ゴルファーの新定番 プジョー408ハイブリッドが選ばれる3つの理由｜BEST GOLF CARS & GOLF SUVS

BEST GOLF CARS & GOLF SUVS

今乗るべきクルマをEVEN編集部とゴルフ大好きモータージャーナリストの塩見智氏が考える連載企画。今回は、クーペのようなクロスオーバーフォルムが美しい『プジョー408』に新たに加わったハイブリッドモデルをリコメンド。

SPECIFICATIONS

• PEUGEOT408GTHYBRID
• 全長×全幅×全高　4700×1850×1500mm
• 車両重量　1500kg
• エンジン　直列3気筒1200ccターボ＋モーター
• 最高出力　100kW(136ps)
• 最大トルク　230N・m(23.4kg・m)
• モーター最高出力　16kW
• モーター最大トルク　51N・m
• トランスミッション　6速AT
• 駆動方式　前輪駆動
• 車両本体価格(税込)　5,290,000円〜

世界4位の自動車メーカー「ステランティス」。グループの中核ブランドである「プジョー」の最新モデル『408GTHYBRID』は、ゴルフカーの要件である〝3点セット〞を満たしていると塩見氏。買い替え候補の本命と語るその理由とは。

「プジョー、シトロエンにフィアット、ジープまで、巨大自動車グループであるステランティスは、先行き不透明ながらも進む電動化によってエコディーゼルで掴んでいた日本国内のユーザー離れが顕著でした。
そんな彼らが起死回生で送り出したのが本作にも搭載されたハイブリッドシステムです。

1.2L直列3気筒ガソリンターボに48Vのマイルドハイブリッドと6速デュアルクラッチというこの1セットの組み合わせが、各ブランド、キャラクターの違いを超え、軒並み評判が良い。

408はその中で最も直近で発表されたモデルで、車格的に一番大きく、車重も重いにも関わらず、発進はモーターのアシストでスムーズ。
何よりカタログ燃費20.4km/L(WLTCモード)は、往年のフランス車乗りには驚きの燃費といえます。
これがゴルフカーとしての要件のひとつ目です。

それでいて、高速から一般道までこなす、しなやかな足まわりを持つフランス車伝統の乗り心地は顕在。
静粛性が高く、ボンネット下に収まる3気筒エンジンのポコポコした鼓動を感じることもありません。

それでいて運転支援のADASが非常に賢い。
従来のイタフラ界隈からすればこうした部分は信頼性に疑問がつく印象でしたが、非常に使いやすい。
コースへの往復におけるクルージング性能の高さ、これが2つ目の要件です。

最後は無論、このスタイリングです。
SUVでもステーションワゴンでもない、4ドアクーペのデザインに、ドットが浮き上がったように見えるグリルなどプジョー最新のフロントセクションも斬新です。
それでいて5名乗車でもそれなりに荷物を積めるなど実用性を担保している。

ハイブリッドモデルはバッテリーの分トランクスペースがやや制限されますが、それでもラゲッジスペースは充分。
同じステランティス内では、シトロエンが独創的なデザインで有名ですが、プジョーもなかなかで、インテリアもイケイケ。
良い意味でやりたいようにやっている印象です。

そもそもフランス車を選択している時点で、クラブハウスの駐車場で被りにくいのに、この4ドアクーペスタイル。
所有感が高く、本気で愛車の買い替え候補に考えてます」

フラットな荷室はバッグの積み下ろしが容易

傾斜したルーフラインはセダン以上、SUV以下の荷室を確保。荷室床面はやや高めだがハンズフリーの電動テールゲートをGTグレードに標準装備。8.5inchキャディバッグは横置き不可で斜め配置、トノカバーを外し斜めに重ねて3本を収納。荷室容量は、2列目シートバック格納時に1,545Lを確保。

荷室寸法

• 奥行　950mm
• 幅　最大1050mm
• 高さ(トノカバー)　500mm
• 荷室容量　471L
• MAX 3BAGS

DETAILS

ボディ同色でシームレスな立体的なグリルと、ライオンの牙をモチーフにしたLEDデイタイムランニングライトを備えたプジョー共通のフロントマスク。

SUVとステーションワゴンの中間、クロスオーバーなデザインはクラブハウスの駐車場でカブらない所有感に加え、立体駐車場に収まるサイズ感。

人工スウェードとレザーのコンビシートは、ホールド性とクッションを両立したフランス車らしい設え。
2,790mmのロングホイールベースで後席の同伴者も快適。

ChatGPTを搭載し音声対話も可能なPEUGEOTi-Connect Advansed を設定。
よく使う機能を割り当てるボタンも実用的。