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深々と雪降る聖地。静寂の高野山、心を洗う冬の旅

1200年の歴史をもつ高野山。一面雪景色の神秘的な空気に心が震えるほど感動する。ただただ雪が舞い落ちる光景に、なぜか涙が出てくるほど。神々が眠る場所、高野山への旅をご紹介します。

雪降る日は撮影日和。寒さを忘れて撮影三昧

カメラマン、松本茜による撮影会で向かった今回の旅。彼女が毎年必ず訪れる場所は高野山だけだと言う。どこにそんな魅力があるのか、それを知ることも今回の旅の楽しみだ。

みなが思い思いにシャッターを切る。根本大塔を見上げると、図ったように雪が強くなった。朱色の壁面に雪が映える。時折吹く強風で、御影堂の屋根の雪が舞い上がり簾のように景色を霞ませる。

夢中でシャッターを切る。寒さなどすっかり忘れていた。2024年2月22日、撮影会は偶然にも大雪という絶好の撮影日和になってくれた。

宿坊体験も楽しみのひとつ

雪降る聖地を堪能した私たちは、その後、修行中につき立ち入り禁止の札が立つ宝寿院を覗いてから、宿泊先の宿坊・金剛三昧院へと向かった。宿坊の手前は熊野古道とひとつ「小辺路」の道標が立っている。この道を辿って高野山から熊野本宮へ抜けてみたいものだ。

宿坊と言っても、修行をする訳ではない。お風呂も食事も部屋も旅館と変わりないのでご安心を。精進料理も素晴らしく、お酒も楽しむことができる。

闇が心を落ち着かせる、夜の奥之院

食事のあとは奥之院への夜間参拝。

夜にお墓を通るなんてと思われるかもしれないが、わずかな光を頼りに歩いていくと、次第に心が落ちついてくる。暗闇には人を包み込む力があるようだ。灯籠の光はあたたかい。幻想的な異世界に、不思議な感覚に。奥へと進むと奥之院弘法大師御廟へ辿り着くが、御廟橋から先は撮影禁止。空海がいまも生き続け、瞑想を続けているとされる神聖な聖地である。手を合わせて宿坊へと戻る。

雪の中に点在するお地蔵様に癒されて

翌朝は自由参加の朝のお勤めがあるが、参加されることをおすすめしたい。きりりと冷えた荘厳な本堂の中で、ユニゾンが響く僧侶による声明はなかなか得難い体験だ。その後、再度奥之院へと向かう。参道には日本を代表するような企業の墓や歴史上の有名人のお墓が建ち並ぶ。雪を被った可愛らしいお地蔵さまも多い。

いまもなお続いている信仰を感じて

1日2回ある弘法大師に食事を運ぶ「生身供(しょうじんぐ)」は見逃せない。特別な法衣を着た僧侶が食事を入れた白木の箱を担ぎ、御廟橋を渡っていく。この儀式は弘法大師が入定してから、毎日欠かさず1250年以上続いているとのことだ。私たちのような観光客とは違い、そのようすに手を合わせ読経をする女性もいた。信仰が続いていることを実感できる聖地でもある。

さて最後に、簡単に高野山について触れておきたい。日本史の教科書に出てくるように、ここは平安時代に空海(弘法大師)によって開かれた真言宗総本山。比叡山にある最澄(伝教大師)が開いた天台宗の総本山・延暦寺と並ぶ日本仏教の聖地だが、関西方面にお住まいではないと、どこにあるかよくわからないという方も多いだろう。

高野山は南北に長い和歌山県の北東の端にあり、北は大阪府、東は奈良県に接している。東京方面から行くには新幹線で新大阪、地下鉄御堂筋線に乗り換えてなんば、そこから南海特急で極楽橋、ケーブルカーで高野山、さらにバスで高野山の中心地へ、と遠い道のりだが行ってみる価値はある。

現代にも生き続いている信仰。それを支える高野山の雰囲気に触れること。単なる観光に止まらない経験を得られるかもしれない。

 

写真&テキスト◎渡辺 宏紀(宇宙HIKE)
https://www.instagram.com/whiroki1960/

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PROFILE

宇宙HIKE

宇宙HIKE

Photographer 松本茜主催、山と写真のコミュニティー。 宇宙を旅するように山へ登り、旅や写真を使って「自分」にフォーカスする。 ユーモア溢れるメンバーが集まり、日々楽しみながらいろんなフィールドで活動を続けている。

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