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オフシーズンのプラニング|The NEXT STAGE 新たな地平へ 宮里優作

変化と進化を繰り返しながら、その先に広がる”新たな地平”に挑む宮里優作プロのインサイドストーリー。タイトルはそのままに、毎号2ページ構成に改めた初回は、オフシーズンの計画について。

オフの数ヶ月なんてあっという間

今回は、12月から3月のオフシーズンのプランニングについて。
優作の場合、月別で大枠の予定を立てていくのが例年のパターンだ。

12月はスポンサー各位のイベント参加や挨拶回りを行いながら年末年始を迎え、1月はクラブを持たないトレーニングに集中。2月はラウンド中心の合宿。今オフは各1週間程度の予定で、1月末からと2月中旬の2回、暖かな沖縄に入ることが確定している。3月になると、試合勘を高めるため地方オープンに参戦。主に九州で行われる試合に出るのが例年の流れだ。

それらオフのプランニングの要になるのは、初戦のスケジュール。今年は、3月5日から8日にJGTOとPGA of Australiaが共催する「ISPS HANDA Japan-Australasia Championship」が開幕戦となる。場所はニュージーランド。ちなみに、異例の開幕戦を終えたその足で、4月のマスターズ中継の解説者として現地の下調べに飛ぶらしい。そんなわけで今年のオフは、3月の海外渡航を前提にした、やや圧縮気味のスケジュールになるようだ。

それを踏まえた上で、年始早々に会った優作から聞きたかったのは、ここからの3カ月間で取り組むべき課題だ。この件について、ギア関連から話を始めた。

「オフ中にクラブフリーへと切り替えた昨年は、道具選びに時間を費やしてしまったので、今年は感覚が慣れたものでいこうかと。そう思っていても、まったく替えないとは断言できないんですけれど。慣れに関して言えば、昨シーズンの後半戦から使い始めたBSの新しいボール、TOUR BXの特性がつかみ切れていないところがあります。より直進性が出てきたものの、ラフからのフライヤーが飛び過ぎというか。ショートゲームでは、タテ距離がちょっと変わった程度で違和感なく使えていますが」

技術面のテーマは?

「常にスイングの追求は続けていて、昨年末からまた新たな課題に取り組んでいます。端的に言えばフェースの管理。切り返しで開きやすくなっているフェースが、どうしたらスクエアに入るかを模索中です。ギアーズの計測データを活用しながら」

ギアーズとは、多方向から3Dで測定・分析するため、フルスイングクラブとボディトラッキングを同時に行えるというスイング解析システムだ。スイング映像の撮影は、プロコーチの堀尾研仁が主宰するKEN HORIO GOLF ACADEMYの勝又優美コーチに依頼。ただし撮影は、本戦ラウンド中に限定しているそうだ。

「自分の理論に基づいてイメージした体の動かし方と、実際の動きが違ってしまうことがあるんです。まぁ、〝ゴルファーあるある〞ですけれど。そのすり合わせを含めたアドバイスを、オフでも生かそうと思っています。本戦だけ撮ってもらうのは、試合で出る体の動きを確認したいから」

次は、あえての質問。24シーズン目を迎えた心身の変化に、いかなる自覚を持っているかをたずねた。

「いつまで経っても上手くなりたい。この気持ちは、年齢に関係なく持ち続けています。その上達の道筋には二つの方法があると思うんです。一つは、弱点を見つけること。もう一つは、いいところを伸ばしていくこと。僕は完全に前者のタイプ。次々に見つけちゃうからハマるのかもしれません。人には、いいところを見つけようと言うくせに」

歳を重ねても改まらない部分に呆れたのか、優作は苦笑いを浮かべた。

「昨年掲げた課題は、つなぎ。これがよくないとスコアにつながらないので、スイング磨きと並行して、アプローチ&パットの向上にも努めてきました。そうしてようやく、身について離れない自分なりの技術を発見することができた。時間はかかりますね。替えたクラブの癖をつかむのにも手間がかかるし、しかも練習と試合では腕の上げ方が違ったりする。なおかつ2年前のオフ中の怪我で、ライが変わると左膝が抜ける場合もある。その対策も含め、すべては実戦で試して結果を出さないと自分のものにならないんですよね」

その悟りこそが、積み重なる経験で得た変化の証なのだろうか。話題は合宿の方法に移っていく。

目標は〝9年振り〞の優勝

「今回は、おもしろいとことをたくさんやろうと考えています。毎回の合宿でやっているのは、ドライバー縛りのティショット。これで案外ドライバーが上手くなるんですよ。ダンロップフェニックスの2日目限定ながら、フェアウェイキープ率で85%を超えたのは、回り回ってこの練習の成果ですね。

それから、ショートホールではあえてグリーンに乗せず、その後の攻め方を考える練習をするとか。一ホール、いっしょに回る人も一切喋ってはならない縛りを設けるとか。ゾーンに入りやすくするトレーニングなのですが、ピアとリンのもとではよくやっていたんですよね。そうしたフィーリング寄りの楽しい練習を増やすと、むしろ効率的なんじゃないかと思っています。オフの数カ月なんてあっという間。次々見つけてしまう弱点の克服には、まるで時間が足らないんです」

今回の話で感じ取ったのは、優作の柔軟性だ。スイング解析を踏まえたアドバイス限定であれ、これまでつけてこなかったゴルフコーチの意見を求めるようになったこと。そして、ビジョン54の提唱者の名前やメソッドを昨年あたりから何度か口にするようになったこと。それらの様子は、年齢や経験を積むほど頑なになりがちなベテラン像と異なり、より柔らかくしなやかになっていく印象を与えるものだった。

無論プロゴルファーは、印象すらも結果で示してこそではあるけれど。

「目標?昨年は『8年振りの』で、今年は『9年振りの』と伸びますが、優勝はしたいですね。到達点ではないけれど、言い続けることで言霊にしていかないと、届くものも届かなくなりますから」

Profile

1980年生まれ、沖縄県出身。2003年にツアープロデビュー。2013年のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で初優勝を遂げる。2017年にはシーズン4勝を挙げて賞金王のタイトルを獲得。2年間の欧州ツアー(現DPワールドツアー)挑戦を経て、2020年から再び国内ツアーを主戦場にしている。www.yusakumiyazato.com
[大和ハウス工業所属]

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

EVEN 編集部の記事一覧

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