
インナーダウンの選び方|快適な登山を実現する女性向けおすすめ7選

FUNQスタッフ
- 2025年09月09日
「山の寒さ対策って、何をどれくらい着ればいいの?」「インナーダウンが欲しいけど、種類が多すぎて選べない……」
そんなお悩みを持つ登山初心者の女性は多いのではないでしょうか。
インナーダウンは、登山の体温調節に欠かせない重要なアイテムです。しかし、専門用語が多く、どれが自分に合っているのか判断するのは難しいですよね。
この記事では、初心者の方でも分かりやすいインナーダウンの選び方の3つのポイントから、2025年最新のおすすめモデル7選までを徹底解説します。
この記事を読めば、あなたにぴったりの一着が見つかり、次の登山がもっと安全で快適になるはずです。
インナーダウン選び3つの重要ポイント
まずは、数ある製品の中から自分に最適な一着を見つけるための、3つの選び方ポイントを解説します。
1. 中綿の種類で選ぶ:「ダウン」と「化繊」の違いを知ろう
インナーダウンの中綿(インサレーション)には、大きく分けて「ダウン」と「化学繊維(化繊)」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解することが、最適な一着を選ぶ第一歩です。
ダウン(天然素材)
- メリット: 軽いのに非常に暖かく、小さく収納できるのが最大の特徴です。保温性と携帯性を重視するならダウンが最適です。
- デメリット: 水に濡れると保温力が著しく低下し、乾きにくいという弱点があります。
化繊(化学繊維)
- メリット: 水に濡れても保温力が落ちにくく、速乾性に優れています。自宅の洗濯機で気軽に洗えるモデルが多いのも嬉しいポイントです。
- デメリット: 同じ保温力のダウンと比較すると、重くてかさばる傾向があります。
最近では、両方の長所を組み合わせたハイブリッドタイプも増えています。汗をかきやすい脇の下や濡れやすい肩部分に化繊を、保温性を重視したい胴体部分にダウンを使うなど、より快適性を追求したモデルです。
2. 暖かさの指標「フィルパワー(FP)」をチェック
ダウン製品のスペックで必ず目にするのが「フィルパワー(FP)」という単位です。これは、ダウンの「かさ高さ」を示す数値で、数値が高いほど、少ない量でたくさんの空気を含むことができ、結果的に軽くて暖かいことを意味します。
- 〜600FP: タウンユースやキャンプ向け
- 600〜800FP: 登山のインナーダウンとして十分な性能。初心者はこの範囲を目安にするのがおすすめです。
- 800FP〜: 高品質で非常に軽量。冬山登山など、よりシビアな環境に対応できます。
価格はフィルパワーに比例して高くなる傾向がありますが、700FP前後のモデルでも登山のミドルレイヤーとしては十分な保温性を備えています。自分の登る山の季節や標高に合わせて選びましょう。
3. 用途で変わる「形」で選ぶ:フードの有無とネック形状
インナーダウンの形状は、主に「フード付き」「フードなし(ジャケット)」「首元がすっきりした襟なし」に分かれます。
- フード付き: 頭や首元までしっかり保温でき、防寒性が最も高いタイプです。アウターとして一枚で着る場面でも活躍します。
- フードなし(ジャケット): 重ね着(レイヤリング)しやすいのが特徴です。上にレインウェアやアウターを羽織る際に、フードが干渉せず首元がごわつきません。
- 襟なし(ラウンドネック/Vネック): 中間着として着たときに、アウターの襟元と干渉せず、すっきりとした見た目になります。汎用性が高く、普段使いもしやすいデザインです。
どのタイプを選ぶかは、アウターとの組み合わせや、どのようなシーンで一番使いたいかを考えて決めると良いでしょう。
編集部が厳選!女性向けインナーダウンおすすめ7選
それでは、選び方のポイントを踏まえて、登山初心者から経験者まで満足できる最新のおすすめインナーダウンを7モデルご紹介します。
1. Patagonia (パタゴニア) / ウィメンズ・ダウン・セーター【定番中の定番!環境にも優しい信頼の一着】
インナーダウンの王道とも言える、絶大な人気と信頼を誇るモデルです。800フィルパワーの高品質なダウンを使用し、軽量ながら抜群の保温性を実現。表地には、漁網をリサイクルした丈夫な素材「ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%」のリップストップを採用しており、機能性だけでなく環境への配慮もパタゴニアならではの魅力です。登山から普段使いまで、あらゆるシーンで長く使える、最初の一着に最適なインナーダウンです。
ブランド | Patagonia (パタゴニア) |
商品 | ウィメンズ・ダウン・セーター |
価格 | ¥38,500(税込) |
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2. The North Face (ザ・ノース・フェイス) / サンダーラウンドジャケット レディース【ダウンと化繊のいいとこ取り!最強ハイブリッド】
ダウンの高い保温性と、化繊の濡れへの強さを両立したハイブリッドダウンです。中綿には、撥水加工を施したクリーンなダウンに、遠赤外線で保温効果を発揮する光電子ファイバーと撥水ポリエステルファイバーをブレンドしています。これにより、ダウンの弱点である濡れを克服し、行動中も休憩中も快適な状態をキープ。首回りがすっきりと見えるラウンドネックタイプで、表生地はソフトでしなやかな着心地に。ポケットに本体を収納できるポケッタブル仕様も嬉しいポイントです。
ブランド | The North Face (ザ・ノース・フェイス) |
商品 | サンダーラウンドジャケット レディース |
価格 | ¥31,900(税込) |
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3. Teton Bros. (ティートンブロス) / Luft Jacket【驚異的な軽さと暖かさを両立!超軽量ダウンジャケット】
Mサイズでわずか185gという驚異的な軽さを実現した、ユニセックスの超軽量ダウンジャケットです。中綿には800フィルパワーの高品質な撥水ダウンを65g使用しており、その軽さからは想像できないほどの優れた保温性を発揮します。生地には軽量で引き裂きに強い7Dのリサイクルナイロンを採用。軽量性と携行性を高めるため、フルジップではなくプルオーバーにデザインされている点もポイント。少しでも荷物を軽くしたいUL(ウルトラライト)志向の登山者や、スピードを求めるアクティビティに最適です。
ブランド | Teton Bros. (ティートンブロス) |
商品 | Luft Jacket |
価格 | ¥30,800(税込) |
公式サイト | 公式サイトで見る |
4. Marmot (マーモット) / W’s 750FP Prime Down Jacket【アウターにも最適!高品質ダウンを手軽に楽しむエントリーモデル】
シェルに防水性の高い20Dのナイロン素材を、中綿に750フィルパワーの撥水ダウンを使用しており、登山のインナーとしてもアウターとしても十分に使えるモデル。シンプルなデザインで着回しやすく、初めてのインナーダウンとして非常にコストパフォーマンスが高い一着です。無駄を削ぎ落とした設計で、軽量性とコンパクト性にも優れています。
ブランド | Marmot (マーモット) |
商品 | W’s 750FP Prime Down Jacket |
価格 | ¥19,800(税込) |
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