
尾瀬沼に新しい動きが!|まだ知らない尾瀬ストーリー#11

HagiwaraMai
- 2025年09月11日
“尾瀬”と聞くと思い描く景色はどんなものでしょうか?
「湿原と山と木道」という景色を思い浮かべる方が多いかもしれません。尾瀬はその景色があまりにも有名で、その成り立ちや歴史、その周辺地域のこと、そこに関わる人々のことはほとんど知られていません。じつは尾瀬には感動的なストーリーがいくつもあるのです。
尾瀬をこよなく愛するOze Nature Interpreterの私が、尾瀬のさまざまなストーリーをお届けします!
新しい風が続々と吹く尾瀬沼のすてきな売店をご紹介します!
尾瀬国立公園には有名なスポットが2つあります。山と湿原と木道の景色のある尾瀬ヶ原と、沼と山の印象の強い尾瀬沼。どちらかといえば尾瀬ヶ原のほうが訪れる人が多く賑わっていて、尾瀬沼はリピーターやベテランさんが多く、尾瀬ヶ原よりは人が少なくてひっそりとしている印象があります。
その尾瀬沼に、新しい風が吹き始めている!ということで、今回はそのなかのひとつ、長蔵小屋の売店をご紹介したいと思います。
『長蔵小屋 売店-尾瀬とほぼ日-』

こちらの売店は長蔵小屋さんが運営していましたが、今年からは「ほぼ日」さんが運営をしています。もともとある長蔵小屋売店の雰囲気に合った、ほぼ日さんの商品が並ぶ店内。








暑い尾瀬の夏にぴったりのフラッペの提供も始まり、ますます賑わいを見せています。 なぜほぼ日が?と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこにはひと言では言い表せない、すてきなストーリーがあるようです。詳しい経緯などはこちらのURL”尾瀬とほぼ日”をご覧ください。
https://www.1101.com/oze_hobonichi/index.html

お話を聞いたのは現地社員として常駐している三ツ井さん。以前、長蔵小屋でアルバイトをした経験があるという彼。ご縁がつながり、ほぼ日の乗組員(社員)としてこの場所に戻ってきたのだそう。
「2年前に長蔵小屋で3カ月間アルバイトをしていました。尾瀬で一番歴史が長い小屋なので、ここがいいな、と思って。その後、前橋の地域おこし協力隊をしていたんですが、そのときにほぼ日との出会いがあり、入社しました。まさか違う形でここで働くことになるとは思っていませんでしたね。長蔵小屋のご主人もおかみさんもびっくりしていました(笑)。」
ほぼ日が尾瀬のプロジェクトを始める、というまさにその時に入社した三ツ井さん。人のご縁がつながるこの場所で、新たなプロジェクトもいろいろと構想が進んでいるそう。
この“尾瀬とほぼ日”プロジェクトが現地で始動したのは、今年の6月6日から。まずは売店で体験していただけることを増やすため、尾瀬でしか買うことのできないグッズの拡充を検討しているそう。しかも、そのグッズたちの荷揚げは、尾瀬ならではの“歩荷”にチャレンジすることもあるとのことです。

ほかにもツアーなど、さまざまな楽しいことを考えているほぼ日さん。
「これからほぼ日では、少しずつおもしろいことを考えていきます。日々変わる尾瀬の景色とともに“尾瀬とほぼ日”の変化もぜひ、楽しんでくださいね。ちなみに働いてくれるスタッフも募集中です!」
と目を輝かせながら話す三ツ井さんの姿を見ていると、これからどんなおもしろいことが展開されるのだろうと、期待せずにはいられなくなります。今後の展開に注目です!

イベントのお知らせ
今シーズンは尾瀬の福島県側の登山口のひとつ、「御池(みいけ)」でイベントを行ないます。詳しい情報は下記のリンクをご確認ください!みなさまのお申し込みをお待ちしております!
2025.9.27(土)EVENT
【尾瀬の天の川と星や宇宙をめぐる夜-第2夜-】を開催します!
https://note.com/ozenature/n/n677c8f84a47f
2025.10.13(月・祝)EVENT
【スポーツの日に尾瀬でヨガ-身体をケアする尾瀬ヨガ-】を開催します!
https://note.com/ozenature/n/n7b4ccb952c19
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PROFILE

ランドネ / Oze Nature Interpreter
HagiwaraMai
尾瀬高校自然環境科の卒業生であり、尾瀬のビジターセンターや山小屋、ガイド団体で働いた経歴をもつ。現在は、尾瀬をこよなく愛するOze Nature Interpreterとして尾瀬とその周辺地域の知られざるストーリーを伝える活動をしている。
尾瀬高校自然環境科の卒業生であり、尾瀬のビジターセンターや山小屋、ガイド団体で働いた経歴をもつ。現在は、尾瀬をこよなく愛するOze Nature Interpreterとして尾瀬とその周辺地域の知られざるストーリーを伝える活動をしている。