
【100楽山/中山連山】新しい年を始める山。私の好きな冬の低山歩き
ランドネ 編集部
- 2025年11月27日
標高の高い山で雪が降り始めると、冬の低山歩きシーズンが到来します。ここでは、冬でも雪が積もりにくく、気軽に日帰りハイクが楽しめる山を紹介。今回は、毎年のように家族との初詣ハイクを楽しんでいる清水裕紀子さんに教えていただきました!
家族で行く、初詣ハイク
年明けは、家族で中山連山ハイクをするのが我が家の定番です。兵庫県宝塚市の北部に位置する中山連山は「中山さん」と呼ばれ、地元民に愛されている山。ふもとには安産祈願で有名な中山寺、火の神として知られる清荒神最澄寺があり、お正月に摂取したカロリーを消費しつつ初詣ができるという、なんとも合理的なイベントなのです。
山本駅からスタートしてロックガーデンを登ったり、清荒神最澄寺へ下山したりと、気分に合わせてルートが選べるのも中山連山の良いところ。今回は、阪急中山観音駅からすぐの中山寺からスタート。登りはじめは急な階段が続きます。
「次、ま!やで!」と息子。家族登山恒例のしりとりの順番が回ってきたので「まんとひひ!」と言葉を返します。しりとりになると、普段使わないしりとり用の名詞が急に出てくるのは何なんでしょうね。
すれ違うハイカーさんたちと「こんにちは!」のごあいさつ。シャイな子どもたちですが、山のあいさつは小さいときからの習慣だからか自然と出てきます。しばらく登ると「恐竜岩」に到着。本当の名前は「夫婦岩園地」。恐竜っぽい岩があるので子どもたちが名付けたお気に入りのスポット。天気がよければここから大阪平野を一望できます。

真冬とはいえ登っていると汗をかくので、きりっと冷えた空気が心地よい。おやつで一服して奥の院を目指します。奥の院までは参拝の方も多く、整備された石段が続きます。ところどころ毛糸の帽子を被ったお地蔵さんがおられてかわいらしい。子どもたちと学校の話や友だちの話、いままでに行った山の話をしながらのんびりと。家族でゆっくり話ができるのも登山の良いところ……と思っていたら、斜度がゆるむと走り出す人たち。置いていかれる私。
熊よけに携帯している熊鈴「鈴モン」は子どもたちの所在確認にも役立ちます。チリンチリンと息子くんが戻ってくる音。迎えに来てくれたようです、優しいなあ。



奥の院から山頂までは気持ちのいい森林浴。足元の枯葉のなかに鮮やかな赤が混じり、顔を上げると立派な椿。冬の赤ってひときわ艶やかで美しいですね。
山頂で休憩していると、子どもたちはお寺の出店でなにを食べるか相談中。お腹が空いてきたせいで心なしか、いや、ものすごく下山のスピードが早い。

下山後のお楽しみ
下山したら、中山寺に初詣へ。バタバタとすぎてゆく12月、あれよあれよと越してしまう年ですが、ここで鐘を鳴らすと「新しい1年が始まるんだな」という実感が湧きます。
お正月の時期なので境内はたくさんの出店でにぎやか。猛スピードで下山した子どもたちが目指す先は「飴やさん」。量り売りなので、お小遣いをオーバーしないようにどれだけ詰められるかが腕の見せどころ。
これでお正月の暴飲暴食をリセットできたな、と満足しながら飴を舐め、たい焼きを頬張る。そんな感じの山歩きが、毎年の恒例行事です。
おすすめのルート
中山観音駅~中山寺~中山寺奥の院~中山山頂~中山観音駅(歩行時間:2時間30分)
紹介してくれたのは

WONDER WORKS / 清水 裕紀子
兵庫県在住。好きなものは、本、服、自転車、山。アウトドアギアブランド『WONDER WORKS』オーナーと、グラフィックデザイナーをしている。自転車リフレクター「リフレクターモンスターズ」、消音できる熊鈴「鈴モン」、虹色に反射する蛾のリフレクター「mothmoth」など、世の中にありそうでない、あったらいいモノを企画制作している。
■SNSアカウント
Instagram:@wonderworks_designandgear
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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