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シンプル・スポーティなPASの新デザイン機軸、ヤマハ「PAS CRAIG ALLEY」発表!

電動アシスト自転車のカテゴリが急激に多様化するなか、「小径×ストリート」という、これまでありそうでなかった切り口で新しい価値を投げかけてきたモデルが11月12日に発表された。来年3月の発売予定だ。

ヤマハ「PAS CRAIG ALLEY」都市を軽快に走るスタイリッシュデザイン、新しい電動アシストのかたち

ヤマハが満を持して発表した PAS CRAIG ALLEY(パス クレイグ アレイ)

PASと言えばファミリー向けやシティユースの定番という印象が強い。だが、このCRAIG ALLEYはまるで空気感が違う。スチールパイプの細身フレーム、BMXの香りを残したブリッジハンドル、置く場所を取らない小径の20インチタイヤ。シンプルでスタイリッシュなユニセックスデザインながら、同時に“PASらしい信頼性と使いやすさ”という安心感もある。
今、ヤマハは電動アシスト自転車をどう再定義しようとしているのか。CRAIG ALLEYの仕様を読み解いてみる。

「スポーティ&シンプル」な小径モデル

ヤマハがこのモデルで重視したのは、デザインと快適性能の両立だ。スチールパイプを使った細身のダイヤモンドフレームは、水平基調レイアウトと小径車の俊敏性を両立するためにゼロから最適化されている。
電動アシストのためのバッテリー位置やドライブユニットの搭載バランスを考慮しつつ、いかにも「PASらしい」安定性を保ちつつ、自転車らしいフォルムを引き出している。

ハンドルはBMXのブリッジバーを思わせるルックスで、アクセントとしての存在感は強い。だが、単なるデザインではなく、乗車姿勢が前傾すぎずリラックスしすぎずの絶妙なセッティングだ。スポーツ車らしさを演出するために、アヘッド仕様にし、絶妙な長さのヘッドスペーサーでフォルムを整えている。

そして足まわりには20×2.125のややファットな小径タイヤを採用。駐輪機に対応する最大幅で、クッション性・安定性・街乗りでの段差超えのしやすさを重視した仕様だ。

設計ついて語る、ヤマハのプロダクトデザイン部EV&SPVグループ寶田直己氏

PASらしい“信頼の心臓部”

PAS CRAIG ALLEYのアシストユニットは240WのブラシレスDCモーター。このクラスでは必要にして十分なトルクと静粛性を備えるPAS伝統のユニットだ。変速は内装3段。街中でのストップ&ゴーが多いユーザーにとって、信頼性と保守性の高い内装3段は相性がよい。

マウント部は、このモデルのために再設計され、シートチューブの同軸上にクランクのハンガー部が来るようにしている。それによってシンプルな自転車らしいフォルムを生んでいる。

バッテリーは大容量の15.8Ah

走行距離(標準パターン)は以下の通り。

  • 強モード:63km

  • スマートパワーモード:75km

  • オートエコモードプラス:128km

日常使いでも週末のちょっとした遠出でも困らない性能だ。特に“スマートパワーモード”の存在は大きい。路面状況やペダリングを読み取りながら必要なパワーを最適化するので、実走ではもっと伸びる印象を受けるはずだ。

バッテリーの充電時間は約4.5時間。仕事終わりに充電すれば翌朝には満タン、というスタンダードな生活リズムにハマる設定である。

ちなみに、大容量のバッテリーを取り外しやすいように、シートステー部はモノステーを採用しており、見た目のシンプルさにも一役買っている。

■ 乗りやすさの核心“街のためのジオメトリ”

ヤマハによれば、このモデルでこだわったのは 「街を走るためのポジション」 だだ。CRAIG ALLEYのフレームをよく見ると、合理的で美しい設計になっている。スチール特有のしなり感で衝撃を適度に吸収し、さらに太めのタイヤがその体験を補完する。

フォルムと乗り心地を生むためのオフセットしたエンド形状


適応身長は155cm以上。幅広い身長のユーザーにフィットし、誰でも“すぐ乗れる小径電アシ”として成立している。

■ ストリートに映える3つのカラー

今回のカラーは以下の3色(すべて新色)。

  • メルティグラファイト

  • マットエクリュ(ツヤ消し)

  • カーキジェイド2(ツヤ消し)

 

どれも近年のヤマハが得意とする“アースカラー×ツヤ消し仕上げ”で、ストリート系ファッションと非常に相性が良い。小径モデルはカラーで印象が大きく変わるが、この3色はどれも落ち着きがありつつ主張もある。普段着のままで、どこへでも行ける。そういうライフスタイルにフィットする色だ。

■ 「毎日にちょうどいい」ための装備

PAS CRAIG ALLEYのスペック&装備は派手ではないが、日常で“効く”ものがきちんと揃っている。

砲弾型ホワイトLEDバッテリーランプ

バイクのアクセントにもなっている、クラシカルな雰囲気の砲弾型。視認性は1WのLEDでしっかり確保。

オプションで積載力アップも可能

内装3段変速や前後フルフェンダー等の日常生活での数キロ圏内の移動に適した装備など標準装備は、もちろんオプションで、フロントバスケット、リアキャリアなども用意されている、

22.1kgの車体重量

小径かつ太めのタイヤでありながら、電動アシストとしては軽い部類。
マンションの駐輪場でも扱いやすく、日常使いのストレスが少ない。

リーズナブルな価格

シンプルなスタイルなので、装備品が少ない。とはいえ税込で13万8000円はかなりリーズナブルといえる。PASシリーズの一般車のベースグレードと同じくらいの価格帯といえる。デザインがいいのに安い、これは魅力的だ。

■ 主要スペック
  • 全長:1,620mm

  • 全幅:560mm

  • サドル高:805~935mm

  • 重量:22.1kg

  • タイヤ:20×2.125(前後)

  • 変速:内装3段

  • モーター:ブラシレスDC式/240W

  • バッテリー:25.2V/15.8Ah

  • 走行距離:63~128km(モード別)

  • 充電時間:約4.5時間

  • 適応身長:155cm以上

  • カラー:メルティグラファイト/マットエクリュ/カーキジェイド2

 

■ 使い方のイメージが広がる

PAS CRAIG ALLEYは、単に“新デザインの小径PAS”ではない。
ストリート的な自由さとPASらしい安心感を同時に持つ電アシは、市場にありそうでなかった。小径の軽快さと、デザイン、PASの信頼性、実用性の高さ、リーズナブルな価格。

これらが矛盾せずに同居していることで、このバイクは「使う人の生活」に自然に入り込む。派手ではないが、シンプルでじわじわと存在感を発揮するタイプだ。

若いユーザーが“気取らずに、かっこよく乗れる電アシ”。
ヤマハが都市生活に向けて投げかける新たな一手として、PAS CRAIG ALLEYは非常に完成度が高い。
街を軽快に、自由に、好きなスタイルで走りたい。
そんなユーザーに、間違いなく刺さるはずだ。2026年3月27日に発売予定。

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eBikeLife編集部

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電動アシストスポーツ自転車、eバイクの総合情報。選び方からフルカタログ、旅行&キャンプなど楽しみ方、通勤&通学など使い方。注目モデルインプレなどまるごと分かる!

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