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【夏沢鉱泉から根石岳山荘へ】ひとり静かに味わう山時間。山が好きな私の冬の八ヶ岳の楽しみかた

秋から冬へと季節が移り変わる11月。小屋閉めをする山小屋も多いなか、目指したのは薪ストーブと温泉で体を温めることのできる山小屋だった。

“ひとり”を選んだのは、山小屋ですごすだけの時間

おつきみさん/福岡県福岡市出身。山歴3 年目。休日になれば、山仲間と全国さまざまな山を歩く日々。日帰りや山小屋泊だけでなく、雪山登山にも挑戦。山での活動はInstagramやYouTube で発信中。Instagram@otsukimi_4629

11月の八ヶ岳は、閑散期を迎えていた。紅葉の見ごろはすぎ、雪が降ってもすぐに溶けてしまう、季節の変わり目。「いままで人の多い山しか歩いたことがないから、なんだか楽しみです」そう話す、おつきみちゃん。普段は会社の先輩に登山のイロハを教えてもらいながら、山を歩くことが多いという。この日は初めてのソロハイク。選んだ目的地は、八ヶ岳にある山小屋・夏沢鉱泉だ。

平日は都内で仕事をしているため、山に行ける日は週末の2日間。登山口から30分という立地にある夏沢鉱泉なら、早朝の電車に飛び乗らなくてもいい。時間と気持ちに余裕をもって出発ができる。それが、ソロハイクデビューにはぴったりだった。

▲歩き始める桜平登山口のあたりは、まだ秋の気配が感じられるところも。ここから目的地の夏沢鉱泉までは、およそ30 分。あっというまだ。

登山口に到着すると、ひんやりとした風が吹いていた。足元にはうっすらと雪が残る場所もある。すれ違う登山者はひとりもいない。少し心細く感じたけれど、緩やかな傾斜の林道を進んでいくと、すぐに煙突から煙の立ち昇る建物が見えた。そう、今日はここまで。トビラを開けると薪ストーブの暖かさと、「おつかれさまでした」とスタッフさんの優しい声が出迎えてくれた。

「ほかに宿泊のお客さまがいないので、ゆっくりしてください」。本を読んだり、温泉に浸かったり、生ビールを飲んだり、夕日に染まる北アルプスの山並みを眺めたり、スタッフさんと談笑したり――。ひとりだけれど、ここではひとりを感じない。山が好きなスタッフが働く山小屋は、抱えていた不安を安心に変えてくれた。

夏沢鉱泉
標高2,060m
収容人数:30 名
宿泊料金:1 泊2 食16,000 円(ウィンターシーズン)
日帰り入浴料金:1,000 円(入湯税込み、名入り温泉タオル付き)
日帰り入浴時間:10:00 ~ 16:00(最終受付15:30)
通年営業(不定期休業あり)
https://iodake.jp/natsuzawa/

▲源泉100%の鉱泉を加温したお湯は、メタケイ酸を多く含み、美肌効果が期待される。宿泊者は21時まで入浴が可能。体がよく温まり冷めにくいので、寝る前に利用するのもおすすめ。
▲まずは生ビールでおつかれさまの一杯!
▲山小屋でいただける朝夕のごはんには、ふもとの畑で収穫された旬の野菜、自家製味噌などが使われたこだわりのメニューが並ぶ。お米には、はぜかけ米を使用。
▲夕食までの時間、暖かな布団に横になりうとうと……。

歩くことで感じる、季節のかわり芽と山魅力

2日目。稜線上に雪がなければ、根石岳まで歩いてみたいと、山小屋のスタッフに相談すると、「チェーンスパイクがあれば問題ないですよ」。それと、根石岳山荘にはおすすめのスイーツがあることも教えてくれた。

▲天気のよい日には展望テラス席から、北アルプスの山並みを一望することも。

根石岳山荘
標高2,550m
収容人数:30 名
宿泊料金:15,000 円(ウィンターシーズン)
営業期間:4 月下旬~ 11 月下旬、年末年始、1月~ 3月
※ 1 月~ 3 月は金/ 土宿泊営業のみ、5 月はGWと金/ 土宿泊営業のみ
https://iodake.jp/neishidake/

桜平登山口から2 時間、根石岳直下に建ち展望はバツグン。日の出と夕日、諏訪盆地の夜景と満天の星を滞在中に楽しむことができる。清潔感があり、木のぬくもり溢れる館内は2023 年にリニューアル。お風呂のほか、夜に地酒や地ビールなどを楽しめるバーカウンターもあり。

▲自家製ブルーベリーソースのかかった「The 根石プリン(500 円)」は根石岳山荘限定スイーツ!

続きは本誌でご覧ください!

最新号「山LOVERSが選ぶ 100楽山」に掲載している記事では、この季節だからこそ出会える風景の写真もたっぷりと紹介しています。

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PROFILE

ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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