
冬の低山歩きを楽しむ、明るい光が差し込む森へ。奥武蔵、二子山から武川岳に向かって
宇宙HIKE
- 2026年02月20日
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寒い時期は、体が縮こまって外へ出るのもおっくうになりがちですよね。そんなときには、交通便利な「駅から登山」ができる低山がおすすめです。今回は、埼玉県の秩父方面にある二子山と、その先の武川岳へ向かう縦走路をご紹介します。
スタートは西武秩父線・芦ヶ久保駅


芦ヶ久保駅を出たら坂を下り、川のところで左手に折れると、トンネルがあります。ここが登山口。冒険の始まりのようでちょっとワクワクしますね。


杉林のなかを上って行くと、沢沿いに道が続いて行きます。この辺りは谷間なので少々暗いのですが、苔がきれいなポイントもあります。やがて道は沢から離れて尾根に上って行きます。
稜線を登り、二子山を目指す

冬は木々の葉が落ちて、空が明るく見えます。清々しい気分。道標に従って尾根を歩いて行きます。





やがて、山頂直下の「お助けロープゾーン」に到着。急斜面で地面が滑りやすいので、ロープが何本も張り巡らされています。私はここをアトラクションだと思って、冒険心いっぱいに楽しんで登ります。写真を撮るときは、足元に気を付けてくださいね。
二子山の雌岳と雄岳


ロープを登りきると、ひとつ目のピーク雌岳に到着します。ひと休みしたら、おとなりの雄岳に向かいましょう。二子山はその名の通り、ふたつのピークをもつ山です。


雌岳に到着。登山口から山頂までの標準コースタイムは1時間40分(休憩は含まず)。雄岳の山頂からは、武甲山が見えます。木の葉が繁っている時期は見えづらいのですが、冬枯れのいまは眺望が楽しめます。冬の低山の魅力のひとつですね。
武川岳へ向かう縦走路へ入る

二子山登山を楽しみ、往路を戻って芦ヶ久保駅へ帰るのもいいでしょう。けれど、「ちょっと足を伸ばしてたくさん歩きたい」と言う方は、武川岳へ抜ける縦走路をお試しください。アップダウンが多く、足腰の鍛錬になること間違いなし!
ただし、急な上り下りがあるので、山に慣れていない方は、経験者の方と一緒に歩くことをおすすめします。

雄岳の山頂から武川岳への標識に沿って、リボンを確認しながら縦走路に入ります。


急斜面を下り、その先は緩やかなアップダウンをくり返して進みます。





急登のロープを登りきると焼山に到着。焼山からは武甲山をばっちり眺めることができます。二子山からここまで約45分。よくがんばりました!でも、ここで半分ぐらい。縦走はまだまだ続きます。
焼山から武川岳への道のり
▲林道に出たところ。焼山から下って行くと、林道に出ます。林道が左右に分かれているので、左の道へ進んでください。100mほど先の右手に、登山道へ入るところがあります。迷いやすいところなのでお気をつけください。




登山道に戻ったら、あとはひたすらアップダウンをくり返して武川岳を目指します。落ち葉に覆われた急坂も出てきます。ふん張りどころですね。私はここで、年配のご婦人に会いました。物静かで、淡々と歩いているのにかなりのスピード。こんな方になりたいな、と思いつつ歩みを進めました。残雪と明るい木立の景色が疲れを忘れさせてくれます。
本日の最高地点、武川岳・1,051mのピークへ

息を切らして、武川岳に到着。登り切った達成感があります。山頂は広々としていて日当たりが良く、気持ちのいいところ。また、この周辺はカタクリの群生地なので、4月には可憐な姿を見ることができます。春もおすすめですよ。

帰路は、妻坂峠経由で林道に出て、名郷バス停を目指すことにしました。健脚のご婦人は、山伏峠から伊豆ヶ岳を経て正丸に下るとのこと。このあと、ひと山登るとはすばらしい。お互いの無事を祈って山頂でお別れしました。こんなさりげないやり取りも、山の良さですね。さあ、ランチタイムが終わったら、下山です。






冬の低山は、陽光に満ちて眺望が良く、ほかの季節にはない楽しみがあります。きらめきを探しに出かけてみませんか。
【今回のコース】
西部秩父線・芦ヶ久保駅~二子山(雌岳・雄岳)~焼山~武川岳~妻坂峠~名郷バス停~(バス)飯能駅
/登山の標準コースタイム:5時間45分
写真&テキスト◎Yukari Teragaki(宇宙HIKE)
https://www.instagram.com/yukari.tera17?igsh=Z3lncHl3bzBqZ2xs&utm_source=qr
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PROFILE
宇宙HIKE
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。


















