
【2025年最新】登山サングラスの選び方|快適な山歩きを実現する男女兼用おすすめ8選

FUNQスタッフ
- 2025年09月19日
INDEX
「登山の紫外線は想像以上に強いと聞くけど、どんなサングラスを選べばいいんだろう?」
「たくさんの種類があって、自分に合うモデルが分からない…」
登山を楽しむ上で、サングラスは紫外線や眩しさから目を守るための必須アイテムです。しかし、デザインや価格も様々で、最適な一本を見つけるのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、登山用品に精通した筆者が、初心者から上級者まで、男女を問わず満足できる登山用サングラスの選び方を徹底解説します。さらに、編集部が厳選した最新のおすすめモデル8選を、それぞれの特徴とともに詳しくご紹介。
この記事を読めば、あなたの登山スタイルにぴったりのパートナーが見つかり、次の山行がもっと安全で快適になるはずです。
失敗しない登山用サングラスの選び方
自分に合ったサングラスを見つけるために、押さえておきたい選び方のポイントを4つご紹介します。専門用語も分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。
目の保護は最優先!UVカット率99.9%以上を選ぼう
登山において最も重要な機能が紫外線(UV)カット機能です。標高が100m上がるごとに紫外線量は約1.3%増加すると言われ、特に森林限界を超えた稜線や残雪期には、平地の数倍もの紫外線に晒されます。
強い紫外線を浴び続けると、目の日焼け(雪目)による痛みや充血だけでなく、将来的に白内장などの眼病リスクを高める可能性も指摘されています。
そのため、サングラスは必ず「UVカット率99.9%以上」または「紫外線透過率0.1%以下」と表記されたモデルを選びましょう。「UV400」という表記も、人体に有害な紫外線をほぼ100%カットできる性能を示します。
シーンで使い分けるレンズの明るさ「可視光線透過率」
レンズの色の濃さは見た目だけでなく、光をどれだけ通すかを示す「可視光線透過率(VLT)」という数値で決まります。この数値が低いほど光を通せずレンズは暗く(眩しさに強い)、高いほど光を通してレンズは明るくなります。登山シーンに合わせた適切なVLTを選ぶことで、格段に行動しやすくなります。
- VLT 10~20%: 快晴時の稜線や雪渓など、日差しが非常に強い環境におすすめ。
- VLT 20~40%: 最も汎用性が高い数値帯。晴天から曇天、樹林帯まで幅広く対応できるため、初心者の方が最初の1本として選ぶのに最適です。
- VLT 40%以上: 曇りや雨天、早朝や夕暮れ時など、光量が少ない状況でも視界を確保したい場合に適しています。
よりクリアな視界へ!便利なレンズ機能「偏光・調光」
基本的なUVカット機能に加え、特殊な機能を持つレンズを選ぶことで、登山中の快適性がさらに向上します。代表的な2つの機能を知っておきましょう。
- 偏光レンズ(Polarized Lens)
地面や雪面、水面からの光の乱反射を抑える機能を持つレンズです。ギラつきがカットされることで、雪面の凹凸や水中の様子、濡れた岩の質感がクリアに見えるようになります。特に残雪期の登山や沢沿いを歩く際に効果を発揮します。 - 調光レンズ(Photochromic Lens)
紫外線の量に応じてレンズの色の濃さが自動で変わる高機能レンズです。日当たりの良い場所では色が濃くなり、樹林帯などの暗い場所では薄くなるため、サングラスを掛け外しする手間がありません。価格は高めになる傾向がありますが、天候や場所の変化が激しい山では非常に便利な機能です。
長時間でも快適な「フィット感」と「軽さ」
登山では長時間サングラスを着用するため、顔にしっかりフィットし、軽いモデルを選ぶことが重要です。フィット感が悪いと、歩行中にズレて集中力を削がれたり、隙間から紫外線が入り込んだりする原因になります。
特に日本人の顔の骨格に合わせて設計された「アジアンフィット」や「ローブリッジフィット」モデルは、鼻やこめかみへの負担が少なく、快適なかけ心地を維持しやすいです。購入前には、できるだけ試着して、下を向いたり軽く頭を振ったりしてもズレないか確認することをおすすめします。
【男女兼用】編集部が厳選!登山サングラスおすすめ8選
選び方のポイントを踏まえ、初心者向けから本格派まで、デザイン性と機能性を両立した最新のおすすめ登山サングラスを8モデル厳選しました。
1. goodr (グダー) /OG
驚きのコスパで登山デビューを応援
とにかく手頃な価格で登山用サングラスを試してみたい、という方におすすめなのがgoodrの「OG」シリーズです。5,000円を切る価格帯でありながら、UV400の偏光レンズを標準搭載しており、登山の基本性能はしっかり押さえています。軽量で滑りにくいフレームはフィット感も良く、豊富なカラーバリエーションから選ぶ楽しさも魅力です。
項目 | 詳細 |
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ブランド | goodr (グダー) |
商品 | OG |
価格 | ¥4,950(税込) |
2. SUNSKI (サンスキー) /Dipseas
環境にも配慮したおしゃれな一本
カリフォルニア発のSUNSKIは、フレームに独自開発のリサイクルプラスチックを使用したサステナブルなブランドです。クラシックで誰にでも似合いやすいデザインは、登山だけでなく普段使いにも最適。もちろん、レンズはすべて偏光レンズ仕様で機能性も十分です。人と環境に優しい選択をしたい方や、山でも街でも使えるおしゃれなモデルを探している方におすすめです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | SUNSKI (サンスキー) |
商品 | Dipseas |
価格 | ¥9,570(税込) |
3. SWANS (スワンズ) /Airless-Move
日わずか17g!空気のようなかけ心地
本の光学メーカーが手がけるSWANSの「Airless-Move」は、その名の通りわずか17gという驚異的な軽さが最大の特徴です。かけていることを忘れるほどの快適さで、長時間の行動でもまったくストレスを感じさせません。日本人の頭部形状に合わせたフレーム設計でフィット感も抜群。高性能な偏光レンズを搭載し、クリアな視界を確保します。
項目 | 詳細 |
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ブランド | SWANS (スワンズ) |
商品 | Airless-Move |
価格 | ¥13,200(税込) |
4. FLOAT (フロート) /RIGEL
街でも山でも馴染む、驚きのかけ心地
クラシックなボストンスタイルで、顔なじみの良さを最優先にデザインされたモデルです。フレームとテンプルに採用された超軽量弾性樹脂により、驚くほど軽量で柔軟なかけ心地を実現。頭を優しくホールドし、長時間の行動でもズレや痛みを軽減します。もちろん偏光レンズとUVカット機能も備え、登山から日常までシーンを選ばず活躍します。
項目 | 詳細 |
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ブランド | FLOAT (フロート) |
商品 | RIGEL |
価格 | ¥15,400(税込) |
5. SMITH (スミス) /Lowdown 2
高性能レンズでクリアな視界を確保
普段使いしやすいウェリントン型でありながら、登山の過酷な環境にも耐えうる機能を備えた人気モデルです。SMITH独自の「ChromaPop™偏光レンズ」は、対象物の色彩をより鮮やかに、輪郭をくっきりと見せる効果があります。これにより、山の景色を楽しみながら、路面の状況なども的確に把握できます。デザイン性と最高の見え方を両立したい方におすすめです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | SMITH (スミス) |
商品 | Lowdown 2 |
価格 | ¥33,000(税込) |
6. Eyevol (アイヴォル) /CONLON III
日本人の骨格に合う、卓越したフィット感
日本のアイウェアブランド「EYEVAN」のデザイン思想を受け継ぐEyevol。その代表モデルであるCONLON IIIは、軽量なフレーム素材としなやかなテンプルが特徴です。日本人の骨格に合わせて設計されたフレームと、一人ひとりの鼻の高さに合わせて調整可能なノーズパッドにより、卓越したフィット感を実現。長時間の登山でもズレにくく、快適なかけ心地を維持します。
項目 | 詳細 |
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ブランド | Eyevol (アイヴォル) |
商品 | CONLON III |
価格 | ¥27,500(税込) |
7. OAKLEY (オークリー) /Flak® 2.0 (Low Bridge Fit)|
トップアスリートが選ぶ王道モデル
スポーツサングラスの代名詞ともいえるOAKLEYの「Flak 2.0」。軽量で耐久性に優れたフレームと、広い視野を確保するレンズ設計が特徴です。色とコントラストを強調する「Prizm™レンズ」テクノロジーは、トレイルの凹凸や岩陰などを鮮明に映し出し、安全な歩行をサポートします。日本人の顔に合いやすいLow Bridge Fitで、最高のパフォーマンスを求める方におすすめです。
項目 | 詳細 |
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ブランド | OAKLEY (オークリー) |
商品 | Flak® 2.0 (Low Bridge Fit) |
価格 | ¥32,010(税込) |
8. Julbo (ジュルボ) /SHIELD
本格モデルが驚きの価格で入手可能に
130年以上の歴史を持つフランスの山岳アイウェア専門ブランドJulbo。その中でも「SHIELD」は、雪山や氷河に対応する本格モデルです。取り外し可能なサイドシールドが横からの光や風を強力にブロック。可視光線透過率5%の「Spectron 4」レンズは強烈な日差しから確実に目を保護します。専門的な高機能モデルながら、価格改定により非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
項目 | 詳細 |
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ブランド | Julbo (ジュルボ) |
商品 | SHIELD |
価格 | ¥15,400(税込) |
登山サングラス選びのよくある質問
ここでは、登山サングラス選びに関する疑問や不安にお答えします。
Q1. 初めての登山サングラス、どんなものを選べばいいですか?
A1. 「UVカット率99.9%以上」「フィット感の良いもの」「可視光線透過率20~40%」の3点を満たすモデルがおすすめです。
まずは目を確実に保護できるUVカット性能を最優先しましょう。次に、ズレないかどうかのフィット感を確認します。レンズの明るさは、様々な天候に対応しやすい汎用性の高いVLT20~40%のものを選ぶと、最初の1本として失敗が少ないです。今回紹介した中では「goodr」や「SWANS」などが良い選択肢になります。
Q2. 登山用サングラスの価格帯と違いは何ですか?
A2. 5,000円以下の入門モデルから30,000円以上の高機能モデルまで様々です。主な違いはレンズの性能とフレームの素材です。
一般的に、価格が上がるにつれて、レンズに調光・偏光機能が加わったり、コントラストを高める特殊な技術が採用されたりします。また、フレームもより軽量で耐久性の高い素材が使われ、フィット感を高めるための調整機能が充実する傾向があります。ご自身の登山頻度やスタイル、予算に合わせて選びましょう。
Q3. 度付きのサングラスは作れますか?
A3. はい、作れます。いくつかの方法があります。
- 眼鏡店で度付きレンズに交換する: 対応可能なフレームを選び、眼鏡店で度付きのカラーレンズや偏光・調光レンズを入れてもらう方法です。
- インナーフレーム対応モデルを選ぶ: 専用の度付きインナーフレームをサングラスの内側に取り付けるタイプです。
- コンタクトレンズと併用する: 最も手軽な方法で、好きなデザインのサングラスを選べます。
どの方法が最適か、かかりつけの眼鏡店に相談してみることをおすすめします。
Q4. サングラスのお手入れ方法と保管方法を教えてください。
A4. 使用後は流水で汚れを洗い流し、専用クロスで優しく拭き上げてください。保管は高温多湿を避け、専用ケースに入れるのが基本です。
レンズに付着した汗や砂埃をそのままにしておくと、コーティングの劣化や傷の原因になります。洗う際は石鹸や洗剤を使わず、真水で流すのがポイントです。拭くときは必ずメガネ拭きや付属のマイクロファイバークロスを使いましょう。また、夏場の車内など高温になる場所での放置は、フレームの変形やレンズのダメージにつながるため絶対に避けてください。
Q5. 登山用サングラスはどこで買うのがおすすめですか?
A5. 実際に試着できる登山用品専門店や眼鏡店での購入が最もおすすめです。
サングラスはフィット感が非常に重要です。専門知識を持つスタッフに相談しながら、様々なモデルを試着できる実店舗での購入が失敗も少なく安心です。気になるモデルをいくつか試着してフィット感を確認した上で、価格比較のためにオンラインストアを利用するのも賢い方法です。
サングラスひとつで、山歩きはもっと心地よくなる
今回は、登山用サングラスの選び方と、最新のおすすめモデルを8つご紹介しました。
最後に、この記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- 目の安全のために「UVカット率99.9%以上」は必須条件。
- 自分の登山スタイルに合わせて「可視光線透過率」と「フィット感」を選ぶことが快適さの鍵。
- 初心者向けの手頃なモデルから本格的な高機能モデルまで、特徴を理解して最適な一本を見つけよう。
あなたにぴったりのサングラスは、ただ目を守るだけでなく、山の美しい景色をより鮮明に映し出し、登山の体験を一層豊かなものにしてくれます。この記事を参考に、最高のパートナーを見つけて、安全で快適な山歩きを楽しんでください。
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