
【高知県高知市】また歌いたくなるクラブ/音と緑と街との関係 from ototabito #7-3
Keishi Tanaka
- 2026年02月24日
ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2024年6月から、連載のシーズン3として「音と緑と街との関係」をスタート。本誌ではKeishiさん本人とその街との関係について読むことができます。そして、こちらのWEB版ではさらにおすすめのスポットを3回に分けて紹介してもらいます。
Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちら!
>>>『ランドネNo.142 2月号』
また歌いたくなるクラブ
このWEB版では、徳島県にある剣山のことを2回に分けて紹介した。本誌でも2ページにわたってその日のようすを書き連ねている。そして、ここで重要なことに立ち返る。今回は高知編の「音と緑と街との関係」であるということ。高知でライブをして、高知の仲間たちと登った山が剣山だったのだ。最後にしっかりと高知のおすすめを紹介したい。ライブをしたクラブ「ONZO」のことである。

高知といえば「ひろめ市場」。お土産を求める人や昼間からお酒を楽しむ人で盛り上がっているその場所からすぐ、帯屋町商店街から少し入ったところに「ONZO」はある。小箱のナイトクラブ特有の薄暗い入り口を入っていき、エレベーターで4階へ。降りるとすぐに入り口がある。
ナイトクラブというと、少し入ることを躊躇してしまう人もいるかもしれないが、良い音楽が流れるバーという考え方もできる。とくに「ONZO」は酒場としての役割を感じる。カウンターには常連が並び、そうではないスペースで友だちと楽しむことができるような、ちょうど良い広さと形なのである。

高知だけではなく、東京からもミュージシャンやDJが足を運び、高知の夜を盛り上げる。パーティーのときは席が一部取り払われ、フロアとバーの部分がつながる。それでもそれぞれの楽しみ方ができるように、完全にワンフロアではないところが良いところなのだと思う。


「ONZO」でのライブは、毎回ここだけの特別なライブになると感じる。ライブを観に来てくれた人と、地元の音楽好きが、少しずつ混ざり合っていく空間。それを手伝うために音楽を鳴らす。ちょっと大袈裟な表現だが、だれもが居心地よく、楽しかったという気持ちで帰路についてほしいというのは、演る側の共通の願いだろう。
そして、その願いを共有できるオーナーがここにはいて、一緒にひとつの夜を作りあげようと努力してくれている。それが、またこの場所で歌いたい理由である。

ONZO
https://www.instagram.com/onzo_kochi/
ototabito(オトタビト)
音楽をきっかけとした、自然と街、そこで暮す人たちと出会うアウトドア旅を提案。アーティストが、自身の音楽とつながりのある街と思い出の場所を紹介します。https://funq.jp/randonnee/ototabito
Keishi Tanaka
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。バンド編成と弾き語りでライブ活動を続ける。奈良のバンドであるLOSTAGEとの共作「居心地のいい部屋」をリリース。Riddim Saunterとして1年限定の活動もスタートしたところ。
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PROFILE
ランドネ / ミュージシャン
Keishi Tanaka
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。 https://keishitanaka.com/
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。 https://keishitanaka.com/


















