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あれこれ持たずに行けるから、自然のなかですごす時間が増えた!三春のやさしいキャンプ

福島県のほぼ真ん中、三春町に「日本にここだけ」のキャンプ場がオープン。そんなウワサを聞いた家族がキャンプ体験へ。普段はインドア派というご家族の“ほぼ初めてキャンプ”はどんな時間になるのだろう?

\家族揃ってのキャンプ、 じつはこれがほぼ初!/

Goma 中村亮子さん家族

フードにまつわる仕事を中心に、雑貨や食器のデザインなど幅広い分野で活躍する料理創作ユニット「Goma」の亮子さんと、カメラ大好きマサノリさん&なんでも知りたがりのトキ君の3人家族。亮子さん以外は、ちょっぴりアウトドアが苦手……。

Instagram:@ryocogoma

オートキャンプよりも快適な新スタイルに納得

「私はアウトドアが大好きなのですが、じつは夫はインドア派で家族でのキャンプは、ほとんどしたことがないんです」

そう話すのは、料理創作ユニットGomaの中村亮子さん。パートナーのマサノリさんと行った過去のキャンプでは、初夏だったにも関わらず夜半に氷点下となってしまい、それ以来マサノリさんはキャンプに対するハードルが上がってしまったのだとか。息子のトキ君も、夜の闇から聞こえてくる「ガサガサ」という風の音が怖くてよく眠れなかったという思い出が……。

そんな亮子さんファミリーが満を持して今回キャンプに訪れたのは、福島県三春町にある「アウトドアヴィレッジ三春」だ。

ショッピングもワクワクする体験もすべてが叶う場所

▲「モンベル 三春店」では、そびえ立つ高さ8メートルのピナクルでクライミングを体験することも可能。最初はゴールまでたどり着けなかったトキ君だったが、何度もチャレンジして最後には自分だけの力で見事ゴール。「もう手が痛い……けど、登れてうれしい」とトキ君

このキャンプ場の最大の特徴は、全国でもここにしかない「ユニットキャンプサイト」があること。各サイトのユニット内には、水道、キッチン台、収納棚のほか、小型の冷蔵庫にトイレ、なんとシャワーまで完備されている。

「設備が整ったここなら、私たち家族でも安心してキャンプできるかなと思って。あと、キャンプでの料理ってテーブルがうまく組み立てられなかったりと、なにかと大変じゃないですか。でもこのユニットには備え付けのキッチンがあって、家みたいに立って料理ができるのがとてもラクですね」

▲隣接する「三春の里 田園生活館」では、地元の野菜やフルーツ、地酒、クラフトビールなどを販売している。都市部ではなかなか出会えないめずらしい野菜も販売され、亮子さんが「あ!この野菜があるなら、あのメニューも作ろうかな!」と声を弾ませる場面も
▲2025年4月に「モンベル 三春店」が施設内にオープン。東北最大級の広さを誇る店内には、キャンプや登山用品はもちろん、子どもの遊び道具やさまざまなアクティビティ用品も揃う。「かわいくて、思わず買っちゃいました」と亮子さんはTシャツを購入

キャンプ客は「三春の里 田園生活館」の大浴場を無料で利用できるのもうれしい。ただ、この夜はホロ酔い気分となってしまった亮子さんご夫婦。シャワーで汗を流し、大浴場は翌日に入ることに。夕飯を食べ、シャワーを浴びたら就寝。頭上には満天の星が広がっていた。しかし、夜中になるとキャンプ場には強風が吹き荒れてきた。そんななか、「風の音が怖い」と話していたトキくんも、今回は朝までぐっすり。「近くにユニットがある安心感がよかったのかも」と亮子さん。

▲この日はレンタルしたテントで宿泊。モンベルの「ムーンライト テント」は初心者でも設営しやすい定番製品。「あ、わかった!こうするんだよ」と、トキくんがマサノリさんをリードする微笑ましいひとコマも。少し苦戦しながらも見事テントの設営に成功

外で囲むキャンプの夕ごはんが家族の絆を深める

▲夕飯は「三春の里 田園生活館」で購入したサツマイモを使った「おいもご飯」とキャンプの王道BBQ! 「レンタルしたユニフレームの炊飯用のお鍋が優秀で、うまく炊けました」と亮子さん。「厚い ステーキ肉は、アルミホイルで包んで遠火でじっくり焼くといいんですよ」と料理好きのマサノリさんも腕をふるう
▲レンタルしたキャンプ道具でゆったりとすごす夜のひととき。ユニットの壁に灯るライトが優しく照らし、ランタンを使わずとも安心できる明るさ

「子どもが小さいと、キャンプ場でのトイレが思ったより大変だったりしますよね。遊ぶのが楽しくてギリギリまでガマンしたり、慣れない外のトイレが嫌で急に『おしっこ!』となって漏らしてしまったり… …。夜中に寝袋でオネショなんてことになったら、もう大惨事ですよね。その点、ここは各サイトにトイレがあるのでとっても安心! シャワーもあるし、初心者や子育てファミリーには本当におすすめだと思います」

楽しい思い出がもっと挑戦したい気持ちを育んでいく

▲「朝は簡単に済ませたくて、おうちで忙しい朝に食べている中華まんにしました」と亮子さん。セイロで蒸すこと約 10分でホカホカの朝食が。スープは、温めた豆乳にお酢を混ぜて作る台湾の朝の定番メニュー「鹹豆漿(シェントウジャン)」。本来は油條という揚げパンを添えるが、今日は炙った油揚げで代用。「これ、トキも大好きなんです」

便利で快適なユニットキャンプは、初心者だけでなく、時間を有効に使いたいベテランにもぴったり。キャンプがラクになるということは、これまで設営に費やしていた時間をアクティビティに充てられるからだ。じつはこのキャンプ場を監修しているのはモンベル。その代表の辰野勇氏も「キャンプは目的ではなく、自然を楽しむための手段。設営はパパッと終わらせて、ぜひもっとフィールドに出てほしい」と話している。

まったりとした時間を楽しむのもキャンプの醍醐味ではあるが、このユニットキャンプを起点に、ハイキングやクライミング、カヤックやサイクリングなどのアクティビティに触れてみては?

▲「アウトドアヴィレッジ三春」内には、三春町出身の登山家で女性初のエベレスト登頂を果たした田部井淳子氏の功績を伝える記念館も。子育てをしながら世界の最高峰に挑戦した当時の装備や残した言葉など、貴重な資料が展示されている。写真下は田部井さんが愛用していた野点セット
▲2日目は、テントサイトの目の前に広がる「さくら湖」でカヤックを満喫。静かな水面をすべりながら、いつもとは違う風景を見ることができるカヤック。パドルを漕ぐ手を休めると、ときおり木々のあいだから野鳥の鳴き声が聞こえてくる。「お魚もいるかなぁ?」とトキ君

今回紹介したのは

アウトドアヴィレッジ三春

東北最大級のモンベルストアやキャンプサイト、カヤックポートのほか、登山家田部井淳子氏の記念館、福島県内のアウトドア情報を発信する「ビジターセンター」など複数の施設が備わる福島のアウトドア拠点。

  • 住所:福島県田村郡三春町大字西方字石畑350-1
  • 電話番号:0247-61-6789(センター営業時間9:00~18:00)
  • ユニットキャンプサイト料金:7,200円~(定員6名)
  • 定休日:年中無休

公式サイトはこちらから

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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