
世界中でキャンプを体験。そして親子登山へ|ポレポレ!~猪俣親子の登山日記~
ランドネ 編集部
- 2026年03月27日
子どものために、そして自分のために。歩き出した先で見た景色の数々は、ふたりの心に刻まれ、また次の目的地を探し続けるのです。ここでは、フォトグラファーとして活躍する猪俣慎吾さんと、その息子たっちゃんのアウトドア旅のようすを紹介します!
これまでのキャンプ旅

タイトルの〝ポレポレ〞という言葉、あまり聞き慣れないかもしれません。スワヒリ語で「ゆっくり」という意味です。昨年の夏、当時10歳の息子とアフリカ最高峰・キリマンジャロに挑戦し、無事に登頂することができました。登山中、タンザニア人のガイドが何度も僕たち親子に声をかけてくれた言葉が、この「ポレポレ」。キリマンジャロは標高5,895m。急げば高山病のリスクが高まります。だからガイドは「ポレポレ」と、ゆっくり進むことの大切さを何度も教えてくれました。どんなに長い道のりでも、一歩ずつ進めば必ず頂きにたどり着ける。ポレポレは、人生にも重なるすばらしい言葉だと親子で感じました。

息子の自己肯定感を上げるために2歳から親子でキャンプ旅を始め、早9年。息子が大きくなったタイミングで親子登山も始め、日々の積み重ねの結果、キリマンジャロ登頂にまでたどり着くことができた。「ポレポレ」をタイトルにしたのは、どんな子でもゆっくり歩めば、どんな困難にも立ち向かって成長できるのだという願いを込めています。

西吾妻山で雪山登山

息子が登山を始めてまだ2年ほどですが、すっかり山のおもしろさにハマってしまったようで、ことあるごとに「山に行きたい」と言ってきます。いまでは登りたい山を提案してくるほど。そして今回向かったのは、冬の西吾妻山。父親である自分のささやかな夢だった、樹氷の中でのテント泊を目指しての山行です。
スキー場からゴンドラで山頂駅へ向かい、そこからスキーコースを通って登っていきます。息子はまだアイゼンを自分で取り付けられないので、準備にも少し時間がかかります。早く覚えておくれ、息子よ。

この日は快晴。登り始めてすぐに、疲れよりも暑さでぐったり。作ってきた熱々のお茶も、そのままでは飲めたものではありません。そこでボトルに雪を放り込み、ちょうどいい温度の冷たいお茶に。ゆっくりと歩き続けて、西吾妻小屋に到着したのは午後2時半すぎ。周りには見事な樹氷が盛り盛り状態で、思わず息子と顔を見合わせ歓喜。樹氷に囲まれてのテント泊は、まるで南極のようでした。



歩行時間:4時間25分
おすすめルート:グランデコパノラマゴンドラ山頂駅~西大嶺~西吾妻小屋(テント泊)~西大嶺~グランデコ
パノラマゴンドラ山頂駅
スケジュールと気持ちに余裕をもって
子どもは大人よりも時間がかかることを念頭に入れること。無理は禁物。朝一番のゴンドラに乗れば日帰りも可能な山行だが、泊まりのほうが時間に余裕がもてて親子向けなのかもしれない。テント泊は上級者向けだが、山小屋もあるので体力や寒さに自信がなければ、山小屋泊を選択肢に入れよう。
フォトグラファー猪俣慎吾さん・たっちゃん

おなじ1月22日生まれの親子。息子は2歳からキャンプを始め、9歳で47都道府県キャンプ場宿泊制覇達成。2025年には10歳でキリマンジャロ登頂に成功。親子でキャンプと登山で世界中を周るのが密かな夢。
Instagram@inomatacampphoto
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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