
ジャパントレイルで日本の自然を満喫!長期休暇におすすめの登山ルート7選

FUNQスタッフ
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3日間以上の休みを満喫する
長い休みを取得できたとき、多くの人は特別な何かをしたくなります。そんなときにおすすめなのが、自然のなかをゆっくりと歩く、ロングトレイル。山あり谷ありの道を歩くことは、単なる運動とか達成感を得るといったことではありません。その道中が自然との対話であり、自分自身との対話です。長い休み、3日間以上の登山では、1日だけのアクティビティでは味わえない魅力がたくさんあります。

- ゆっくりとしたペースで歩ける
- 山小屋に宿泊し、山の夜を体験できる
- 朝日や夕日など、山のさまざまな表情を見られる
- 複数の山を縦走できる
- 地元の人々との交流を楽しめる
長期休暇でロングトレイルを歩く魅力
3日間以上の休暇を利用して、たとえば下記のようなプランを立てることで、自然と一体となりながら心身をリフレッシュ。より深い自然体験と自己探求の時間を楽しめます。

- 1日目:山中の宿泊施設までのトレッキング
- 2日目:山頂を目指す本格的な登山
- 3日目:下山後に温泉で疲れを癒す
長期休暇を取るメリット
- 装備や食料を余裕をもって準備できる
- ムリのない行程で体力回復の時間を確保できる
- 天候に合わせて予備日を設けられる
- 同行者や現地ガイドとの交流を深められる
- 郷土料理や地域文化をじっくり体験できる
そもそもロングトレイルとは?
ロングトレイルは「歩く旅」を楽しむために造られた道。登頂を目的とする登山とは異なり、登山道や里山の道、車道などを歩きながら地域の自然や歴史、文化に触れられるものです。発祥地の欧米には3,000kmを超える有名なトレイルがあり、世界中から人々が集まっています。日本でも古くから熊野古道や四国遍路の文化があり、近年は健康や自然志向の高まりを受けて信越トレイルや高島トレイルなど各地で整備が進行中です。これにより国内外の多くのハイカーが訪れ、観光振興にもつながっています。
JAPAN TRAILを知っていますか?
国土の約3分の2を森林が占める日本には、魅力的なロングトレイル(数日間かけて歩く長距離の自然歩道)が全国に点在しています。この日本全国にあるロングトレイルの一部をつなぎ、北海道から沖縄までを一つの道で繋ごうというプロジェクトが「JAPAN TRAIL(ジャパントレイル)」。ルートの詳細はアプリでも確認できます。( Android/ Apple)

JAPANTRAILの特徴
- 多様な地形と景観:南国の海岸線から北アルプスの雪山まで、変化に富むルート
- 四季の美しさ:春の桜や新緑、夏の清流、秋の紅葉、冬の雪景色
- 文化的要素:古道や巡礼路、寺社仏閣、伝統的な集落を通過
- 地域との連携:宿泊・飲食・観光スポットとの協力による地域活性化
- 持続可能な観光:自然環境への意識を高める
- 多様な楽しみ方:スルーハイクだけでなく、区間ごとのセクションハイクも可能
- コミュニティ形成:ハイカー同士や地域住民との交流が広がる
厳選!長い休みにオススメの登山ルート7選
➀青森県・八甲田山(北東北エリア)
青森県八甲田山(大岳)を酸ヶ湯温泉を起点に反時計回りで巡る北八甲田の人気周回ルート。酸ヶ湯温泉からスタートし、仙人岱を経由して八甲田大岳(標高1,584m)に登頂。翌日毛無岱湿原へ下山して酸ヶ湯温泉へ。コースタイムは約5時間で、高山植物が咲き乱れる湿原風景や豊富な温泉も楽しめる変化に富んだ山旅です。
アラフォー4人、レンズ越しのジャパントレイル。青森・八甲田山 弾丸1泊2日山行の記録
八甲田山を舞台に、40代の仲間4人が写真撮影をテーマに1泊2日の弾丸山行に挑戦。名峰・八甲田で、四季折々の景色や湿原の花々をレンズ越しに収めながら登山を満喫。酸ヶ湯温泉の湯や満天の星空、早朝のご来光など、旅の途中で出会った感動的な瞬間をカメラに収め、山の新たな魅力を再発見していくようすが臨場感たっぷりに綴られています。
➁岩手県・三陸海岸線(みちのく潮風トレイル)
岩手県普代村を起点に、野田村を経由して久慈市の小袖海女センターまで歩く1泊2日のセクションルート。海岸線を歩きながら漁村や砂浜を進み、翌日は内陸の峠を越えるなど変化に富む行程です。潮風香る太平洋の絶景や、森と沢渡りを体験でき、ゴールでは北限の海女文化に出会える道のりです。
【ジャパントレイルをゆく】潮のかおりに誘われて。 三陸海岸線をたどる旅
三陸の海の香りに誘われて、北限の海女に会うことを目指す1泊2日の旅。普代水門や野田塩工房など、地域の歴史や産業に触れつつ、豊かな自然を全身で味わいます。差し入れをしてくれる地元の人々や、道中での交流も旅を彩り、最後に念願の海女さんと出会うことで、自然と人の温もりを同時に体感できる内容です。
③福島県〜栃木県・燧ヶ岳〜鬼怒沼(尾瀬・日光エリア)
福島県檜枝岐村の尾瀬・燧ヶ岳(標高2,356m)、栃木県側の鬼怒川源流域に広がる鬼怒沼湿原へと踏み入れ、絶景を楽しんだあと、奥鬼怒温泉郷の日光澤温泉で湯浴みと宿泊。日本有数の高層湿原である尾瀬と鬼怒沼の二大湿原を結び、山と湿原と温泉を堪能できる変化に富んだルートです。
国内の各地を繋ぐ「ジャパントレイル」で歩き旅から日本の自然や文化を体感!百名山・燧ヶ岳から日光・鬼怒沼へ。 高層湿原をめぐる道
燧ヶ岳と鬼怒沼湿原を巡る山旅を通して、日本の原風景に出会うルポ。湿原の草紅葉や星空、静かな朝霧の鬼怒沼など神秘的な景色をカメラに収めながら歩きます。登山者との出会いや温泉宿の交流を交え、自然だけでなく人とのつながりも感じられる内容で、山旅の魅力が立体的に描かれています。
④群馬県・万座温泉(浅間〜白根火山ルート)
標高1,800mに位置する万座温泉を拠点に、周辺の山々を歩くプラン。登山で汗を流した後に硫黄泉の名湯で疲れを癒すことができ、山と温泉の魅力を同時に味わえます。火山地帯ならではの地形や景観も楽しめ、無理なく自然と親しめる山旅ルートです。
群馬県・万座温泉を拠点に山と温泉をめぐる旅
万座温泉を拠点に、登山と温泉を組み合わせた贅沢な体験を紹介。火山の地形や周囲の山々を歩いた後、温泉で心身を癒す流れが描かれます。アクセスも良く、山と温泉の魅力を同時に味わいたい人にぴったりのルート記事となっています。
⑤長野県〜新潟県・塩の道(塩の道トレイル)
日本海側から内陸へ塩を運んだ「塩の道トレイル」(糸魚川街道)と呼ばれる古道。全長約120kmの古道の中から、小谷村雨飾高原付近のブナ林トレイルや姫川沿いの里山道などを抜粋してハイキング。随所にJR大糸線が並走し、公共交通でアクセスしやすいルートでもあります。
ジャパントレイル「塩の道」を歩く~古から続く、海から山へと塩を運んだ道~
塩の道を舞台に、地元ガイドとともに歴史を体感する旅を紹介。初日は小谷村内の豊かなブナ森、清流や棚田が広がる里を巡り、往時の人々の暮らしを想像します。夜は地元産山菜料理でもてなす宿に泊まり、2日目は白馬方面へ。北アルプスの高峰を望む絶景、塩にまつわる文化や土産物、自然・歴史・人の温もりを併せて味わえる記事です。
⑥愛媛県・石鎚山(石鎚山ルート)
四国愛媛県にそびえる西日本最高峰・石鎚山(標高1,982m)。ロープウェイを利用して成就社まで上がり、表参道ルートを歩いて石鎚神社頂上山荘に宿泊。翌早朝、石鎚山山頂の岩峰、天狗岳でご来光を拝むプラン。鎖場もあるスリリングな岩稜やブナ林の登山道を堪能でき、西日本一の高峰からの大展望が待っています。
日本の道をつなぐジャパントレイル。写真でふり返る、石鎚山の旅
石鎚山での山旅を写真を交えて振り返る記事。鎖場を越えてたどり着いた山頂や山小屋泊の夜、稜線からの大展望、ご来光など、歩くことでしか得られない体験が臨場感をもって描かれています。写真を通じて、石鎚山の魅力と“歩く旅”の醍醐味が伝わる内容です。
⑦大分県・国東半島(国東半島ロングトレイル)
国東半島の中山仙境を歩く1泊2日のルート。切り立った岩稜を越え、大パノラマを望む険しい道を進みます。修験の歴史が息づく独特の文化や伝承に触れられる、自然と文化の両面を体感できる道です。
鬼の棲む半島・くにさきで歴史と文化をたどる1泊2日の山旅|#1 中山仙境で岩稜歩きや大パノラマを堪能
大分・国東半島を舞台にした1泊2日の山旅を紹介。岩稜歩きのスリルと大パノラマに加え、修験道文化や地域の伝承に触れる内容です。険しい地形の中に人々の歴史が息づき、自然と文化が融合した独自のトレイル体験を伝えています。
出発前に準備しておきたいこと|休暇取得と装備
ロングトレイルを安全に楽しむには、事前準備が欠かせません。ゆったりとしたスケジュールを計画することで、歩く時間をより充実した時間にすることができます。
休暇取得のポイント
- 早めの計画と申請(2〜3か月前が理想)
- 業務の引き継ぎと緊急時の連絡先共有
- 柔軟な日程設定で悪天候に備える
- 休暇後の復帰準備も考慮しておく
装備チェックリスト
- 衣類:速乾性・防水性ウェア、トレッキングシューズ、保温着
- バックパック:30〜50L、レインカバー付き
- シェルター:テント、寝袋、マット
- 調理器具と食料:クッカー、コンロ、非常食、エネルギーバー
- 安全装備:ファーストエイド、ヘッドランプ、地図・コンパス
- その他:日焼け止め、虫除け、モバイルバッテリー、筆記用具
疲れをためない歩き方と回復のコツ
- 歩き方:一定のペース、小刻みな歩幅、呼吸リズムを整える
- 休憩:1時間ごとに小休憩、上り後の1分休憩、昼食後の仮眠
- ストレッチとマッサージ:ふくらはぎ、太もも、肩回しで柔軟性維持
- 水分と栄養補給:こまめな水分、塩分・糖分の補給
- メンタル面:景色を楽しむ、仲間との会話、小さな目標を設定
- 装備の工夫:トレッキングポール、靴紐調整、重ね着で体温管理
- 自然の力:森林浴、清流での足浴、朝日の活用
- 睡眠の工夫:軽いストレッチ、快適な姿勢、温かい飲み物
これらを取り入れることで、疲労を軽減しながらロングトレイルを快適に歩き続けられます。
ロングトレイルで心身をリフレッシュ
ロングトレイルは、自然との一体感を味わい、自分自身と向き合う貴重な時間を与えてくれます。3日間以上の休みを活用し、ここでオススメしたJAPANTRAILを歩けば、きっと新しい発見と感動に出会えるはずです。
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