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冬登山のレディース保温タイツ選び方|快適さと暖かさを叶えるおすすめ15選

冬の登山において、もっとも重要な装備の一つが「ベースレイヤー(肌着)」です。特に下半身の冷えは、パフォーマンスの低下だけでなく、低体温症などのリスクにも直結します。「冬登山」を安全かつ快適に楽しむためには、ただ暖かいだけでなく、かいた汗を素早く処理し、動きやすさを確保できる高機能な「タイツ」選びが欠かせません。

「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」「高い買い物だから失敗したくない」という悩みを持つ方は多いでしょう。本記事では、登山用品のトレンドと機能素材に精通した筆者が、2025年冬の最新モデルから厳選した15着をご紹介します。

初心者の方から、雪山に挑む上級者まで、あなたの登山スタイルに最適な「運命の一本」を見つけてください。

【監修】スタイリスト 東 美穂

本記事は、アウトドア専門誌『ランドネ』などでも活躍し、登山歴10年以上のスタイリスト東美穂さんの監修のもとで作成しました。豊富な経験を活かし、登山に必要なウェアや道具のアイテム選びを解説します。

冬用登山タイツ選びの3つのポイント

冬山用のタイツを選ぶ際は、以下の3つの基準を重視して比較検討することをおすすめします。

1. 素材の特性(ウール・化繊・ハイブリッド)

素材は保温性と汗処理能力を決定づけるもっとも重要な要素です。

  • メリノウール: 天然の調温機能と防臭性を持ちます。汗冷えしにくいため、運動量が一定の雪山ハイクや、冷え性の方に向いています。
  • 化繊(ポリエステル等): 吸汗速乾性に優れます。ラッセルや急登など、大量に汗をかくシーンでも素早く乾き、体温低下を防ぎます。
  • ハイブリッド: ウールと化繊を混紡した素材。両者のメリット(保温と速乾)をバランスよく兼ね備えており、近年の主流となっています。

2. 生地の厚み(ウェイト)

季節や気温に合わせて適切な厚みを選びましょう。

  • 中厚手(ミッドウェイト): 秋山から低山の冬山まで幅広く対応。汎用性が高く、最初の一本におすすめです。
  • 厚手(エクスペディション/サーマル): 厳冬期の高山や、極寒地での使用を想定したモデル。生地の密度が高く、裏起毛などで保温力を強化しています。

3. フィット感とサポート機能

登山は足を上げる動作の連続です。

  • 立体裁断・ストレッチ: 関節の動きを妨げない設計のものを選びましょう。試着時に屈伸をして、膝や腰に突っ張りがないか確認が必要です。
  • サポート機能: 膝や腰、股関節をサポートするコンプレッションタイツは、筋肉疲労を軽減したい方や、下半身の筋力に不安がある方におすすめです。

編集部が厳選!冬のレディース登山タイツおすすめ15選

2025年冬シーズンに販売されているモデルの中から、機能性・信頼性の高い15商品を厳選しました。

1. finetrack(ファイントラック) メリノスピンサーモタイツ

日本の冬山を変えたハイブリッドの傑作
ウールの保温調湿性と、高機能ポリエステルの吸汗速乾性を兼ね備えたハイブリッドモデルです。未防縮ウールを使用することで、洗濯するほどにふっくらと保温性が増すのが特徴。冬山登山で多くのガイドや愛好家に選ばれている定番です。

ブランド finetrack (ファイントラック)
商品 メリノスピンサーモタイツ
価格 ¥10,010(税込)

 

2. The North Face(ザ・ノース・フェイス) エクスペディションホットトラウザーズ

遠赤外線効果で極寒地でも温かさをキープ
体温を輻射して保温する「光電子」素材を採用した、同ブランドで最高レベルの保温力を持つ厚手タイツです。厚手ながらストレッチ性が高く、起毛感のある肌触りは快適そのもの。停滞時でも底冷えしにくい頼れる一本です。

ブランド The North Face
商品 エクスペディションホットトラウザーズ
価格 ¥11,000(税込)

 

3. Millet(ミレー) ワッフル ウール タイツ

空気の層をまとう、通気と保温の黄金比
高品質なメリノウールを70%使用し、コンピュータ編みによる「ワッフル形状」に仕上げています。生地の凹凸がデッドエア(動かない空気)を溜め込んで保温しつつ、運動中は適度に通気して蒸れを防ぎます。脇の縫い目がなくストレスフリーな着心地です。

ブランド Millet (ミレー)
商品 ワッフル ウール タイツ
価格 ¥16,500(税込)

 

4. Icebreaker(アイスブレーカー) メリノ 260 ファストレイ ハイライズタイツ

メリノウール100%の極上の暖かさとフィット感
ウール専業ブランドが誇る厚手(260g/m²)モデル。肌触りの良さは格別で、チクチク感はほとんどありません。ハイライズ設計でお腹周りまでしっかりカバーするため、女性にとって大敵な腰回りの冷えを効果的に防ぎます。

ブランド Icebreaker
商品
価格 ¥19,800(税込)

 

5. Arc’teryx(アークテリクス) サトロ メリノウール ボトム

耐久性と天然素材の快適さを融合したプレミアムモデル
アークテリクス独自の技術で、メリノウールの芯にナイロンを通すことで、天然素材の快適さを保ちながら耐久性を大幅に向上させています。美しいシルエットと動きやすさは、アルパインクライミングなどのハードなシーンにも対応します。

ブランド Arc’teryx
商品 サトロ メリノウール ボトム ウィメンズ
価格 ¥19,800(税込)※参考価格

 

6. Aclima(アクリマ) WARMWOOL LONGS WOMAN

北欧で愛され続けるウールアンダーの代名詞
ノルウェーのウール専門ブランド「アクリマ」のスタンダードモデル。19.5ミクロンの繊維を使用し、肌触りがより滑らかにアップデートされました。200g/m²の程よい厚みは秋から春まで長く使え、北欧ブランドらしい耐久性と保温力で、日本でもコアな登山者に支持されています。

ブランド Aclima (取扱:フルマークス)
商品 WARMWOOL LONGS WOMAN
価格 ¥16,500(税込)

 

7. MIZUNO(ミズノ) プレミアホットインナー ブレスサーモ Activeモデル 中厚 ロングタイツ

発熱素材のパイオニアが送る高機能・汗冷え対策モデル
体から出る水分を吸収して発熱する「ブレスサーモ」を使用した、ワンランク上の「プレミアホットインナー」シリーズ。中厚手ながら、肌面に撥水ポリエステルを使用することで汗を肌から引き剥がし、汗冷えを強力に防ぎます。冬山での運動量が多いシーンに最適な設計です。

ブランド MIZUNO
商品 プレミアホットインナー ブレスサーモ Activeモデル 中厚 ロングタイツ
価格 ¥7,590(税込)

 

8. CW-X(シーダブリュー・エックス) GENERATOR MODEL ホット

冬のカラダを守り抜く、下半身フルサポート・モデル
腰から脚までをフルガードし、マラソンやスキーなど負荷の強いスポーツに対応するハイエンドモデルです。CW-X独自のテーピング原理が、着地時の衝撃からひざを守り、運動時の筋肉疲労を軽減します。かさ高性のある「インレー組織」を採用したふんわり軽い裏起毛素材で、保温性も抜群。冬のアクティビティを快適にサポートします。

ブランド CW-X (ワコール)
商品 ジェネレーターモデル ホット (HZY219)
価格 ¥19,800(税込)

 

9. Mammut(マムート) トリフト ロング タイツ

ボディマッピング技術による適材適所の保温
メリノウールとポリアミドの混紡素材を使用。シームレス・テクノロジーにより、発汗の多い膝裏などは薄く通気性を高め、冷えやすい太ももは暖かくするなど、部位ごとに最適な編み方を採用しています。テクニカルな見た目も魅力です。

ブランド Mammut
商品 Trift Long Tights Women
価格 ¥17,600(税込)

 

10. Teton Bros.(ティートンブロス) WS MOB Wool Pant

厳冬期の汗冷えを防ぐ、立体裁断とハイブリッド素材の結晶
尾州の上質なウールを使用した「MOB Wool」シリーズのベースレイヤー。メリノウール88%、ポリプロピレン12%の配合により、高い通気性とドライな肌触りを実現し、危険な汗冷えを防ぎます。臀部や大腿部など筋肉の動きが大きい部位にも常にフィットする立体裁断を採用しており、激しく動いても、身体の動きにすっと寄り添ってくれる柔軟さがあるので、ストレスなく快適に歩けます。

ブランド Teton Bros.
商品 WS MOB Wool Pant
価格 ¥16,500(税込)

 

11. AXESQUIN(アクシーズクイン) Creare Merino 120 Tight

メリノの常識を覆す「あえて撚らない」新技術
革新的なウール素材「Nuyarn(ニューヤーン)」を採用。あえて撚りをかけない紡績技術により、一般的なメリノウールに比べて5倍の速乾性、35%の保温力向上、そして8.8倍の耐久性を実現しました。汗をかいても驚くほど早く乾くため、運動量の多い冬山ハイクやラッセルでもオーバーヒートせず、快適な体温を保ち続けます。

ブランド AXESQUIN (アクシーズクイン)
商品 Creare Merino 120 Tight
価格 ¥12,100(税込)

 

12. Columbia(コロンビア) ウィメンズ オムニヒート インフィニティ タイツ

金色のドットが体温を反射して効率的に保温
裏地にプリントされた金色のドット「オムニヒートインフィニティ」が体温を反射し、生地の厚み以上の暖かさを生み出します。通気性も確保されており、コストパフォーマンスに優れた冬のベースレイヤーとして人気です。

ブランド Columbia
商品 ウィメンズ オムニヒート インフィニティ タイツ
価格 ¥8,250(税込)

 

13. Houdini(フーディニ) Ws Desoli Light Tights

自然と一体化する「循環型」ウールタイツ
17.5μmのオーストラリア産スーパーファインメリノウールを100%使用した「Solid Merino™」素材は、羽毛のように柔らかく、着ていることを忘れるほどの快適さです。合成繊維を一切混紡していないため、生分解性があり、着古したら堆肥化できる究極のエコサイクルを実現。夏は涼しく冬は暖かい、通年使える万能な一本です。

ブランド Houdini
商品 Ws Desoli Light Tights
価格 ¥21,450(税込)

 

14. Goldwin(ゴールドウイン) ウールレギンス(C3fit)

日常から雪山までシームレスにつなぐ快適性
ウールとポリエステルをミックスし、コットンのような優しい肌触りを実現したレギンスです。C3fitの技術を活かしつつも、締め付けすぎない設計で、登山だけでなくスキー・スノーボードのインナーや、冬のキャンプなど幅広いシーンで活躍します。

ブランド Goldwin
商品 ウールレギンス
価格 ¥19,800(税込)

 

15. Foxfire(フォックスファイヤー) TS EX HEATスパッツ

「オクタCPCP」採用。軽さと暖かさ、蒸れにくさの最適解
中空で断面が8片に分かれた特殊構造のトリコット生地「オクタCPCP」を採用し、優れた保温性と蒸れにくさ、軽さを実現したインナースパッツ。側面や股下、足首にはストレッチ素材をハイブリッドすることでフィット感を向上。放電テープによる帯電防止仕様で、冬の乾燥時の不快な静電気も防ぎます。

ブランド Foxfire
商品 TS EX HEATスパッツ
価格 ¥10,780(税込)

冬登山用タイツ選びのよくある質問(Q&A)

冬登山用タイツ選びのよくある質問について、Q&A形式でお答えしていきます。ぜひ参考にしてください。

Q1. 初心者はまずどんなタイツを買うべきですか?

A. 「中厚手のハイブリッド素材」が失敗しません。
最初の一本には、ウールと化繊を混紡した「中厚手(Midweight)」のモデルをおすすめします(例:ファイントラックやティートンブロスなど)。保温性と速乾性のバランスが良く、秋から残雪期まで長く使えるため、コストパフォーマンスにも優れています。

Q2. ウール100%のタイツは手入れが大変ですか?

A. 以前より簡単になっていますが、ネット使用は必須です。
最近の登山用ウール製品は「ウォッシャブルウール」が主流で、家庭の洗濯機で洗えるものがほとんどです。ただし、毛玉や縮みを防ぐため、必ず洗濯ネットに入れ、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用することをおすすめします。柔軟剤は吸水性を落とすため使用を避けてください。

Q3. 価格の差はどこに出ますか?

A. 「耐久性」と「素材の質(肌触り)」に出やすい傾向があります。
高価なモデル(1万円以上)は、良質なメリノウールを贅沢に使用していたり、特殊な編み方で耐久性を高めていたりします。安価なモデルは化繊比率が高い傾向にありますが、速乾性には優れています。予算と重視する機能(着心地か、乾きの早さか)に合わせて選びましょう。

Q4. 普段のヒートテックなどは登山に使えますか?

A. 冬山登山ではおすすめしません。
一般的な発熱インナーは、汗を保持して発熱するレーヨンなどの素材が含まれていることが多く、大量に汗をかくと乾きにくくなり、急激な体温低下(汗冷え)を招く恐れがあります。命に関わることもあるため、必ずアウトドア専用のベースレイヤーを着用してください。

Q5. サイズ選びで迷ったらどうすればいいですか?

A. 基本はジャストサイズ、海外ブランドはサイズ表を要確認。
タイツは肌に密着していないと、汗を吸わず保温効果も発揮されません。少しきついかな?と感じる程度のフィット感が理想です。特に海外ブランド(アークテリクス、ノローナ、アイスブレーカーなど)は、日本サイズよりハーフサイズ〜ワンサイズ大きいことが多いため、公式サイトのヌード寸法を必ず確認してください。

冬の登山用タイツ選びの重要なポイント3つ

冬の登山用タイツ選びにおいて重要なポイントは以下の3点です。

  1. 素材選び: 汗冷え対策には「ハイブリッド」や「メリノウール」が有効。
  2. 目的の明確化: 運動量が多いなら「薄手・速乾」、保温重視なら「厚手」。
  3. フィッティング: 隙間のないジャストサイズを選び、機能を最大限に活かす。

今回ご紹介した15選は、どれも機能性に優れた信頼できるモデルばかりです。ご自身の登山スタイルや寒さへの耐性に合った一本を見つけ、安全で快適な冬の山旅を楽しんでください。

監修者プロフィール

東 美穂(スタイリスト)

ファッション誌やウェブメディアを中心に活躍するスタイリスト。アウトドア専門誌『ランドネ』では、登山やアウトドアに必要なアイテム選びや、自然を快適に楽しむための知見を活かした記事を担当している。

山歩きが好きになったきっかけは、釣り場を求めてGoogleマップを片手に道なき道を歩き、岩場や沢を自ら開拓してきた体験。森林や苔、ガレ場、稜線など多彩な表情をのんびり楽しめる山を好み、現在もお気に入りの山を探しながら歩き続けている。

キャンプ・釣り・スノーボードなど幅広いアウトドアを実践し、実体験に基づいた「機能性と使いやすさを重視した登山アイテムの選び方」が多くの読者に支持されています。

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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。

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