
どこに登るかよりだれと行くか、母とふたりで夏の霧ヶ峰へ

Mt.ランドネメンバー
- 2025年09月27日
山を歩きすごす時間は、大切な人との心の距離をより近くしてくれる時間でもあります。Mt.ランドネメンバーがすごした母親との山時間と、そこで感じた思いとは?
2年ぶりに母と歩く
この夏、母とふたりで霧ヶ峰を歩いてきました。
山登りを趣味としてから毎年、夏は1泊2日の山小屋泊を母と楽しんでいましたが、数年前に母の引退宣言があってからは、どこへも行かない夏が続いていました。寂しく思っているのは私だけかもしれない、でも、また母と歩きたいな……。高低差の少ないハイキングなら母も楽しんでくれるかもと、長野県にある霧ヶ峰へ誘ったところ、少しの躊躇はありつつもOKの返事が。
なるべく負担のないコース設定にして、早めの小屋到着でのんびり過ごすプラン。母の好きな赤ワインとお菓子をバックパックに詰め込み、8月の週末、霧ヶ峰へと向かいました。
小屋で過ごす至福の時間
早朝に実家を出発し、8時すぎに霧ヶ峰へ到着。涼しい空気のなか、母の歩くペースに合わせて散策を楽しみました。
この日の宿は、以前から泊まってみたかったクヌルプヒュッテ。落ち着いた雰囲気の食堂で、夕食までの時間を母と過ごします。「こうやって、ワインを飲みながらおしゃべりするのが好きだったんだ」と話す母。登る山よりいっしょに過ごす時間が大切だったとわかり、誘ってよかったとうれしく思いました。
翌日は予報どおりの雨。展望はなかったけれど、雨のハイキングも母となら楽しく、だれと歩くかはとても大切だと改めて実感。高い山でなくてもいいから、これからも母と自然のなかで過ごす時間を作っていきたいと思います。
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PROFILE

Mt.ランドネメンバー
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。