
書き出しながら、もしもの準備/今月のレシピ【薬膳スープ】| CAMMOCの「キャンプしてたら防災できた!」#44
キャンモック
- 2026年01月15日
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キャンプの道具や知識には、防災に役立つことがたくさんあります。この連載では、防災士資格をもつCAMMOCからアウトドア好きのみなさんへ、もしもの時に役立つちょっとしたヒントとアイデアレシピをお届けします。
1.新しい年に、「もしも」のことも書き足してみる
1月は、「理想の暮らし」や「今年やりたいこと」をノートに書き出したくなりませんか?新しい手帳を購入したり、まっさらなページに向き合ったり。それだけで気持ちが整う気がします。今年はそこに、“もしものための備え”を、ほんの少しだけ書き加えてみませんか?
難しく考えずに、「週末はどこへ行こうかな」と楽しい予定を考えるような感覚で、「この部屋は、地震が来ても安心して過ごせるかな?」と想像してみる。それだけで、「地震がきたらどうしよう」という漠然とした不安は、少しずつ「見える備え」へと変わっていきます。

例えば、私は今年「違和感をそのままにしない」という目標を立てました。日々の暮らしの中で「なんか違うかも」「これ、気になるな」と感じたのに、そのままにして、あとで「やっておけばよかった」と思うことがよくあったからです。
この目標から、“もしも”に役立つこともいくつか思い出しました。たとえば、「最近引っ越した親戚の連絡先をまだ確認していなかったな」とか、「ペットの保険を見直そうと思って資料を取り寄せたまま、手をつけていなかったな」とか。今年のなりたい自分から出てきた防災アクションです。
「ダイエット」が目標なら、グルテンフリーの防災食を試してみる。
「毎月1冊本を読む」なら、防災に関する本を読む月をつくってみる。
「物を減らす」なら、防災ポーチやバッグの中身を見直すことも、立派な一歩です。
書き出すことで、「なりたい自分」と「もしも」が自然とつながっていく。そんな風に防災を自分ごとにするヒントを、ご紹介します。
2. 書き出すことで見えてくる、わたしの“備え”
防災に必要なことをリストにしてみると、「今年の目標」や「なりたい自分」と自然につながるものが見えてきます。そこに気づくことで、備えはもっと自分らしく、前向きなものになっていきます。

▶非常時に必要なものを「持ち物リスト」に
防災バッグや、いつも持ち歩く防災ポーチの中身。「これで本当に足りるかな?」と考えながら書き出してみると、入れっぱなしで期限が切れていたものや、逆に足りていなかったものが見えてきます。
とくに、2025年は紙幣が新しくなりましたが、防災バッグに入れっぱなしの紙幣が旧紙幣だと使えなくなってくる可能性もあります。スマホを機種変更して充電ケーブルが変わったのに、ケーブルを入れ替えていなければ、せっかくポータブルバッテリーを持っていても充電できない。なんてこともあるかもしれません。
新しくなったものがあるかどうかを確認しましょう。「今の自分」にちゃんと合っているか、見直すことも備えのひとつ。
▶家族との「役割分担リスト」
災害時、だれがなにをするのか。
「ペットはだれが連れて行く?」「子どもを迎えに行くのは?」
書いてみることで、家族と話し合うきっかけにもなります。
「どんな1年にしたいか」を話しながら書き出してみると、防災リストが未来の設計図に変わるかもしれません。
▶いざというときの「連絡先リスト」
スマホが使えなくなる可能性を考えると、紙に残しておく安心感は大きなもの。家族、親戚、勤務先、かかりつけの病院など、最低限の連絡先を書いておくだけでも心強い備えになります。
「つながりたい人」を思い浮かべながら書く時間は、自分の大切な存在を見つめ直すきっかけにも。
3.自分仕様の“マイ防災リスト”を作ろう
首相官邸の防災リストは、過去の災害事例や専門家の知見などに基づきつくられたものなので、ぜひ参考にしてください。
そこから、自分や家族にとって“ちょうどいい”備え方を見つけていきましょう。たとえば、
- 赤ちゃんのいる家庭
- ひとり暮らしの女性
- 高齢の親と同居している場合
おなじ「防災」でも、必要なものや優先順位はまったく変わります。だからこそ、「自分の暮らし」を基準に、逆算して書き出してみましょう。ここで重要なのは、「完璧を目指さない」こと。「いまの自分に必要そうなもの」を、思いつくまま書くところから始めてみましょう。
4.キャンプの“リスト感覚”は防災にも活きる

キャンプに行く前、自然とやっていることはありませんか?テント、寝具、調理道具、防寒着……。「これがないと困るな」と想像しながら、リストアップしていく作業。
この“目的から逆算する感覚”は、防災にもそのまま活かせます。たとえば、
「停電したらどうする?」
「避難所に行ったら、何が必要?」
「家で数日過ごすことになったら?」
シーンを思い浮かべながら書くことで、備えはぐっと現実的になります。キャンプで培った想像力は、災害時の心強い味方です。
「今年はどんなキャンプをしてみたい?」を考える流れで、防災のリストも見直してみませんか?
5.リストを書くことは、心を整えること
書くことで、漠然としていた不安は、少しずつ「行動できる安心」に変わっていきます。暮らしを整えるように、防災もまた、日常の延長線上にあるもの。
「今年はどんなふうに暮らしたい?」そんな問いから逆算して、必要な備えをリストにしてみる。それはきっと、夢や安心に向かうやさしい一歩になります。
まずは、お気に入りの紙とペンを用意して、防災を「書く」ことから、始めてみませんか?
ランドネの記事を“声”でお届け!ラジオで深堀トークします【1/17(土)9:20~鎌倉FM82.8】

CAMMOCの「キャンプしたら防災できた!」の連載内容を、鎌倉FMにてより深掘りしてお話します。
ラジオならではの楽しい雰囲気のなかで、いつもともしもに役立つヒントを声にのせてお届けするので、ぜひ聴いていただけるとうれしいです!
※鎌倉エリアの方はラジオで、それ以外の地域の方も鎌倉FM公式サイトのネット配信でご視聴いただけます。
鎌倉FM82.8「GOOD MORNING DTATION:もしもにつよいわたしになる!」
日時:1月17日(土)9:20ごろ~
ネット配信:https://www.jcbasimul.com/kamakurafm
今月のレシピ【薬膳スープ】

このスープは、風邪をひきにくい体づくりを目的とした薬膳スープです。鶏もも肉は体力や免疫の土台となる「気」を補い、生姜と白ネギは体を温め、喉や鼻など風邪の入り口を守ります。レンコンは肺を潤して粘膜を強くし、乾燥や咳の予防に。シイタケは抵抗力を支え、体調を崩しにくい状態へ導きます。体調を整え、免疫を落とさないことは、非常時にも自分や家族を守る備えとなり、防災につながります!
材料 (2人前)
鶏もも挽肉…150g
生姜 すりおろし…1かけ
レンコン いちょう切り…5cm
シイタケ 薄切り…2個
白ネギ みじん切り…1/4本
水…500ml
鶏ガラスープの素…小さじ2
塩…少々
作り方
1.鍋に水を入れて中火にかけ、沸騰したら鶏もも挽肉をほぐし入れる。
2.生姜、レンコン、シイタケ、鶏ガラスープの素を入れて5分ほど煮る。
3.白ネギを加えてさっと火を通し、塩で味を整えて完成。
クリエイターズユニット
CAMMOC(キャンモック)

左から、三沢真実、三宅香菜子、内舘綾子
「キャンプのある暮らし」
HP:https://cammoc.com
Instagram:www.instagram.com/cammoc
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PROFILE
キャンモック
「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱。 https://cammoc.com/
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