TOKYOBIKE PORTERとe-FREE 01で楽しむ、焼き芋アウトドアライド!
「アウトドアに行く」と聞くと、クルマが前提になることが多い。焚き火台、薪、食材、チェア。荷物は多く、距離もそれなりにある。だが今回は、その常識を少しだけ裏切ってみた。
近所の焚き火スポットへ

電動アシストカーゴバイク TOKYOBIKE PORTER と、特定小型原動機付自転車 e-FREE 01。
この2台を使い、編集部は“焼き芋を焚き火で食べる”というシンプルな目的だけを持って、近郊のフィールドへ向かった。
結果から言えば、そこには「電動モビリティだから成立する、ちょうどいいアウトドア体験」があった。
TOKYOBIKE PORTERはロングホイールベースによる安定感ある佇まい。巨大カーゴで積載もラクラク。
一方のe-FREE 01は、コンパクトで低重心。ペダルを持たない乗り物としての軽快さが前面に出る。
今回の役割分担は「TOKYOBIKE PORTER=荷物担当」。「e-FREE 01=移動と遊び&追加の買い出し担当」。この2台を組み合わせることで、アウトドアの自由度が一気に広がる。
河川敷を進むTOKYOBIKE PORTER、積載力は正義だ

舞台は広い河川敷。
舗装路と未舗装路が入り混じるフィールドは、アウトドア用途のモビリティを試すにはうってつけだ。
TOKYOBIKE PORTERの真価こそ積載。フロントに設けられた大型カーゴスペースには、焚き火台、クッカー、折り畳みチェア、食材、そして“今回の主役”となるさつまいも。
積んでいる荷物の量を考えれば、普通の自転車では正直しんどい。
だが電動アシストが入ることで、スタートも巡航もスムーズだ。特に坂道、このライドは電動アシストのブーストなくしては、成立しない。
河口近くから走ってきたので、そのパワーを実感。ただしそれなりに疲れるので、運動している実感はある。
印象的なのは、荷物を積んでもハンドリングが破綻しないこと。
低重心設計と剛性感のあるフレームが、アウトドア用途での安心感を支えている。
TOKYOBIKE PORTER単体で見る、道具としての完成度

TOKYOBIKE PORTERは「生活と遊びの間」を狙って作られている。
無骨すぎないデザイン。それでいて、実用一点張りでもない。
カーゴバイクというと業務用の印象が強いが、TOKYOBIKE PORTERはあくまで“街から自然へ”をシームレスにつなぐ存在。日常の買い物から、そのまま河川敷へ向かっても違和感がない。
アウトドアも「日常のシーン」にしてくれる一台、という表現がしっくりくるかも。
薪を積む。焚き火ライドはここから始まる

アウトドア企画で欠かせないのが、薪だ。
今回は途中ホームセンターに寄って薪を買って持ってきた。
PORTERのカーゴスペースに、コンテナ。そこにどさっと薪を入れて固定。ストラップで締めるだけで、驚くほど安定する。
この瞬間、クルマを使わずに、焚き火が成立することを実感。その事実が、妙にうれしい。
e-FREE 01で、周辺を自由に遊ぶ

もう一人は、e-FREE 01でやって来た。身軽に周辺を散策できるのがこの車両の強み。
ペダルがないぶん、感覚は「自転車以上に近所の足」。
アクセル操作も直感的で、初めてでもすぐに慣れる。
緩やかなアップダウンもストレスなく走れる。
「移動が遊びになる」という特定小型原付の魅力。小型の乗り物は、ラクさこそが正義ともいえる。
e-FREE 01。新しいアウトドアの相棒となるか
必要最低限のサイズ感で、扱いやすい。
しかも折りたたんでクルマに積めるため、
現地までクルマ&e-FREE 01で遊ぶ、という二段構えのアウトドアも成立する。
特定小型原付という新ジャンルは、自転車の代わりではなく、アウトドアの行動範囲を広げる道具として考えると、一気に面白くなる。
ただし、キャンプエリアなど悪路を走行する際は、安全のためパンクや転倒しないように、凸凹や砂利道は避けて走行しよう。
車載もできる。e-FREE 01の現実的な強み
e-FREE 01をクルマに積んだシーン。走行可能距離は、30㎞ほどなので、現地までは10㎞以上離れているなら、クルマが現実的だ。車載の際は、ベルトなどでバイクをしっかり固定してから運転しよう。
河川敷のサイクリングロードは、法的に6㎞/hの歩行モードでしか走れないので、カーゴバイクとの河川敷並走は諦めて、現地近くで集合に。
キャンプ場周辺の移動、買い出し、温泉への足。「ちょっとそこまで」を担う存在として、e-FREE 01は非常に便利だ。