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マキシス・ランブラー、オフロード巧者、マキシスならではの設計

オフロードタイヤのスペシャリストであるマキシスは2025年、グラベルタイヤの新作を2本リリースしている。ドライ/ハードパックな路面に最適化され、舗装路での転がりの軽さも重視したグラベルレース用のリーヴァー。そして、今回試乗する万能グラベル用タイヤのランブラーだ。

この新作のために開発されたというコンパウンド「ハイパーX」は、従来モデルより転がり抵抗が25%低下、グリップ力は19%向上。また、ケーシング素材も改良し耐パンク性も向上させたという。

特徴は凝りに凝ったトレッドデザイン。センター部は舗装路での転がり抵抗を抑えるためにノブの間隔が狭められているが、進行方向側のノブの壁に斜度が付けられている。トラクションを確保しつつ転がり抵抗を下げるためだろう。コーナリングでのグリップとコントロール性を高めるため、サイドにいくにつれてノブの間隔が広げられている。また、上面が一段へこまされているノブもある。こうするには金型加工にも手間がかかるはずなので、なにか意図があるはずだ。トラクション確保か、柔軟性向上か、軽量化か。オフロードタイヤの経験が豊富なマキシスの知見が活きている形状なのだろう。

試乗したのは、頼もしい45C。実測568g。

Rambler

価格:8,250〜8,800円(税込)

  • カラー:ブラック、タンウォール
  • サイズ(重量)
    • 27.5″ x 1.50″(ブラック480g)
    • 650 x 47B(ブラック590g、タンウォール551g)
    • 700 x 40C(ブラック446g、タンウォール491g)
    • 700 x 45C(ブラック554g、タンウォール540g)

詳細はこちら

試乗レビュー ライター安井行生✕TRYCLE田渕君幸

ここではサイクルショップTRYCLE田渕君幸代表とライター安井行生が試乗レビューをお届け。平坦な河川敷のコースで走り、その感じたところを対談形式でお伝えする。

絶大な安心感がある名作

田渕:ランブラー、よかったですねぇ。決してオンロードが軽いわけではないんですが、肉厚でノブがしっかりと立っていて、どんな路面でも安心感があります。僕がグラベルを始めた当初は、軽い走りを求めて重量が軽いものを選んでいたんですが、コンディションがきつくなればなるほど、そんなタイヤでは心もとなくなってきて、「このタイヤに本当に任せていいのか?」と不安になりました。ロードだとペラペラの軽量タイヤでも割り切れるんですが、ことグラベルだとそうはいかない。グラベルはタイヤに頼る遊び方なので、堅牢性や耐パンク性なども含めた総合的な安心感を求めなければいけない。そういう意味では、このマキシスは非常にいい選択肢になります。

安井:そうですね。悪路を走っていて感じる安心感はこれが一番。どんな路面でもしっかりとグリップしますし。グラベルってロードと違って路面状況がころころ変わりますが、そういうなかでもマキシスには「このタイヤに任せとけば大丈夫」と思える。走りの軽さとかグリップという分かりやすい要素ではないので、表現するのが難しいんですが。

田渕:グラベルって、毎分どころか毎秒毎秒に路面の状況が変わる乗り物です。デリケートなタイヤだとそのたびにルートを調整しなければいけません。でも堅牢で安心感があるタイヤだとある程度はルート取りをミスっても大丈夫。気を遣わずに乗れるから、結果として長く、より楽しく乗れる。

安井:その安心感って何によって生まれてるんだろう?と考えると、もちろんグリップそのものの高さに加えて、バンク角によってグリップが急変しないこと、そして振動吸収性。その3点のコンビネーションだと思うんですよね。MTBでオフロード用タイヤ作りの経験が豊富なマキシスだからこそのバランスなんだろうなと。マキシスはMTB界では確固たる地位を築いていますが、それも納得の完成度です。

田渕:パーサーもよかったし、今回はマキシスべた褒めですね(笑)。ロード乗りとしては、マキシスに特別なイメージは抱いていなかったんですが、今回の試乗でマキシスの印象がかなり変わりました。

問:マルイ https://maxxis.jp/

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PROFILE

安井行生

安井行生

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

安井行生の記事一覧

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

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