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“尾瀬の日”に歩いた、静かな秋の尾瀬。ハイカーズカメラとともに旅する3日間のイベントをレポート!

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【DAY2】2時間のルートを6時間かける尾瀬ヶ原散策

2日目の朝。日の出を迎えるころ、山小屋のスリッパを履いて尾瀬ヶ原に延びる木道を進んでいきます。空は少しずつ明るくなり、浮かび上がる燧ヶ岳の姿。静かに“その瞬間”を待つことは、この場所に泊まった人だけが味わえる時間です。

そして、燧ヶ岳のうしろからゆっくりと太陽が顔を出すと、湿原一面が光に照らされ、キラキラと植物にまとう朝露が輝く「ボーナスタイム」の到来。刻一刻と変化する風景をカメラに収めようと、シャッターを切るみなさん。太陽の温かさを肌で、心で感じて一日が始まりました。

8時に山小屋を出発。次に目指すのは、宿泊場所の尾瀬小屋がある見晴地区。山ノ鼻から見晴まで、直線ルートをたどれば歩行時間は2時間ほど。けれど、山小屋到着予定時間は14時。たっぷりすぎるほど時間があるこの日は、思う存分、自然と写真を楽しむ日。

▲尾瀬の秋を代表する花、ワレモコウ。小さな花が集まった姿は、撮影するのが少し難しい。
▲湿原に数多くみられる秋の花、イワショウブ。季節が進むと真っ赤な実をつける。
▲池塘を埋め尽くすように浮かぶ、ヒツジグサの葉。葉が赤く色づく姿は、尾瀬らしい風景。

平日ともありハイカーの数もまばら。一歩、一歩、前に進んでは、撮りたい植物や風景を見つけて立ち止まり、カメラを構えてシャッターを切る。もっとこう撮りたい、ああ撮りたいと悩み、川野さんにアドバイスをもらいながら、もう一度シャッターを切り、一歩ずつ前へ。そんなふうにくり返しながら、尾瀬ヶ原の自然とじっくりと向き合う時間がすぎていきます。

▲途中、自然のなかにいる友人の撮り方を教えてもらいます。
▲尾瀬ヶ原の真ん中に建つフォトジェニックな龍宮小屋は、尾瀬の撮影スポット。うしろにそびえる燧ヶ岳と拠水林が、その魅力を引き立てます。
▲お昼ごはんには山の鼻小屋で用意していただいた、おにぎり弁当を。

お昼休憩をとった龍宮小屋を出発したのは12時ごろ。少し遠回りをして、ヨッピ橋、東電小屋を経由して、見晴を目指すルートへ。ここから先は、木漏れ日の差す森のなかや、川の流れが撮影できる大きな橋など、広々とした湿原とは異なる撮影スポットが点在しています。

森のなかでは「玉ボケ」撮影を練習。玉ボケとは、点光源をぼかして丸い玉のように撮影する方法で、森で木漏れ日を見上げた状態(逆光)は玉ボケ撮影ポイント。F値を小さくして、手前の枝や葉っぱなどにピントを合わせることで、撮影することができます。「玉ボケ写真をマスターしたい」と、みなとても真剣。

尾瀬を代表する名瀑・三条ノ滝へと流れ込む只見川を渡る橋では、カメラに搭載されている「ライブNDモード」での撮影にチャレンジ。ライブNDモードは、複数の画像を合成して疑似的に露光時間を延ばし、明るいシーンでもスローシャッター効果によって水の流れを滑らかに撮影できる機能。「OM-5 MarkⅡ」だからこそ叶う、高性能カメラの魅力を堪能しました。

14時すぎ。この日の宿、尾瀬小屋に到着。予定どおり、たっぷりと6時間。移動距離は短くても、尾瀬の自然を隅から隅まで堪能した一行。チェックインを済ませたあとは、お風呂に入ったり、名物の“やまごやグルメ”を味わったり、尾瀬ヶ原を望むテラス席で絵を描いたり、自由な時間をすごします。

▲「豚肉コンフィ~バルサミコソースと共に~」をメインにした尾瀬小屋自慢の夕食をいただきました。

夕食後は、防寒ウエアを着て山小屋の外に集合。川野さんに教えてもらうのは、星空の撮影方法です。「OM-5 MarkⅡ」に搭載される「星空AFモード」を使用。星空AFモードは、明るい星を見つけてAF-ONボタンを押すことで、簡単にピントを合わせることができる機能です。「星空を撮影するときは、光を取り込めるF値の小さいレンズがおすすめ。まずはISO3200、シャッター速度30秒に設定して始めてみましょう」(川野さん)。

基本的な星空の撮り方を教えてもらったあとは、頭上に一切さえぎるものがない尾瀬ヶ原の木道の上へ。雲の隙間から見え隠れする星。しばらくすると雲は流れ、満天の星が広がります。三脚を立てて、それぞれが静かに楽しむ星空撮影。「すごい!」「こんなにキレイに星が撮れたのは初めて」などの声が上がり、最高のごほうびタイムとなりました。

【DAY3】木道を歩きながら山旅をふり返る時間

最終日となる3日目。日付は8月30日。尾瀬の日です。尾瀬の日を尾瀬で迎えることができる喜びは、やはり体験しなければわからないもの。2日間かけて尾瀬の魅力をたっぷりと味わってきた一行。けれど、1日たりともおなじ景色はないということを、尾瀬ヶ原に広がる朝靄なかでカメラを構えながら感じていました。

▲昨日とは異なる“今日の朝”を、しっかりと写真に収めます。
▲出発前に尾瀬小屋の前で「OZE」ポーズで記念撮影!

2日間お世話になった舞さんとはここでお別れ。尾瀬ヶ原を抜け鳩待峠を目指す一行とは異なり、舞さんは白砂峠から尾瀬沼を経由して福島県檜枝岐村へと向かいます。尾瀬には数多くのルートがあり、楽しみ方やすごし方によって選ぶことができるのも魅力。来年の尾瀬の日は、どんなルートを歩こうか。そんな話をしながら、木道をまっすぐ進んでいきます。

帰りのバスの時間もあることから、今日はサクサク歩こうね、と言いながらも、心に留まる景色があれば立ち止まり、カメラを構えてシャッターを切る。1日目よりも、2日目よりも、自分がどんな写真を撮りたいのか、一人ひとりがわかるようになっていた3日目。撮影した写真をお互いに見せ合いながら、褒め合い、喜び合い、旅の思い出をふりかえる時間も。

▲尾瀬といえば、花豆ソフトクリーム。鳩待峠までの上り坂に備えて、パワーチャージ!

旅をともにしたハイカーズカメラは、多種多様な山の楽しみ方や一人ひとりの好きに寄り添ってくれるアイテム。あとは自分のスタイルに合わせて、どう使いこなしていくのか。それはまさに“山道具”なのです。

今回参加者のみなさんが撮影した写真の一部を、こちらでご紹介。どんな尾瀬の魅力を見つけ、写真に残したのか。ぜひご覧ください!

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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