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3時間でめぐる3,000m峰!北アルプス乗鞍岳を楽しむ日帰り山旅|編集部員の山活LOG

日帰りで歩くことができる3,000m峰として有名な北アルプス・乗鞍岳。ふもとの乗鞍高原からバスに乗り約1時間。畳平でバスを降りると、そこには森林限界を越えた美しい山の世界が広がっています。そんな乗鞍岳で今回は、滞在時間およそ3時間30分のあいだで、3つの山のピークをめぐる日帰りハイクを楽しみました。

剣ヶ峰は目指さない!3つのお手軽・絶景山めぐり

乗鞍岳とは、23の峰と7つの湖、8つの平原で形成された山の総称。その最高峰が、標高3,026mの剣ヶ峰です。往復約3時間で歩くことができますが、滞在時間3時間30分のなかでそれだけを楽しむのは“もったいない”と思った私は、あえて最高峰は目指さずに、畳平周辺の片道15分~20分で歩くことができる山をめぐることに。

大パノラマを貸し切る大黒岳

まずは足慣らしを兼ねて、標高2,772mの大黒岳へ。この日は8月下旬頃。緩やかに上る登山道の脇には、まだコマクサの姿も。人の姿は少なく、登山道はほぼ貸し切り。ふり返ると剣ヶ峰を望むことができます。坂を上り切ると山頂の看板のある場所までは、ほぼ平らな気持ちのよい天空の道。大きさや道のりの長さは違うけれど、その雰囲気から双六岳を思い出しました。

▲横から見た大黒岳。

天候のよい日には、360度開けた山頂から北アルプスの山並みが一望できるそう。のんびりとお昼ごはんを食べたり、景色を眺めながらぼーっと時間をすごしたりするのにも最適な場所。時間と体力に余裕をもつ山歩きの魅力を最大限に味わうことができます。

お花畑を見下ろす富士見岳

大黒岳の山頂から、おなじ登山道を折り返して下ると、目の前にそびえるのが富士見岳。そのまま標高2,812mの山頂を目指します。大黒岳よりも少し傾斜のある上り坂は、石が積み重なるガレ場。歩行時間は片道15分ほどとはいえ、登山靴をはじめとする登山装備の準備は忘れずに!

眼下には、バスターミナルやお花畑を周回するための木道。ふり返ると、さっきまで歩いていた大黒岳の姿があります。山頂を知らせる看板と大きなケルンまでたどり着くと、より近い場所で剣ヶ峰を再び眺めることができます。そして、その頂を目指すハイカーたちの姿を小さく確認するも。下りは、剣ヶ峰に続く登山道に合流して、お花畑方面へ。

▲行動食には「ヤッホー羊羹(コーラ味)」を。奥に見えるのが剣ヶ峰。

お花畑経由、魔王岳

畳平まで続く登山道の途中、お花畑を経由できる分かれ道があり、お花畑方面に進みます。花の季節をすぎたお花畑では、チングルマをはじめとする植物たちは果穂となり、秋から冬に向かう準備を整えていました。その姿を見ながら、“花の最盛期はとても華やかなんだろうな”と、再訪を心に誓います。

木道をぐるりと一周し、畳平へ戻ったあとは、ここから15分で歩ける標高2,760mの魔王岳へ。歩いたふたつの山が見渡せるほか、大黒岳からさらに奥へと延びる登山道や、さらに奥に何層にも重なる山並みを見ることができ、「やっぱりいいな、山は」とぽつり。

滞在時間は短いけれど、山歩きの魅力は十二分に詰まった山旅。ちなみに、3時間30分のあいだに、乗鞍本宮でお参りをして、レストランでカツカレーを食べて、お土産も買ってと、プラスαの楽しみもしっかりと味わいました。

【今回歩いたルート】歩行時間:約2時間30分
畳平→大黒岳→富士見岳→お花畑→畳平→魔王岳→畳平

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PROFILE

安仁屋 円香

ランドネ / 編集部(ADDIX)

安仁屋 円香

旅と山歩きをミックスした“山旅”が定番のスタイル。訪れた土地で見つけたお土産(コーヒー、布のもの、クラフトビール、郷土玩具、焼き物など)をたっぷりと買いがち。クルマ、スノボ、白濁した温泉も好き。ホームマウンテンは尾瀬。

安仁屋 円香の記事一覧

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