
【栃木県宇都宮市|Snokey Records】歌っているカフェで食事を/音と緑と街との関係 from ototabito #6-2
Keishi Tanaka
- 2025年10月24日
ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2024年6月から、連載のシーズン3として「音と緑と街との関係」をスタート。本誌ではKeishiさん本人とその街との関係について読むことができます。そして、こちらのWEB版ではさらにおすすめのスポットを3回に分けて紹介してもらいます。
Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちら!
>>>『ランドネNo.141 11月号』
大人の秘密基地
宇都宮のおすすめ2店舗目は、良質な中古レコードを取り扱う「Snokey Records」。まだ現在の場所になかったころから通っているお店で、宇都宮を訪れた際に顔を出すと、帰りには必ずレコード数枚を手に持っている。

JR宇都宮駅からは少しだけ離れるが、オリオン通りという繁華街の脇に「Snokey Records」はある。ライブハウスからも近く、バンドマンにはとても行きやすい立地だ。そして、店内に並べられたレコード箱の中にはお宝も眠っている。最近はThe PoguesのB面を集めたベスト盤を購入した。この時代、サブスクにはない音楽を見つけられるのもレコード屋の醍醐味と言えるだろう。
そして、このお店の最大の特徴は、奥がライブスペースになっていることだ。

もちろんお酒も飲める。レコード屋の裏にある秘密基地。海外のパブのような空間にワクワクさせられる。お店がこの場所に引っ越してきて、初めて遊びに来た日から何度もここでライブをしてきた。弾き語りもバンドセットも、そしてDJも。その数だけ思い出も増えていくというわけだ。大人の遊び場は知っておくと楽しい。
ランドネ本誌にも書いたが、自分が住む街、僕で言えば東京なのだが、そこから気軽に行けるとなり町のようなところにおもしろいお店があり、そこに通う遊びをぜひおすすめしたい。レコード屋、アウトドアショップ、カフェ、なんでも目的地になりえる。僕でいうと家具屋やラーメン屋、洋食屋なんかを基準に旅の行き先を決めたりする。そこにちょっとした自然の景色が加われば最高である。
小旅行にぴったりの街、宇都宮。来月もまたおすすめを紹介する。

Snokey Records
https://snokeyrecord.com/
ototabito(オトタビト)
音楽をきっかけとした、自然と街、そこで暮す人たちと出会うアウトドア旅を提案。アーティストが、自身の音楽とつながりのある街と思い出の場所を紹介します。https://funq.jp/randonnee/ototabito
Keishi Tanaka
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。バンド編成と弾き語りでライブ活動を続ける。ニューアルバム「Like A Diary」の発売し、9月26日には大阪での自主企画「NEW KICKS 2025」を開催する。また、Riddim Saunterとして1年間の活動を宣言したばかり。 https://keishitanaka.com/
SHARE
PROFILE
ランドネ / ミュージシャン
Keishi Tanaka
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。 https://keishitanaka.com/
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。 https://keishitanaka.com/



















