
Japan Bike Show2025でコレeかも!と思った電動アシスト自転車たち

eBikeLife編集部
- 2025年10月17日
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10月15~16日に、東京・有明の GYM-EX(ジメックス) で開催されたJapan Bike Show 2025。自転車の完成車やパーツを扱う業界関係者向けのB2B展示会で、会場では各種メーカー・サプライヤーが最新商品や技術を展示し、業界内の商談・情報交換の場となった。
一般車など含めると自転車業界の主流は、電動アシスト自転車。展示会場もやはり電動関連が多めで、このあたりは世界の潮流でもある。日本でもその割合は増加傾向にあり、勢いは増していると感じる。
注目を集めていた、スマチャリ

会場で注目を集めていたのは、スマチャリ(SmaChari)だ。ホンダが開発した「既存の自転車に後付け可能な電動アシストユニット+スマートフォンアプリ」のシステム。システムが搭載されたeバイクも発売されているが、2025年10月から「SmaChari Kit」として電動ユニット+ソフトウェアをパッケージ化し、自転車販売店やメーカー向けに供給を開始することで話題を集めている。

これにより、スポーツバイク、シティバイク、小径車など幅広いタイプの自転車に対応可能となる。SmaChari Kitは、販売店で装着することになる。つまり愛車を持ちこんでスマチャリ化が可能に、これは自転車マニアもいろいろ夢想してしまう。
eバイク関連パーツのサプライヤーも増えてきた。目新しいドライブユニットメーカー、Okawa。世界最大の電動モビリティー中国企業、YADEAのドライブユニット開発部門が独立して立ち上がった会社とか。Bafangに次ぐ中国ユニットとして成長するかもしれない。
売れそうな匂いがするモデルたち
太陽誘電の次世代回生電動アシストシステムFEREMOを搭載した、クロスバイクスタイルの丸石自転車「STERNA」。車輪の回転で充電するので、家庭用電源からの充電なしで1000㎞走れるという。日常的な使用なら、ほぼ充電なしで運用できるというのがスゴい。積載力高め&スタイリッシュなフォルムで人気が出そう。
BESV × CHROME のコラボモデル。バッグブランド CHROME の都市的・ストリート志向と、eBIKE ブランド BESV の技術・美意識を融合させたリミテッドエディションとなる。ベース車体は 高い走行性能の小径人気モデルBESV の PSA2 を採用、加えてスタイリッシュで売れそう。価格は28万円で150台限定。
「LOG WAGONe(ログ ワゴンe)」は、サイクルベースあさひのオリジナルブランド「LOG」が手がけた電動アシスト付きミニベロスタイルの積載特化モデル。ログワゴンというアウトドアスタイルの自転車があったが、電動化したところ大人気となったという。積載力あるので、子乗せ仕様にしてちょっとワイルドなお父さん仕様にする人も多いそう。16万2800円とベースな価格なのも嬉しい。
街でよく見るあのタイプも型式認定取得済み




電動アシスト自転車の「型式認定」は国家公安委員会が定める基準に基づき、モーター出力やアシスト比などが道路交通法に適合しているかを確認する制度だ。公益財団法人日本交通管理技術協会が試験・認定を行い、認定車には「型式認定マーク」が貼付される。これにより、アシスト上限(時速24kmで出力ゼロ)や安全基準を満たした公道走行可能な電動アシスト自転車であることが保証される。
渋谷界隈でよく見る、ちょっと押し出し強めな極太タイヤの電動アシスト自転車たち。中には違法なものもあって摘発が進んでいるが、ショーに展示されていたこれらのタイプは、ほぼすべて型式認定を取得していた。警察は、まず型式認定マークをチェックするので、認定済みのモデルを選びたい。
いま電動アシストが面白い
JAPAN BIKE SHOWの会場では、通勤・通学向けの軽快車から、スポーツ走行を意識したeバイク、さらにはカーゴタイプや折りたたみモデルまで、多彩な電動アシスト自転車が勢ぞろいしていた。ライフスタイルを広げる次世代のモビリティとして、その可能性が一段と広がった展示となった。過渡期にありながらも、多彩。新製品ウォッチングとしては、自転車で今いちばん面白いかもと思った。
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