温泉、帰省、キャンプ。旅は楽しい反面、地震や豪雨などの災害は突然やってきます。しかも旅先は土地勘がありません。避難場所が分からない、移動の判断がつかない、家族と連絡がつかない――そんな状況でスマホまで使えなくなると、不安は一気に大きくなります。
auが行った調査によると、旅行や帰省の際に防災を意識している人は約3割(32.6%)に留まり、被災経験者の4割以上(42.9%)が「旅先で災害時にスマホが使えなくなった」と回答しています。困りごとの上位には「充電切れ」「圏外・電波が不安定」といったスマホ関連が並びます。


だからこそ、「スマホを最後まで使い続けられるような」備えが重要です。
専門家に聞く「旅先防災」の基本
佐藤翔輔氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)
旅先では”+αの備え”が欠かせません。まず、地震・津波・豪雨などの災害リスクを「重ねるハザードマップ」で確認し、避難場所も押さえておきましょう。自治体の公式SNSを登録し、誤情報に惑わされないよう複数の情報源を確保することも重要です。
「津波警報が出たら即避難」「豪雨の警戒レベルが上がったら移動」など、災害ごとの判断基準をひとつ決めておくと行動しやすくなります。水・常備薬・現金などをまとめた”非常ポーチ”も有効です。
そして最も大切なのは「無理に帰ろうとしない」こと。現地で数日過ごす前提の備えが合理的です。
さらに実践!旅先防災のポイント
1. 連絡先の確認と合流のルールを決めておく
旅先では圏外になるとメッセージアプリで連絡が取れないこともあります。旅のメンバー同士で「電話番号」を改めて確認しておきましょう。Google マップに「宿」「駅」「大通り」などを事前登録しておけば、避難所にもすぐアクセスできます。到着したらみんなで写真を撮り、撮影場所を集合場所の目印にするのも有効です。
2. スマホの充電を切らさない
調査では、旅先の被災時に困ったことの上位に「充電切れ」がランクイン。スマホが使えなくなった原因の上位も「充電切れ」「Wi-Fi環境」でした。旅先防災では「スマホを使い続けられる状態」を意識することが重要です。モバイルバッテリーの携帯や、端末のバッテリー最適化機能も活用しましょう。
3. 圏外になる前提で考える
アウトドア前に通信環境をチェックする、登山アプリや防災アプリを入れておく――こうした備えも有効です。ただし旅先では「圏外・電波が不安定」は実際に起こります。衛星通信サービスなど“別ルートの通信手段“も把握しておくと、旅の安心が一段上がります。

もしもの圏外でも連絡できる:au Starlink Direct
もしも圏外となってしまっても、空が見える環境でメッセージのやり取りができるのが、スマートフォンがStarlink衛星と直接通信する「au Starlink Direct」です。
主な特徴
- サービスエリア:日本国内(領海を含む)のau 5G/4G LTEエリア外
- 空が見える環境で利用可能
- 事前設定で衛星モードに自動で切り替え
- auユーザーは当面追加料金なし(UQ mobile/povo2.0、他社回線も利用可能)
できること
- テキストメッセージの送受信(Googleメッセージ、iOSメッセージアプリ)
- 対応アプリの利用(Googleマップ、YAMAP、ウェザーニュース等)
- 位置情報(現在地)の共有
- 緊急速報メールの受信(一部の緊急・避難情報)
注意点
- 周囲に木や山、建物など遮蔽物がない”空が見える環境”が必要
- 音声通話は未対応(2025年12月時点)
- アプリによって使える機能が異なる場合がある
au Starlink Direct
まとめ
- 出発前にリスクと避難場所を確認
- 連絡先確認・合流ルールを決める
- 充電切れを避ける
- 圏外を前提に備える
旅先の”もしも”をあらかじめ考えておけば、落ち着いて動ける確率が上がります。
次の旅行では、準備を少しだけアップデートして出発してみるのはいかがでしょうか。
(出典:au『旅先防災』 )