
登山用レディースダウンおすすめ12選!【2025年】最強モデルと選び方を紹介
FUNQスタッフ
- 2025年11月18日
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冬の登山。息をのむような美しい雪景色が待っていますが、同時に厳しい寒さとの戦いでもあります。
「寒いのは嫌だけど、どのダウンを選べばいいか分からない」
「レディースモデルは種類が多すぎて、自分に合う一着が見つからない」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、登山とアウトドアの知識を持つライターが、2025年の最新情報に基づき、冬の登山に最適なレディースダウンジャケットの選び方を徹底解説します。さらに、初心者向けから上級者向けの本格モデルまで、「最強」と呼ぶにふさわしいおすすめ12モデルを厳選しました。
この記事を読めば、あなたの登山スタイルにぴったりの一着がきっと見つかります。
【監修】スタイリスト 東 美穂
本記事は、アウトドア専門誌『ランドネ』などでも活躍し、登山歴10年以上のスタイリスト東美穂さんの監修のもとで作成しました。豊富な経験を活かし、登山に必要なウェアや道具のアイテム選びを解説します。
登山用レディースダウン 選び方のポイント
冬の登山で命を守る装備ともいえるダウンジャケット。機能やスペックを表す専門用語も多いですが、ポイントを押さえれば簡単です。以下の5つの基準で選びましょう。
1. 保温力:「フィルパワー(FP)」と「ダウンの量」が鍵
ダウンの品質を示す単位に「フィルパワー(FP)」があります。これはダウンが膨らむ力を数値化したもので、数値が高いほど、少ない量でたくさんの空気を含むことができ、軽量で暖かいダウンといえます。
- 600~700FP: 良質なダウン(街着や低山向け)
- 800FP以上: 高品質なダウン(本格的な登山向け)
- 1000FP: 最高品質のダウン(超軽量モデル)
ただし、FPが高い=最強に暖かい、とは限りません。保温力は「FP × ダウンの封入量」で決まります。FPが高くてもダウンの量が少なければ(軽量モデル)、FPが低くてもダウンの量が多ければ(防寒パーカ)暖かい、ということもあります。厳しい寒さが続く真冬の山では、800FP以上の上質ダウンがしっかり詰まったモデルが、心強い相棒になってくれます。
2. 濡れ対策:「撥水ダウン」と「表地の素材」
ダウンジャケットの最大の弱点は「水濡れ」です。ダウンは濡れると膨らむ力(ロフト)を失い、保温力が著しく低下します。
雪山登山では、汗や外からの雪でダウンが濡れるリスクがあります。
- 撥水ダウン: ダウン自体に撥水加工を施し、濡れにくくしたもの。
- 表地の素材: 撥水性・防風性の高い素材が使われているか確認しましょう。特に「GORE-TEX INFINIUM™ WINDSTOPPER®(ゴアテックス インフィニアム ウィンドストッパー)」などは、高い防風性と耐水性を持ち、ダウンを雪や風から守ります。
3. 構造:「ボックス構造」と「シングルキルト」
ダウンの保温性を左右するのが内部の構造です。
- シングルキルト構造(縫い通し):
表地と裏地を直接縫い合わせるシンプルな構造です。軽量・コンパクトに作れますが、縫い目(コールドスポット)から熱が逃げやすいのが難点です。中間着や軽量ダウンに多く採用されます。 - ボックス構造(箱 マチ):
ダウンを封入する部屋が立体的な「箱」のようになっています。熱が逃げるコールドスポットが少なく、ダウンの膨らむ力を最大限に活かせるため、非常に暖かいのが特徴です。厳冬期用の本格的なモデルに採用されます。
4. 用途:休憩時の「保温着」か行動中の「行動着」か
冬の登山では、基本的に行動中(歩いている時)にダウンジャケットは着ません。汗をかきすぎると、その汗が冷えて低体温症のリスクが高まるからです。
- 保温着(ビレイパーカ):
休憩中やテント場、山頂などで体を冷やさないために羽織る、厚手のダウン。厳冬期の登山では必須です。 - 行動着(アクティブインサレーション):
行動中に着ることを想定した、通気性の高い化繊や、ダウンと高品質のハイブリッドジャケット。
この記事で主に紹介するのは、休憩時に体を守る「保温着」としてのダウンジャケットです。
5. フィット感:女性モデルならではの「シルエット」
レディースモデルを選ぶ最大のメリットは、女性の体型に合わせた立体裁断が施されている点です。体にフィットしないダウンは、隙間から冷気が入り込み、保温効率が下がります。
ウエストがシェイプされていたり、ヒップ周りにゆとりがあったりするモデルは、デッドエア(暖かい空気の層)を逃さず、動きやすさも両立しています。試着できる場合は、フリースなどの中間着を着た上で羽織り、フィット感を確認するのがおすすめです。
編集部が厳選!最強レディースダウンジャケットおすすめ12選
2025年の最新モデルから、厳しい冬の登山に対応できる最強のレディースダウンジャケットを12点厳選しました。
1. THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) /ビレイヤーパーカ
2024年モデル復刻、限定デザインの最強保温着
冬のクライミングのビレイ時など、停滞時の保温性に配慮したダウンジャケットです。これは2024年秋冬シーズンのBelayer Parkaを復刻した限定モデルにあたります。
表地には、防風性のある「GORE-TEX WINDSTOPPER®」の2層素材を採用し、強風をブロック。中わたには、光電子加工を施した「はっ水光電子プロダウン」を封入し、濡れへの耐性も確保しています。
2025年の新型(EX Belayer Parka)よりもミニマルなデザインでありながら、裏地の配色が目を引く、遊び心を感じさせるデザインが特徴。本格的なクライミングや登山をはじめ、幅広いフィールドで活躍が期待できる一着です。
| ブランド | THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) |
| 商品 | ビレイヤーパーカ (Belayer Parka) [2024年復刻モデル] |
| 価格 | ¥77,000(税込) |
2. Arc’teryx (アークテリクス) / ソリウム ジャケット ウィメンズ
耐久性と汎用性を両立した、あなたの「お気に入り」
大空の下で快適に過ごすためにダウンの保温力が必要。そんな時に頼りになるソリウムは、あなたのお気に入りになること間違いなしの一着です。機能性、快適な着心地、耐久性を追求し、保温性が高く厚みのある750フィルパワーのレスポンシブルグレーグースダウンと、軽量で耐摩B耗性に優れたArato™ 30 ナイロンのシェルを採用しています。ダウン コンポジット マッピング技術により、湿気のこもりやすい部分にCoreloft™合成素材インサレーションを効果的に配置。DWR(耐久撥水)加工で撥水性を高めています。バイオ由来のライナーで石油の使用量を削減し、豊富なポケットで収納力も抜群です。
| ブランド | Arc’teryx (アークテリクス) |
| 商品 | ソリウム ジャケット ウィメンズ (Thorium Jacket Women’s) |
| 価格 | ¥75,900(税込) |
3. MAMMUT (マムート) / アイガー ノードワンド ライト ダウン
900FPとハイブリッド構造、修理も可能な究極のアルパインダウン
気温の低い日に最適な、薄くて軽いインサレーション。マムートの最上位ライン「Eiger Nordwand」コレクションのアイテムで、その品質はアスリートのお墨付きです。
最大の強みは、900cuinフィルパワーのDRY DOWNと、濡れやすい部位に配置されたG-LOFT® ECO EVOX合成素材によるハイブリッド構造。湿った環境でも高い保温性を実現します。表地は耐摩耗性と防水性に優れるPertex® Quantum (Diamond Fuseテクノロジー)を採用。ヘルメット対応フードやハーネス対応ポケットはもちろん、修理しやすいファスナーやリペアキットが付属する「修理対応デザイン」も特徴。何シーズンにもわたって使い続けられる、頼れる万能アイテムです。
| ブランド | MAMMUT (マムート) |
| 商品 | アイガー ノードワンド ライト ダウン フーデッド ジャケット Women |
| 価格 | ¥88,000(税込) |
4. Arc’teryx (アークテリクス) / セリウム ジャケット ウィメンズ
850FP、羽のように軽いアイコニックな一着
寒冷な高山での使用を想定したミッドレイヤーとして、休憩時には保温レイヤーとして。アイコニックなセリウムは、バックカントリーでのミッションを難なくこなすジャケットです。洗練されたデザインと環境に優しい素材使いが特徴で、優れた保温性とコンパクトな収納力、羽のような軽さが魅力です。850フィルのレスポンシブルダウンに加えて、コアロフト™合成素材を湿気がこもりやすい部分に配置。高品質な断熱性能を実現しています。リサイクル素材の15デニール Arato™ナイロンを使用した表面素材は、軽量で耐久性も抜群。すっきりとしたデザインながら立体構造を採用することで、動きやすく仕上げています。
| ブランド | Arc’teryx (アークテリクス) |
| 商品 | セリウム ジャケット ウィメンズ (Cerium Jacket Women’s) |
| 価格 | ¥64,900(税込) |
5. Mountain Hardwear (マウンテンハードウェア) / ゴーストウィスパラージャケット
世界が認めた超軽量ダウンの代名詞
「ゴーストウィスパー」という名の通り、”幽霊のささやき”のように軽く薄い、超軽量ダウンジャケットの代名詞的存在です。800FPの撥水ダウン(Q.Shield™ DOWN)を使用し、重量はわずか200g前後(モデルによる)。独自の極細ナイロン生地は、軽量ながら耐久性も備えています。コンパクトに収納できるため、冬山登山ではシェルの下に着る中間着として、また、もしもの時のための緊急用保温着としてザックに忍ばせておくのにも適しています。
| ブランド | Mountain Hardwear (マウンテンハードウェア) |
| 商品 | ゴーストウィスパラージャケット (Ghost Whisperer Jacket) |
| 価格 | ¥41,800(税込) |
6. Norrøna (ノローナ) / trollveggen superlight down850 Hood (W)
北欧の機能美、わずか220gの超軽量モデル
北欧ノルウェーのブランド、ノローナ。その中でも最も過酷なアルパインクライミングを想定した「trollveggen(トロルヴェゲン)」ラインの超軽量ダウンです。850FPの高品質撥水ダウンを使用し、重量はわずか220g。特徴的なのは、熱効率を高める独自のキルティングパターンと、体に吸い付くようなアスレチックフィット。北欧ブランドらしい鮮やかなカラーリングと、無駄を削ぎ落とした機能美が光る一着です。
| ブランド | Norrøna (ノローナ) |
| 商品 | trollveggen superlight down850 Hood (W) |
| 価格 | ¥59,400(税込) |
7. THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) / ウーゼルフーディ
動きやすさと保温性を両立した新世代ダウン
厳冬期の登山で、中間着としてもアウターとしても使える汎用性を追求したモデルです。メインには900FPの高品質ダウンを使用し、高い保温性を確保。一方で、汗をかきやすく動きが求められる脇や袖下には、ストレッチ性と通気性に優れるフリース素材を配置しています。これにより、ダウンジャケット特有の動きにくさや蒸れを軽減。行動と休憩を繰り返す冬の登山シーンに最適な設計です。
| ブランド | THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) |
| 商品 | ウーゼルフーディ (Usself Hoodie) |
| 価格 | ¥52,800(税込) |
8. MILLET (ミレー) / イーボル ライト ダウン 700 ジャケット
700FP撥水ダウンで濡れに強く、行動も可能に
フランスのアウトドアブランド、ミレーの軽量ダウンジャケット。700FPの撥水ダウンを使用し、急な天候変化や汗による濡れへの耐性を高めています。表地は軽量で引き裂きに強いパーテックス®を採用。ミレーらしい**女性的なシルエット**と、動きやすさを考慮した立体裁断が特徴です。冬の低山ハイクではアウターとして、厳冬期のアルパイン登山では中間着として、幅広いシーンで活躍します。
| ブランド | MILLET (ミレー) |
| 商品 | ウィメンズ イーボル ライト ダウン 700 ジャケット |
| 価格 | ¥48,400(税込) |
9. Marmot (マーモット) / 1000FP Ares Down Sweater
究極の品質、1000フィルパワーの暖かさ
その名の通り、1000FP(フィルパワー)という世界最高クラスのダウンを使用した、マーモットの意欲作です。1000FPダウンは、ごくわずかな量で驚くほどの保温性を発揮するため、製品を圧倒的に軽く作ることができます。余計な装飾を排したシンプルなデザインは、ダウンの品質で勝負するという自信の表れ。中間着として、または軽量性を重視する登山での保温着として、究極の品質を求める人におすすめです。
| ブランド | Marmot (マーモット) |
| 商品 | 1000FP Ares Down Sweater |
| 価格 | ¥46,200(税込) |
10. Foxfire (フォックスファイヤー) / PFユニットダウンジャケット
700FPとマットな質感、日本ブランドの安心感
落ち着きのあるマットな質感のウーリータイプの表地と、特殊断面構造により羽毛が吹き出しにくいピスティルファイバー裏地に、米国アライド社精製による700フィルパワーの良質グースダウンを封入した、高品質ダウンジャケットです。ユニットシステム対応で、アウターシェルのライナーダウンとしても活躍します。
| ブランド | Foxfire (フォックスファイヤー) |
| 商品 | PFユニットダウンジャケット |
| 価格 | ¥36,300(税込) |
11. KARRIMOR (カリマー) / cross grid down jkt
機能的なダイヤキルトと10D高耐久素材
クラシックなダイヤキルトは見た目のデザインだけでなく、横方向のダウンパック構造と比べて羽の偏りが起こりにくく、横方向へのつっぱりを軽減させる効果を持つ。10Dとしてはトップクラスの引き裂き強度とダウンプルーフ機能を持ったリップストップ素材を採用し耐久性を維持しつつ軽量化を実現。
| ブランド | KARRIMOR (カリマー) |
| 商品 | cross grid down jkt |
| 価格 | ¥34,980(税込) |
12. NANGA (ナンガ) / マウンテンロッジダウンジャケット(ウィメンズ)
860FPのSPDX使用、軽量・高保温なウィメンズモデル
山小屋や山岳ベースキャンプでの着用をコンセプトに軽さと保温力にこだわったウィメンズモデル。羽毛には軽くてボリュームのある860FP(フィルパワー)の高品質羽毛SPDX(ポーリッシュグースダウン)を使用しています。
表裏生地には環境に配慮した10dnのリサイクルナイロンを使用し、柔らかな着心地と効率的な保温性を実現。アームホールを太めに設定した立体的なカッティングで、腕まわりの可動域も確保しています。
左前見頃の内ポケットにジャケットを収納できるパッカブル仕様で携帯性も抜群。シェルと合わせるミドルレイヤーとしても、タウンユースのアウターとしても活躍する一着です。
| ブランド | NANGA (ナンガ) |
| 商品 | マウンテンロッジダウンジャケット(ウィメンズ) |
| 価格 | ¥39,600(税込) |
登山用ダウンジャケット選びのよくある質問
ダウンジャケット選びで迷いがちなポイントをQ&A形式で解説します。
Q1. 登山初心者です。最初の1着はどのレベルを選べば良いですか?
A. まずは「どの季節・どの山で使うか」を明確にすることが大切です。
もし「冬の低山ハイキング(日帰り)」での休憩時に使うのがメインであれば、800FPクラスの軽量ダウン(例:アークテリクス セリウム、マーモット 1000FP Ares)が汎用性が高くおすすめです。
一方で、「八ヶ岳やアルプスなど、本格的な雪山」に挑戦したい場合は、最初から「ビレイヤーパーカ」や「ソリウム ジャケット」のような、防風・耐水性のあるしっかりとした保温着を選ぶ方が、結果的に安全で経済的です。
Q2. 「フィルパワー(FP)」が高ければ高いほど良いのですか?
A. 必ずしもそうではありません。保温力は「FP × ダウンの量」で決まります。
FPは「ダウンの品質(膨らむ力)」を示す数値です。1000FPのダウンが50g入った超軽量ジャケットより、800FPのダウンが150g入ったジャケットの方が、総じて暖かくなります。
1000FPは「軽さ」に特化したモデル、800FP前後は「保温力と軽さのバランス」が取れたモデル、と考えると分かりやすいです。厳しい寒さと向き合う真冬の山では、800FPクラスのダウンがしっかり入った保温着が、安心感を与えてくれる頼もしい存在になります。重すぎず、でもきちんと暖かい。そんな一枚があると、冬の山時間がぐっと心地よくなります。
Q3. ダウンと「化繊」ジャケット、どちらが良いですか?
A. それぞれにメリット・デメリットがあります。
- ダウン:
・メリット: 軽い、コンパクトになる、保温力が高い(重量比)
・デメリット: 濡れると保温力が激減する、乾きにくい、価格が高い - 化繊(化学繊維):
・メリット: 濡れても保温力を維持しやすい、乾きが速い、洗濯しやすい
・デメリット: ダウンに比べ重い、かさばる、保温力がやや劣る
厳冬期登山の「保温着」としては、軽さと保温力を両立できるダウンが主流です。最近は「ビレイヤーパーカ」や「ソリウム ジャケット」のように、濡れに強い化繊とダウンを組み合わせたハイブリッドタイプが、頼もしさの点でぐっと存在感を増しています。天候が変わりやすい季節でも安心して使えて、“最強の一枚”として人気です。
Q4. ダウンジャケットの正しい洗濯・お手入れ方法は?
A. 専用洗剤を使い、手洗いが基本です。最も重要なのは「乾燥」です。
- 洗い: ダウン専用の洗剤(例:NIKWAXのダウンウォッシュ)を使い、ぬるま湯で優しく押し洗いします。
- すすぎ: 洗剤が残らないよう、しっかりすすぎます。
- 脱水: 軽く水を切り、バスタオルなどで水分を吸い取ります。(洗濯機で短時間脱水も可)
- 乾燥: ここが最重要です。 乾燥機(低温設定)に、テニスボール(または専用の乾燥用ボール)数個と一緒に入れ、ダウンがダマにならないよう、ほぐしながら完全に乾かします。
乾燥が不十分だと、臭いやカビの原因になり、ダウンの保温力も低下します。
Q5. レディースモデルを選ぶメリットは何ですか?
A. 女性の体型に合わせた「フィット感」と「動きやすさ」です。
レディースモデルは、単にサイズが小さいだけではありません。ウエスト部分がシェイプされていたり、ヒップや胸のラインに合わせて立体的に裁断されています。
体に正しくフィットすることで、ジャケット内の暖かい空気(デッドエア)を逃さず、保温効率が最大化されます。また、腕を上げたり、体をひねったり――登山では意外と細かな動きが多いもの。そうした山ならではの動きをしっかり受け止めてくれる設計だと、つっぱり感がなく、歩く時間がぐっと快適になります。
最適なダウンジャケットで冬の登山を快適に
この記事では、冬の登山用レディースダウンジャケットの選び方と、2025年最新のおすすめ12モデルを紹介しました。
記事のポイントは、次の3つです。
- 保温力: あたたかさの指標である「フィルパワー(FP)」に加えて、実は“ダウンの量”もとても大切。厳冬期に挑むなら、800FP以上でダウン量のしっかりしたモデルや、熱が逃げにくいボックス構造が心強い味方になります。
- 濡れ対策: ダウンが苦手とする“濡れ”を克服するため、撥水ダウンやGORE-TEX INFINIUM™などの高機能素材、そして化繊×ダウンのハイブリッドタイプが、近年ますます人気に。天候の変わりやすい冬山では、大きな安心材料になります。
- フィット感: レディースモデルならではの女性専用立体裁断は、保温効率を高めつつ、歩きやすさにも貢献。身体にすっと馴染むことで、長い行動時間でも快適さが続きます。
冬の登山は、装備選びがそのまま安全につながります。
今回紹介したポイントや各モデルの個性(保温力重視、軽さ重視、濡れへの強さなど)をヒントに、あなたの登山スタイルに寄り添う“最強の一着”を見つけてみてください。
監修者プロフィール
ファッション誌やウェブメディアを中心に活躍するスタイリスト。アウトドア専門誌『ランドネ』では、登山やアウトドアに必要なアイテム選びや、自然を快適に楽しむための知見を活かした記事を担当している。
山歩きが好きになったきっかけは、釣り場を求めてGoogleマップを片手に道なき道を歩き、岩場や沢を自ら開拓してきた体験。森林や苔、ガレ場、稜線など多彩な表情をのんびり楽しめる山を好み、現在もお気に入りの山を探しながら歩き続けている。
キャンプ・釣り・スノーボードなど幅広いアウトドアを実践し、実体験に基づいた「機能性と使いやすさを重視した登山アイテムの選び方」が多くの読者に支持されています。
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