
秋の低山プチ縦走!三浦半島1DAYきっぷで行く、海と山の週末旅
Mt.ランドネメンバー
- 2025年11月28日
いつもの山歩きから、少し視点を変えて山を選んでみると、思わぬ発見や楽しみに出会えることがあります。Mt.ランドネメンバーがこの秋見つけた、山の楽しみ方とは?
久しぶりに三浦半島へ
毎年、11月は雲取山を歩くのが定番でした。けれど、今年はソロで行くことをためらって、なかなか出かけられずにいます。秋は、紅葉がきれいなのに……。そうだ、こんなときは海へ行ってみよう。海辺の山を歩き、せっかくだから観光もして。
ふと、春に歩いた三浦半島を思い出しました。調べてみると、11月1日は灯台記念日。三浦半島にある観音崎灯台でも、イベントが開催されていました。これは行くしかない!タイミングのよさにうれしくなり、週末、出かけることにしました。
1DAYきっぷで、海も山も灯台も
今回選んだのは、JR衣笠駅から京急長沢駅まで、衣笠山・武山・砲台山・三浦富士の4つを歩くコース。下山後に観音崎へ向かうことを考え、春に訪れたときに気になった、電車とバスが乗り放題の「三浦半島1DAYきっぷ」を使うことにしました。

町から山へと続く約4時間の道のりは、久しぶりの山歩きにちょうどよい距離。土の感触を確かめながら進みます。木々のあいだから見える凪いだ海は、やわらかな水色。そこには秋の気配がありました。
すれ違うハイカーも、それぞれの山歩きを楽しんでいるよう。もしかしたら、おなじ気持ちで三浦半島を選んだのかもしれない。交わすあいさつも、いつも以上に親しみを感じました。

下山後は、電車とバスを乗り継いで観音崎へ。バスを降りると潮の香りが漂ってきて、遠くに見える船からは、ボーッという汽笛の音が。打ち寄せる波の音を聞きながら、灯台まで15分。午後の展望デッキは空いていて、やわらかな陽射しにきらめく海を、のんびり眺めます。ときおり聞こえるピーヒョロロというトンビの鳴き声に、春の思い出がふっとよみがえりました。
思いきって、来てよかったなあ。

秋は紅葉と思っていたけれど、海辺の山歩きが新しい楽しみ方を教えてくれました。来年は、ほかの灯台にも行ってみようかな。そんな思いを胸に、観音崎をあとにしました。
今回歩いたルート
JR衣笠駅~衣笠山~武山登山口~武山~砲台山~三浦富士~京急長沢駅(歩行時間:約4時間)
■ 京急電鉄 おトクなきっぷ
https://www.keikyu.co.jp/visit/otoku/marugoto/
■ 海と灯台ウィーク
https://toudai.uminohi.jp/toudai-week2025/
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PROFILE
Mt.ランドネメンバー
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。



















