
登山パンツ レディースおすすめ7選|快適な山歩きを実現する選び方

FUNQスタッフ
- 2025年09月01日
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「これから登山を始めたいけど、どんな服装がいいんだろう?」「特にパンツはどれを選べばいいか分からない…」そんなお悩みはありませんか。普段着で代用できそうに思えるパンツですが、実は登山の快適性と安全性を大きく左右する重要なアイテムです。
この記事では、登山経験者が初心者の方にも分かりやすく、レディース登山パンツの選び方のポイントを徹底解説します。さらに、2025年8月現在の最新情報をもとに、定番の人気モデルから機能性に優れたモデルまで、本当におすすめできる7本を厳選してご紹介。この記事を読めば、あなたにぴったりの一本が見つかり、自信を持って山歩きデビューができるはずです。
登山初心者必見!レディース登山パンツの選び方のポイント
ポイント1:何より重要!動きやすさを決める「ストレッチ性」
登山では、階段の上り下りとは比べ物にならないほど大きく足を開いたり、膝を高く上げたりする場面が多くあります。そのため、パンツの「ストレッチ性」は快適な登山のための最重要項目といえるでしょう。 具体的には、縦・横・斜めの4方向に伸びる「4WAYストレッチ」素材を採用したモデルがおすすめです。また、股下の縫製を工夫し、180度の開脚も可能にする「ガゼットクロッチ」や、膝の曲げ伸ばしをスムーズにするための「立体裁断」といった仕様も、動きやすさを格段に向上させます。 試着する際は、その場で軽くスクワットをしたり、足を高く上げてみたりして、生地が突っ張る感じがないかを確認すると良いでしょう。
ポイント2:季節と山で選ぶ「生地の厚さ」と「素材」
登山パンツは、使用する季節や登る山の標高に合わせて適切な生地の厚さを選ぶことが、汗冷えや低体温症を防ぐ上でとても大切です。
- 3シーズンモデル(春・夏・秋):多くの登山パンツがこのタイプです。適度な厚みと耐久性を持ち、幅広いシーンで使えるため、最初の一本に最適です。
- 夏向けモデル:薄手で通気性や速乾性に優れています。汗をかいてもベタつきにくく、夏の低山ハイクで特に活躍します。
- 冬向けモデル:裏地が起毛していたり、防風性の高い厚手の生地が使われたりしています。
素材は、速乾性に優れるポリエステルや、摩擦に強いナイロンに、ストレッチ性を生むポリウレタンを組み合わせたものが主流です。急な小雨や朝露を弾くDWR(Durable Water Repellent:耐久性撥水)加工が施されていると、さらに快適性が増します。
ポイント3:快適性と安全性を左右する「シルエット」
シルエットは、動きやすさだけでなく、安全性や見た目の好みにも関わります。
- テーパード:膝から裾にかけて細くなるシルエット。足元がすっきりして歩きやすく、現在の主流です。
- ストレート:全体的に標準的な太さで、リラックスした履き心地です。
- スリム:体にフィットする細身のシルエット。生地のバタつきが少なく、テクニカルな動きがしやすいです。
特に初心者の方は、裾が木の枝や岩に引っかかりにくい、すっきりとしたシルエットを選ぶと安全性が高まります。また、強い日差しから肌を守るため、UPF(紫外線保護指数)という数値もチェックしておくと良いでしょう。UPF50+といった高い性能を持つモデルも多くあります。
【2025年最新】編集部が厳選!レディース登山パンツおすすめ7選
ここからは、選び方のポイントを踏まえ、登山初心者から経験者まで幅広くおすすめできるレディース登山パンツを7モデルご紹介します。
1. かわり芽(かわりめ) リトルマウンテンパンツ
山でも日常でも活躍する、シルエットが秀逸な一本
スタイリストとのコラボで生まれた、スポーティになりすぎないデザインが魅力のパンツです。体のラインを拾わないややワイドな作りから、膝下はすっきりとしたテーパードシルエットに。マットな質感のストレッチナイロン素材は履き心地抜群で、裾の紐で足さばきを調整できるなど、登山での機能性もしっかりと備えています。
ブランド | かわり芽 |
商品 | リトルマウンテンパンツ |
価格 | ¥15,400(税込) |
2. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) アルパインライトパンツ
美シルエットと動きやすさを両立した、不動の定番パンツ
多くの登山者に愛用されているロングセラーモデルです。特筆すべきはその美しいテーパードシルエット。足さばきが良いだけでなく、山でも街でも違和感なく履けるデザイン性が魅力です。もちろん機能性も高く、高いストレッチ性と立体裁断により、どんな動きにもスムーズに追従します。一年を通して使える汎用性の高さで、最初の一本として選んで間違いのないパンツです。
ブランド | THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) |
商品 | ウィメンズ アルパインライトパンツ |
価格 | ¥17,600(税込) |
3. finetrack(ファイントラック) カミノパンツ
蒸れにくくタフ!日本の気候に最適な高機能パンツ
日本のブランドであるファイントラックが、国内の気候に合わせて開発した一本。ナイロン100%ながら、独自の繊維構造で優れたストレッチ性を実現しています。最大の魅力は、両サイドに設けられた大きな「リンクベント®」。ジッパーを開けることで衣服内の熱や湿気を一気に換気でき、汗をかきやすい季節でも驚くほど快適です。タフな作りで、岩場などでの擦れにも強い安心感があります。
ブランド | finetrack(ファイントラック) |
商品 | ウィメンズ カミノパンツ |
価格 | ¥19,470(税込) |
4. MAMMUT(マムート) トレッカーズ 3.0 SO パンツ AF
洗練されたスリムフィットで、テクニカルな動きも軽快に
ヨーロッパの本格アルパインブランド、マムートの定番モデル。すっきりとしたスリムなシルエットですが、非常に高いストレッチ性で窮屈さは感じにくいでしょう。撥水性・防風性にも優れており、天候が変わりやすい山でも安心感があります。日本人の体型に合わせたアジアンフィット(AF)モデルのため、海外ブランドながらフィットしやすいのも嬉しいポイントです。
ブランド | MAMMUT(マムート) |
商品 | Trekkers 3.0 SO Pants AF Women |
価格 | ¥19,800(税込) |
5. Arc’teryx(アークテリクス) ガンマ パンツ
高次元の機能性と耐久性を備えた、最高峰のアルパインパンツ
クライマーからも絶大な信頼を得るアークテリクスの代表作。耐久性、防風性、ストレッチ性、すべてにおいて高い性能を誇ります。岩場での擦れにもびくともしないタフな素材「Fortius™ DW 2.0」を使用しながら、しなやかな履き心地を実現。価格は高めですが、ハードな環境でも長く愛用できる一本を探している方には、有力な選択肢となるでしょう。
ブランド | Arc’teryx(アークテリクス) |
商品 | ウィメンズ ガンマ パンツ |
価格 | ¥34,100(税込) |
6. MILLET(ミレー) ウィメンズ ティフォン ストレッチ トレックパンツ
レインウェアいらず?高い防水透湿性を誇るオールラウンドパンツ
ミレー独自の防水透湿素材「ティフォン」を採用し、高い防水性(耐水圧30,000mm)と、行動中も蒸れにくい透湿性(50,000g/m²/24h)を両立。トレッキングパンツの快適な履き心地とレインウェアの機能性を兼ね備え、急な天候変化にも対応できます。ソフトな肌触りとストレッチ性で、オールシーズン活躍する一本です。
ブランド | MILLET(ミレー) |
商品 | ウィメンズ ティフォン ストレッチ トレックパンツ |
価格 | ¥25,300(税込) |
7. Marmot(マーモット) ウィメンズ トレックコンフォパンツ
自然な履き心地と動きやすさが魅力のロングセラー
長年愛され続けているマーモットの定番パンツ。4WAYストレッチ素材に加え、脚の可動域を広げる独自のパターン設計により、ストレスのない足運びをサポートします。ベーシックなデザインとレギュラーフィットのシルエットは、体型を選びにくく、誰にでも履きやすいのが特徴。初めて登山パンツを購入する方も安心して選べる、信頼性の高い一本です。
ブランド | Marmot(マーモット) |
商品 | ウィメンズ トレックコンフォパンツ |
価格 | ¥14,300(税込) |
登山パンツ レディース選びのよくあるQ&A
Q1. 登山用のパンツは本当に必要?ジャージや普段着ではだめ?
A. 安全で快適な登山のためには、専用のパンツを着用することをおすすめします。ジャージやスウェットなどに使われることの多い綿(コットン)素材は、汗や雨で濡れると非常に乾きにくく、気化熱で体温を奪い「汗冷え」の原因となります。また、ジーンズなどはストレッチ性がほとんどないため、足の動きを妨げ、疲労や転倒のリスクを高める可能性があります。
Q2. 初心者向けパンツの予算はどれくらい?
A. 1万円台後半から2万円前後が一つの目安になるでしょう。この価格帯には、今回ご紹介したモデルのように、十分なストレッチ性、速乾性、耐久性をバランス良く備えた製品が多くあります。もちろん、より安価なモデルもありますが、まずはこの価格帯から検討すると、機能面で満足できる一本を見つけやすい傾向にあります。
Q3. 防水パンツ(レインパンツ)との違いは?
A. 主な役割が「動きやすさ」か「完全な防水」か、という点が違います。今回ご紹介した登山パンツの多くは「撥水性」を備えていますが、これはあくまで水を弾く機能で、長時間の雨には対応できません。一方、レインパンツは縫い目にも防水処理が施された「防水性」を持ち、強い雨でも水の侵入を防ぎます。基本的には登山パンツを履いて行動し、雨が強くなってきたらその上からレインパンツを履く、という使い分けをします。
Q4. 洗濯やお手入れで気をつけることは?
A. 製品についている洗濯表示タグを確認するのが基本です。一般的に、撥水などの機能性を損なう可能性があるため、柔軟剤や漂白剤の使用は避けるのが無難です。洗濯を繰り返して撥水性が落ちてきたと感じたら、乾燥機にかけたり、アイロンで熱を加えたりすると機能が回復することがあります。市販の撥水スプレーを使うのも効果的です。
Q5. どこで買うのがおすすめ?試着は必要?
A. 登山用品の専門店で、実際に試着してから購入することを強くおすすめします。登山パンツは、同じサイズ表記でもブランドやモデルによってフィット感が大きく異なります。専門店のスタッフに相談しながら、自分の体型や目的に合ったモデルを選ぶのが失敗しないコツです。記事を参考に候補を絞り、ぜひお店に足を運んでみてください。
まとめ
あなたにぴったりの登山パンツは見つかりそうでしょうか。最後に、今回の記事の要点を3つにまとめます。
- 登山パンツ選びは「ストレッチ性」が最重要。立体裁断などもチェック。
- 初心者はまず幅広い季節に対応できる「3シーズンモデル」から選ぶと良い。
- ブランドごとにサイズ感が違うため、必ず試着してフィット感を確認する。
お気に入りの一本を見つければ、登山の楽しさは何倍にも広がります。この記事を参考に、あなただけの最高のパートナーとなる登山パンツを見つけて、安全で素晴らしい山歩きを楽しんでくださいね。
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