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圏外でもつながる!「au Starlink Direct」ってなに?山とスマホをめぐる座談会を開催

山歩きを楽しむ人が増加するいっぽうで、登山経験不足や準備不足などから、思わぬリスクと直面してしまうケースも増えています。そんなときに活躍するツールのひとつが、緊急時の連絡や調べものに役立つスマホ。とくに、圏外にいても空が見えればつながる※1 新サービス「au Starlink Direct」が登場したいま、山におけるスマホの可能性はますます広がっています。

今回、さまざまな立場の山の専門家が集まり座談会を開催!山でのスマホの使い方は?初心者が気をつけるべきことは?電波がつながることで広がる山の楽しさとは?そんな座談会のようすをお届けします。

※1:対象機種にて、iOSメッセージアプリ/Googleメッセージアプリ上でテキストメッセージ送受信可能 (写真・動画・電子ファイル添付可能【一部機種を除く】 。音声通話は未対応(2025年9月時点)。

座談会メンバー

YAMA HACK編集長  大迫倫太郎さん
登山ウェブメディア「YAMA HACK」の編集長。兵庫県出身で、現在は六甲山のふもとに暮らす。登山歴は13年で、ソロでの山歩きが多い。最近は、保育園への送迎を済ませたあとに六甲山に登り、ふもとで買ったパンとコーヒーを飲みながら自分が暮らす町を眺めるのが好き。
https://yamahack.com/

山歩きインフルエンサー  上田真里奈さん
YouTubeチャンネル「上田姉妹の山遊び」や自身のInstagramを通じて、山歩きの魅力を発信。登山歴は3年。1年目は日帰り登山が中心で、2年目は山小屋泊を多く経験。さらに今年はテント泊デビューするなど順調にステップアップ中。絶景と山ごはんが好き。
https://www.instagram.com/marinaueda_/

ランドネ編集長  安仁屋円香
『ランドネ』編集長。登山歴は18年ほどで、尾瀬がホームマウンテン。仕事柄「山に連れて行ってほしい」と友人に頼まれることが多く、それぞれの好みに合わせて山とふもと歩きの旅を計画するのが得意。下山後の温泉とおみやげ探しが好き。
https://www.instagram.com/randonnee_mag/

SNSでより身近な存在に!最近の日本の山事情

安仁屋 今日は私たち3人で、山登り初心者や、気軽に山を楽しみたいと考える人に向けて、山とスマホをめぐるお話ができればと思います。各種の統計を見ると、日本の登山人口はコロナ禍以降増加しており、とくに日帰りで山を楽しむ人が増えています。おふたりとも山に行く機会が多いと思いますが、最近の山事情をどう感じていますか?

大迫 総務省が発表しているデータによると、日本の登山者数は約1,000万人にのぼるという数字もありますね。たしかに山を歩いていると、体感的にも登山者が多くなっている印象はあります。とくに実感するのは、若い層が増えていること。その背景にはSNSでの情報発信があると思っています。若い方はSNSで情報発信力が強いので目につきやすいですし、その投稿を見た人が、新たに山歩きを楽しむようになっているという側面もあるんじゃないかと。

上田 私は20代ですが、たしかに身の周りで山に行く人が多くなったと感じています。もともと山界隈じゃなかった友だちが、Instagramで山のストーリーズを上げていたりして。SNSで目にする機会が増えているから気軽に行けそうな気持ちにもなりますし、山に行ってみたいと思う人も増えていると思います。

大迫 SNSによって山がより身近になり、その結果、山の文化も少しずつ変わってきていると感じますね。たとえば、服もそう。今日僕らが着ているのって、山に行ける服じゃないですか。昔のようなガチガチの登山ウエアでなくても、速乾性があって山歩きができる。そういう変化も含めて、山と日常の距離が近くなっていると感じますね。

いまや山の装備のひとつ!?山でのスマホの使い方

安仁屋 スマホやSNSは私たちにとって、いまや当たり前の存在ですよね。KDDIがこの夏に行なった『8月11日「山の日」直前! ゆる登山勢 500人調査※』では、「登山やハイキングにスマホは重要?」との質問に対して、89%の方が「YES」と答えています。ちなみに私は、基本的には「山は電波が届かないもの」と思って準備するようにしています。みなさんは山でスマホをどのように活用していますか?

※同調査では、縦走や宿泊を伴わず、重装備を必要とせずに気軽に登山やハイキングを楽しむことを“ゆる登山”と定義。

上田 やっぱり登山アプリの「YAMAP」は欠かせないですね。山に行く前に地図をダウンロードしておいて、山歩き中はルートの確認をしています。あと、電波が入る場所では天気予報を見たりもします。

大迫 僕の場合は、基本的に山ではスマホをフライトモードにして、なるべくバッテリー消費を抑えています。万が一のときに使えなくなったら困りますから。ただ、一緒に山に行く人がInstagramのストーリーズで写真を上げて楽しそうにしているのを見ていると、それもいいなぁと思います。山の楽しみ方はいろいろあるけれど、単に山登るだけではなくて、山歩きを共有すること自体を楽しむ。それって、すごくおもしろい。

安仁屋 最近、ランドネのイベントで、ひとり一台カメラを持って山を歩いたんですけど、スマホに専用アプリを入れておくと、撮影した写真をその場で共有できるんです。そのときに「あ、なるほど。こういう楽しみ方もあるんだな」と実感しました。

上田 私は先日、涸沢から北穂高岳に登ったんですけど、帰り道に上高地に向かって歩いているときに友だちと「徳澤園のピザが食べたいね」という話になって。横尾のあたりで電波がつながったので、ラストオーダーの時間を調べました。スマホが使えなくても安全に行動できることは大前提だけれど、スマホがあると楽しみが広がるシーンは多いと思います。

スマホに頼らず、しっかりとした準備を行なう

『8月11日「山の日」直前! ゆる登山勢 500人調査』

安仁屋 先ほどご紹介したKDDIの調査では、「登山やハイキング中に圏外を経験した?」という問いに対して「YES」と答えた方が91.1%。また、「圏外になって不便や困ったことがある」人は85.4%にのぼりました。やっぱり山では、電波がつながらないことが多いということですね。同調査では、登山前に通信環境を「必ず調べる」人の割合は24.8%にとどまっていましたが、大迫さんは山の電波状況をどうやって調べていますか?

大迫 基本的にはふたつの確認方法があると考えています。ひとつ目が、山小屋が提供している電波に関する情報。ふたつ目が携帯電話の各キャリアのオフィシャル情報ですね。さらに、それらを補完するものとして、SNSなどで登山者が発信する情報も参考にしています。

安仁屋 山好きの人たちのなかでは、「この山域はつながらないよね」みたいな経験則もありますよね。

大迫 そうですね。ただ、普段から頻繁に山を歩いている人って、おそらく日本のなかでは少数派。年に1回しか山に行かない人のなかには、山でも電波がつながると思っている人もいるかもしれません。

『8月11日「山の日」直前! ゆる登山勢 500人調査※』★データ支給希望★

安仁屋 この調査によると「登山・ハイキング中にスマホの電波がつながらずヒヤリとした経験がある」人の割合は28%。その内容を見ていると、「スマホが圏外で、現在地や地図を確認できなかった」(37.1%)、「天気が急に変わったのに、情報が確認できなかった」(29.3%)、「ルートがわからなくなって不安になった」(28.6%)などが並んでいます。自由回答では「登山ルートが確認できなくて遭難しかけた」や「子どもが脇道にそれて姿を見失った。数分後に見つかったが、GPSが機能せず焦った」など、危険なシーンも。そもそも、スマホがつながらないだけでヒヤリとしている人が4人に1人以上の割合でいることに驚きましたし、少し心配になります。

上田 やっぱり、スマホが使えなくなっても大丈夫なように下調べや準備を行なっておくのが原則ですよね。

大迫 そうですね。ただ、年に1回しか山に行かない人や、だれかに連れて行ってもらっている人のなかには、その基本がわからない人もいる。僕らのようなメディアの人間が、準備の重要性をしっかり伝えていくことも必要だと思います。いっぽうで、電波がつながらなくてヒヤリとした経験のなかには、「ケガや体調不良になり、助けを呼ぶことができなかった」(14.3%)という人もいます。正直、僕自身も山で大きなケガをしている人に対して正しく対処ができるか不安があります。そんなときに、スマホで助けを呼べるなら、すごくありがたいです。

安仁屋 以前、山で助けを呼ばなければいけない経験をしたことがあります。そのときは2台持っていたスマホのうち1台だけがつながり、どうにか電話をかけて救助を要請することができました。もしもあのとき圏外だったらと考えると、やっぱり怖いです。何かあったときに、助けを呼ぶためのツールが使える。それは、山歩きの安心感にもつながることだと思います。

空が見えればつながる※1「au Starlink Direct」で広がる山の楽しさ

※1:対象機種にて、iOSメッセージアプリ/Googleメッセージアプリ上でテキストメッセージ送受信可能 (写真・動画・電子ファイル添付可能【一部機種を除く】 。音声通話は未対応(2025年9月時点)。

安仁屋 ここからは、スマホが使えると山の楽しみがどう広がってゆくのか、ということを話し合いたいと思います。KDDIはこれまで山小屋Wi-Fiや、登山道に於ける携帯電話の通信エリア化などの整備を進めていて、山でスマホが使える環境は増えています。さらにこの夏には、空が見えれば圏外エリア※2 でも通信できるサービス「au Starlink Direct」をスタート。テキストメッセージの送信やAIチャットとのやりとり、対応アプリでのデータ通信ができるようになりました。※3 真里奈さんは、先日実際に「au Starlink Direct」を使ってみたそうですが、どうでしたか?

上田 はい。北アルプスの高瀬渓谷にある湯俣山荘で使ってみました。湯俣山荘までの登山道は、ほとんど電波が届かない状況でしたが、スマホに衛星のマークが出て、通信ができました。「いま、ここにいるよ」というメッセージや位置情報を姉に送ることができて、「au Starlink Direct」でしかできない新しい山歩き体験だと感じました。

大迫 「いま、ここにいるから安心してね」という連絡って大事ですよね。家族を不安にさせない配慮は、山歩きを楽しむうえでの大切なマナーだと思います。

安仁屋 私は尾瀬で「au Starlink Direct」を使ってみました。尾瀬ヶ原の真ん中は、電波がつながらない場所が多いのですが、ちゃんと衛星マークが出て「常につながるんだ」という安心感がありました。尾瀬には群馬側と福島側、新潟県側に入山口があるんですけど、「au Starlink Direct」があれば、それぞれ別の登山口から入っても尾瀬ヶ原の真ん中で集合できるかも、なんてことも考えました。

大迫 尾瀬で待ち合わせ、おしゃれですね。僕も以前、YAMA HACKの撮影でライターさんと赤岳山頂で待ち合わせをしたことがあるんです。でも、電波もつながらなくて……。山頂で2時間ほど待ちぼうけしたことがあります(笑)。「au Starlink Direct」なら解決しそうですね。

上田 そういえば、登山道で見つけた花の名前を、AIチャットに教えてもらえたのもおもしろかったです。電波がつながらない場所だと、その場で花の写真を撮ってあとで調べることが多いんですけど、そのときはすぐに名前がわかって、一緒にいた人との会話も弾みました。

安仁屋 山で会う登山者同士って、おすすめの山や下山後の立ち寄りスポットについて会話することも多いですよね。その情報をすぐに調べられると、みんなで盛り上がれそう!

大迫 あとで調べようと思っても、忘れちゃうことも多いですしね。電波がつながることでコミュニケーションが生まれるというのは、すごくすてきなことだと思います。

安仁屋 山が好きな人のなかには「山小屋で働きたい」という方もけっこういらっしゃいます。けれど山小屋は、電波がつながらなかったり、水が自由に使えなかったりと、日常とは違う環境でもある。電波がつながることで、山小屋で働くことのハードルも少し下がるかもしれません。

大迫 「au Starlink Direct」があることで、いろいろな山との関わり方が生まれることは、とても良いことだと思います。個人的には、山登りを楽しんでいる自分の人生って、幸せだと感じていて。山にいるとお風呂に入れることの幸せにも気づくし、カップラーメンだってめちゃくちゃおいしくなる。幸せを感じる力や楽しさを見つける力が、磨かれると思うんです。ただいっぽうで、山にはどうしても危険がつきもの。そのリスクを知り、スマホなどのテクノロジーの力も使いながら、上手に向き合っていくことが大切だと思います。

上田 私も、山での楽しさと安全は表裏一体だと思っています。なのでインフルエンサーとして、山を楽しむための方法を伝えていきたいです。レインウエアが雨風から身を守ってくれるように、電波がつながることで避けられるリスクもある。「au Starlink Direct」によって山の楽しさが広がれば、って思います!

安仁屋 自然の景色を眺めたり、山を歩いたり、山小屋に泊まったり……。リアルな経験をすることで、一人ひとりのなかに自然保護の大切さや山を守ってくれている人への感謝が生まれると思うんです。だからこそ、山が好きな人の裾野を広げることが大事だし、私たちはメディアとして、さまざまなきっかけを作っていく必要がある。今回の山とスマホをめぐる座談会では、そんなことを感じました。おふたりとも、ありがとうございました!

※2:日本国内(領海を含む)のau 5G/4G LTEのエリア外
※3:従来からご利用可能なメッセージアプリに加え、対象機種にて、一部アプリ(YAMAP、ウェザーニュース注等複数アプリ)のデータ通信が可能(2025年9月時点)。 注:ウェザーニュースのiOS向けは今後提供予定
※衛星捕捉時には留守電機能と着信転送機能とナンバーシェア(スマートウォッチ)での着信機能をご利用いただけません。
※衛星捕捉まで時間を要する場合や、一時的に停波する場合があります。
※遮蔽物がある場合には接続が制限されます。また、一部地域においては接続されない場合があります。
※iPhone:2025年9月16日より提供開始
 Androidスマートフォン:2025年8月28日より提供開始

山とスマホをめぐる、もうひとつの座談会

この日は、山と渓谷社が運営する「山と溪谷オンライン」の編集長・西村健さん、「YAMAP」を運営するヤマップ共創推進事業本部長の金海裕市さん、アドベンチャーガイズ代表で国際山岳ガイドの近藤健司さんが登壇した座談会も開催。縦走やテント泊など、より本格的に山歩きを楽しむ方に向けたディスカッションが行われました。

近年はソロ登山者や山岳会や登山部などに属さない“未組織”登山者が増えていること、地図アプリの普及によって道迷いは減少傾向にあるものの疲労や転倒など体力や準備の不足による遭難が目立つこと、「au Starlink Direct」の登場でリアルタイムの情報共有や新たな登山者コミュニティが生まれる可能性が広がったこと……など、さまざまな話題が飛び交いました。なかでも印象的だったのは「デジタルツールの普及で、登山者の山に対するハードルは下がっている。けれどそれは、危険なことでもある。やっぱり地図読みや天候判断などを勉強することが必要だし、一緒に山に行く仲間も大切になる」という近藤健司さんの言葉でした。

「au Starlink Direct」は、日本の山歩きの楽しさを広げてくれる存在。だからこそ、便利なツールに頼りすぎず、一人ひとりが安全のためのスキルを身につけることが大切なのです。

「au Starlink Direct」ってなに?

スペースX社が開発した最新鋭の低軌道Starlink衛星とスマートフォンが直接通信できるサービス。これまで電波が届かなかった山の中などでも、空が見える環境であれば衛星モードに自動で切り替わり、テキストメッセージやAIチャットなどが使用できる。また、iPhone、Androidの対応機種では、YAMAPやウェザーニュースなど一部アプリでのデータ通信も可能になる。※3  https://www.au.com/brand/tsunagu/starlink/

<衛星モードで利用できる機能>

データ通信(一部対応アプリ利用)
テキストメッセージ
画像・ファイル共有
位置情報(現在地)の共有 ○ メッセージアプリで利用
Gemini in Google メッセージ ○ Androidで利用可
シンプルAIチャット ○     iPhoneで利用可
緊急速報メール ○ 一部のみ対応
音声通話

データ通信対応アプリ

※2025年9月19日時点。対応アプリは今後も順次拡大予定

auをご利用なら、当面追加料金なしで利用できます。※4
また、auじゃなくても加入から3カ月無料で利用OK。とりあえずお試しするのもおすすめです。※5
(無料期間終了後は月額1,650円)

※3:従来からご利用可能なメッセージアプリに加え、対象機種にて、一部アプリ(YAMAP、ウェザーニュース注等複数アプリ)のデータ通信が可能(2025年9月時点)。 注:ウェザーニュースのiOS向けは今後提供予定
※衛星捕捉時には留守電機能と着信転送機能とナンバーシェア(スマートウォッチ)での着信機能をご利用いただけません。
※衛星捕捉まで時間を要する場合や、一時的に停波する場合があります。
※遮蔽物がある場合には接続が制限されます。また、一部地域においては接続されない場合があります。
※iPhone:2025年9月16日より提供開始
Androidスマートフォン:2025年8月28日より提供開始
※4:変更の際にはお知らせいたします。
※5:au Starlink Direct専用プラン+への加入が必要です。4か月目以降は有料となります。変更の際にはお知らせいたします。
詳しくは当社ホームページをご確認ください。
https://www.au.com/brand/tsunagu/starlink/(サービス概要)
https://www.au.com/mobile/service/starlink-direct/(料金・適用条件 詳細)

関連リンク

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登山道における携帯電話通信エリア化

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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