
枕木の上を歩いて碓氷峠も県境も越えて。横川から軽井沢を目指す廃線ウォーク
宇宙HIKE
- 2026年03月29日
峠の釜めしでおなじみの横川駅。その横川から軽井沢までの信越本線新線は、1997年に廃線となりました。その廃線跡を歩くことができる「廃線ウォーク」というイベントが開催されているということで、11kmにもおよぶ道のりを歩く企画に、夫婦で参加してきました。
横川駅からまずはアプトの道

トロッコ列車を見送りながらスタートです。まずはアプトの道を歩きます。横川-軽井沢間は急勾配のため、アプト式が導入されていました。ここでラックレールという歯型レールを見ることができます。

そして左手には、「鉄道文化むら」の鉄道展示を眺めることもできます。今回は遠目にしか見ていないので、次回横川に訪れた際はゆっくり見たいと思います。



そして左手に線路を見ながら、しばらく舗装路を歩きます。するとレンガの建物が見えてきました。
建物好き、写真好きにはたまらない「旧丸山変電所」

明治45年に建設されたこの丸山変電所は、かつて碓氷峠を通過する電気機関車の心臓部であり、当時の技術では最先端だったそうです。純煉瓦造りで、歴史あるこの建物を撮りたいという衝動が掻き立てられます。この日のレンズは、55mmの単焦点レンズ。カメラはマイクロフォーサーズなので、35mm換算で110mm相当と望遠気味。建物全体はかなり離れないと写せないので、いろいろな部分をしっかり見てきました。




お待ちかねのお昼ごはんは、峠の釜めし

丸山変電所からほどなく峠の湯に到着。少し早いけれど、ここでお昼ごはんです。このツアーは峠の釜めしのランチ付きで、釜は廃線ウォーク限定カラー。そして、掛け紙も廃線ウォーク限定のものとなっています。

大好きな峠の釜めし、あっという間に完食。このあともしっかり歩くために、しっかり食べます。釜はお持ち帰りしても、お返ししてもどちらでも。
廃線路を歩いて、いくつものトンネルを抜ける

休憩後は、いよいよ廃線路です。ここからはヘルメットとライトが必須。廃線ウォーク予約時に、別料金でレンタルの申し込みができます。私たちはヘッドランプを持参して、ヘルメットのみレンタル。いざトンネルへ!

最初のトンネルは短めで、それを抜けるとしばらくは、枕木の上をテンポよく歩いたり、脇を歩いたり。

そしてふたつ目の長いトンネルへ。

途中で全員ライトを消して、しばしの暗闇を体験させてくれます。本当に何も見えません。目を開けているのに、開けていないような感覚でした。そしてトンネル出口でこの光景。

ここでしばらく撮影タイム。順番に記念撮影となり、私たちも撮っていただきました。

それがこの写真です。トンネルを抜けると左手にめがね橋を望めます。

そしてすぐ次のトンネルへ。このトンネル内では、なんとしょう油の熟成が行なわれていました。

線路で寝そべり体験


3つ目のトンネルを抜けると旧熊ノ平駅です。かなり開けている場所で、ここでしばらく休憩。仮設トイレが設置されてますので安心です。そしてこんなことまで。

ガイドさんにすすめられて、線路に寝そべってみました。バックパックを背負ったままのおかげか、わりと寝心地はよかったです。亀がひっくり返ったようになっていますが。
ゴールまで怒涛の連続トンネル

後半は、短めのトンネルを何度も入っては抜けてのくり返しです。国道18号線がそばを通っており、時折通る車に参加者全員で手をふると、車の同乗者の方が手をふり返してくれたりして。少し疲労が出始めていたこともあり、なんだか元気をもらえた気がします。

クマの心配もあるので、ガイドさんが時折サイレンを鳴らしてくれます。そして、とうとう最後のトンネル。このトンネル内で県境越えです。

県境越えたら、軽井沢に到着。

廃線ウォークはここで終了。ですが、ここは駅ではなく、軽井沢駅までは10分ほどかかるので、もうひとがんばり。軽井沢駅まではこの先の線路ではなく、何時間ぶりかの舗装路を歩きます。

廃線ウォーク
https://haisen-walk.com
今回は横川発の下り線での参加でしたが、軽井沢発の上り線コースもあります。通年開催されていますが、6月〜9月はヤマビルにお気をつけ下さい。
写真&テキスト◎Miwako Taguchi(宇宙HIKE)
https://www.instagram.com/mocoblancmiwako?igsh=MWd2c2xhbjk1eDI2aQ%3D%3D&utm_source=qr
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PROFILE
宇宙HIKE
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。
Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。



















