Lが最適です。次に、お店で実際にザックを背負ってみて、自分の背中に合っているか(フィット感)を確認することが非常に重要です。この2点を押さえておけば、大きな失敗をすることは少なくなるでしょう。機能性は、その後で自分の好みやスタイルに合わせて選んでいくのがおすすめです。
Q2. ザックの価格帯はどれくらいが目安ですか?
A2. 日帰り用のザックは、8,000円〜20,000円程度が一般的な価格帯です。
価格の違いは、主に素材の性能(軽量性、耐久性、防水性)、背面構造の複雑さ、ブランドの知名度などによって生じます。
- 10,000円以下
登山に必要な基本機能を備えた、コストパフォーマンスに優れたモデルが多いです。 - 10,000円〜20,000円
各ブランドの主力モデル。軽量な素材や通気性の高い背面構造など、より快適性を高める機能が搭載されています。
初心者のうちは10,000円前後のモデルから始め、経験を積む中でより高機能なモデルにステップアップしていくのも良いでしょう。
Q3. 男性モデルと女性モデルの違いは何ですか?
A3. 主に「背面長」「ショルダーハーネスの形状」「ヒップベルトの角度」が異なります。
一般的に、女性は男性に比べて小柄で、骨格も異なります。そのため、女性モデルは以下のような特徴を持っています。
- 背面長: 短めに設計されています。
- ショルダーハーネス: 胸のふくらみを避けるように、S字にカーブした形状になっています。
- ヒップベルト: 骨盤の形に合わせて、角度がつけられています。
体格に合うのであれば性別は問いませんが、特に小柄な方や女性は、女性モデル(ウィメンズモデル)を試着してみることを強くおすすめします。
Q4. ザックのお手入れ方法を教えてください。
A4. 基本は「使用後の拭き掃除」と「陰干し」です。
登山後は、土や泥で汚れていることが多いです。固く絞った濡れタオルで汚れを拭き取り、風通しの良い日陰でしっかりと乾かしましょう。特に、汗が付着しやすいショルダーハーネスや背面パネルは念入りに拭いてください。汚れがひどい場合は、ザック専用の洗剤を使い、ぬるま湯で優しく手洗いします。洗濯機や乾燥機の使用は、生地を傷める原因になるため避けましょう。
Q5. 登山ザックはどこで買うのがおすすめですか?
A5. フィット感の確認が最も重要なので、品揃えが豊富な「登山用品専門店」での購入がおすすめです。
登山用品専門店には、専門知識を持ったスタッフがいます。自分の体格や登山のスタイルを伝えれば、最適なザック選びを手伝ってくれます。また、店内には実際に重り(ウェイト)が用意されており、荷物が入った状態に近い背負い心地を試すことができます。オンラインストアで購入する場合でも、一度店舗で同じモデルを試着しておくと、失敗のリスクを減らせます。
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