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MOBIPARK モビパーク “ファット系eバイク”を、ちゃんと選ぶ時代へ

銀座の旗艦店「Tokyo Ginza Gallery」で、話題のeバイクブランドMOBIPARKを取材。代表・山岸史明氏へのインタビューを交えながら、違法車両問題と向き合うブランド思想を紹介。AURELIA-X、BABOON、LORISの3台を実際に試乗し、その魅力と乗り味をレポートする。


MOBIPARKが銀座から提案する、新しい電動アシスト自転車の世界

街で“ファットタイヤの電動バイク風自転車”を見かける機会が増えた。

太いタイヤ。低く構えたフレーム。オートバイのような存在感。
従来の電動アシスト自転車とはまったく違うルックスに惹かれる人も多い一方で、ここ数年は「違法車両」の問題も大きく取り上げられてきた。

見た目はかっこいい。でも、安心して乗れるのか分からない。そう感じていた人も少なくないはずだ。

そんな状況の中、“正しく、安心して乗れるファット系eバイク”を掲げて登場したブランドがある。それが「MOBIPARK(モビパーク)」だ。

今回訪れたのは、東京・銀座にオープンした旗艦店「Tokyo Ginza Gallery」。
運営を手掛けるのは、自動車ディーラー事業を展開するモビリティ企業グループ。単なる流行としてではなく、“モビリティとしての責任”を背景に、eバイク市場へ本格参入している点が大きな特徴だ。

店内には、日本ではまだ珍しいヨーロッパテイストのファット系eバイクが並び、まるで海外のショールームのような空気感。
今回は代表取締役社長・山岸史明氏へのインタビューとともに、実際に3台のeバイクを試乗。その乗り味とブランドの思想を体感してきた。

“違法ファット”が増えた市場で、あえて「正しい乗り物」を作る

MOBIPARKを展開する企業グループは、もともと国産自動車ディーラーを手掛けてきた会社だという。今も自動車ディーラーでありつつ、eバイク部門も展開している。
そのため、自転車業界とは少し異なる視点からeバイク市場を見ている。

代表取締役社長・山岸史明氏

「日本には自動車が数千万台ありますが、自転車も5000万台以上ある巨大市場なんです。しかも今、ファットバイク系の人気が高まっている。でも一方で、違法性の高い車両も増えている。だからこそ、ちゃんと法律を守った“正しいモビリティ”を出す意味があると思ったんです」

そう語るのは代表の山岸氏。

確かに現在の日本では、“バイク風”の電動モビリティが急増している。
ただ、その中には法規適合が曖昧な車両も存在し、「見た目だけで選ぶ危うさ」が社会問題化しているのも事実だ。

MOBIPARKが面白いのは、そこを真正面から捉えていることだろう。

「違法なのに、かっこいいと思われている市場って、実はすごく可能性があると思うんです。だったら我々モビリティ企業が、安心安全をきちんと担保した上で、ちゃんとかっこいいものを作ればいい」

自動車業界出身だからこそ、“保安基準”や“安全性”への感覚が強い。
その視点が、MOBIPARKのものづくりには色濃く反映されている。

イタリアで見た“当たり前の風景”が、日本進出のきっかけだった

同社は、2022年からeバイク事業の展開をスタートしているが、MOBIPARK誕生のきっかけは、2024年に訪れたイタリアのモーターサイクルイベントだったという。

山岸氏はそこで、“バイクルックのeバイク”が普通に街を走っている光景を目にした。「当時、日本ではこういうファット系ってまだ珍しかったんです。でもイタリアやドイツ、中国では普通にたくさん走っていた。これは日本でも絶対面白いと思ったんですよね」

そこから出会ったのが、トルコのモビリティグループが展開する「APERIDER」、そしてイタリアの老舗モーターサイクルメーカー「ITALMOTO」だった。

特にITALMOTOは、かつてマセラティとの協業も行っていた歴史あるメーカー。
そのブランドが本気でeバイクを展開していることに、山岸氏自身も驚いたという。

「現地で見ると、今はモーターサイクル以上にeバイクへ力を入れている感じでした。モーターサイクルメーカーが本気でeバイクを作る時代なんだな、と感じましたね」

自転車業界では珍しい、“ファッションショー形式”の発表会

MOBIPARKはブランドローンチ時、“モビコレ”と題したファッションショー形式の発表会を開催。
俳優の勝矢氏や、三代目 J SOUL BROTHERSの山下健二郎氏らが登場し、大きな話題となった。自転車業界では珍しい演出だったこともあり、SNSを中心に大きく拡散。Instagramのフォロワー数も想定を超えるペースで伸びているという。

確かにMOBIPARKの車両は、“スポーツバイク”というより、“ライフスタイルモビリティ”という言葉の方がしっくりくる。街で乗る。服と合わせる。カフェへ行く。夜景の中を流す。

そうした都市生活の中で映えるデザイン性が強い。

Tokyo Ginza Galleryで3台を試乗

今回試乗したのは以下の3モデルだ。

・ITALMOTO AURELIA-X
・APERIDER  BABOON
・APERIDER LORIS

いずれも“ファット系eバイク”という共通項を持ちながら、キャラクターは大きく異なっていた。

AURELIA-X
イタリアンブランドらしい軽快感。最も“乗りやすい”一台

まず試乗したのが、ITALMOTOブランドの「AURELIA-X」。

価格は32万8000円。
一見するとオーソドックスなファットeバイクだが、跨った瞬間に“普通のファット系とは違う”ことが分かる。

まず車体バランスが自然だ。ハンドリングが極端に重くなく、タイヤの太さによる安心感と軽快感のバランスが非常にいい。街中を流す速度域での扱いやすさが印象的だった。

特に印象に残ったのが、マットホワイトの存在感。ファット系eバイクはブラック系カラーが多い中、このホワイトはかなり新鮮。ヨーロッパ車らしい上品さがある。

山岸氏も「この白のマットホワイトはなかなかない色」と語っていたが、確かに街中ではかなり目を引く。

さらに、ITALMOTOがモーターサイクルメーカーであることも面白い。

単なる“見た目重視”ではなく、長年モビリティを作ってきたブランドならではの安定感がある。フレーム剛性も高く、段差通過時の安心感はかなり高かった。

ファット系eバイクに初めて乗る人にもおすすめしやすい、“優等生”的モデルだ。

BABOON
“王道ファット”を、圧倒的に乗りやすく仕上げたモデル

続いて試乗したのが、APERIDERブランドの「BABOON」。

価格は34万8000円。

いわゆる“ファット系eバイクらしいスタイル”を最も体現しているモデルで、一番人気のバイクという。低く構えたシルエットと、タンク風デザインが印象的だ。

しかもバッテリーは、そのタンク風部分へ美しく内蔵。ストレージスペースまで備えている。

実際に乗ってみると、見た目以上に扱いやすい。

タイヤの太さによる安定感はもちろんだが、ポジション設計が自然で、想像以上に街乗りとの相性がいい。

特に面白いのは“威圧感がない”ことだ。この手のファット系は、どうしても男性向けのイメージが強くなりがちだが、BABOONはサンドベージュカラーによって空気感が柔らかい。

山岸氏も「男性でも女性でも馴染みやすい色」と話していたが、その言葉通り、かなりユニセックスな印象を受けた。“バイクっぽいけど怖くない”。そんな絶妙なバランスがある。

街中でファッション感覚で乗れるファット系eバイクとして、かなり完成度が高い。

LORIS
「こんな自転車見たことない」が、そのまま形になった

最後に試乗したのが、MOBIPARKの象徴的存在とも言える「LORIS」。APERIDERのモデルだ。

価格は39万8000円。

これはもう、ひと言でいうと“圧倒的に目立つ”。まず特徴的なのが、極太のフレーム。しかも一般的な既製フレームではなく、メーカーが専用設計したオリジナルフレームだという。

そして最大の特徴が、フレームに内蔵されたフロント&リアライト。ライトを点灯させると近未来バイクのような雰囲気になる。自転車というより、“都市型EVモビリティ”に近い存在感だ。実際、銀座の街並みにも妙に似合っていた。

乗り味は、かなり重厚。フレーム剛性が高く、車体全体に“塊感”がある。ただ、その重厚感が安心感にも繋がっている。太いフレームと極太タイヤによる安定感はかなり高く、低速域でもフラつきにくい。段差や荒れた路面でも不安感が少ない。

「人と違うeバイクに乗りたい」という人には、かなり刺さるモデルだろう。山岸氏も「世の中にこれと同じ自転車は絶対にありません」と語っていたが、その言葉には説得力がある。

“見た目だけじゃない”という安心感

今回、MOBIPARKを取材して強く感じたのは、“ちゃんとしている”ということだった。

デザインだけではない。スペックだけでもない。

「安心して乗れる」という感覚を、ブランド全体が大切にしている。実際、MOBIPARKの開発には、長年自転車業界に携わってきたベテランスタッフも参加しているという。

「40年、50年と自転車一筋だった人たちも関わっています。だから、ただかっこいいだけじゃなく、裏側の安心感も見てほしい」山岸氏のその言葉は、かなり印象的だった。

イエローのモデルは、ITALMOTOのTrionfale 52万8000円。こちらは、発売に向けてイタリア本国と品質確認&調整中だ

“ファット系eバイク”は、次のスタンダードになるかもしれないこれまで日本のeバイク市場は、“スポーツバイク系”が中心だった。

もちろんそれも魅力的だ。しかしMOBIPARKが提案しているのは、もっと生活に近いeバイクだ。移動手段として。ファッションとして。日常を楽しむためのモビリティとして。しかもそれを、“法律を守った安心安全な形”で成立させようとしている。

今後、日本でもファット系eバイクは確実に広がっていくだろう。
その中でMOBIPARKは、“ちゃんと選ぶ文化”を作ろうとしているブランドなのかもしれない。銀座のショールームで見たのは、単なる流行ではなく、“新しい都市型モビリティの入口”だった。

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