
フェスの本質は、“集客”ではなく“関係づくり”|アウトドアタウンときがわで里山遊び#32

青木達也(アオ)
- 2025年10月14日
「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような”アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。
フェスの本質は、“集客”ではなく“関係づくり”
今年で3回目となる「ときがわOutdoor Fes」は、想像以上の盛り上がりだった。2日間で約3,000人。昨年のほぼ倍の来場者が、
今年のフェスは、準備の段階からすでに“始まっていた”。出店者さんたちは会場の草刈りや装飾のフラッグづくりを手伝って
だれかの指示ではなく、みんなの意思で会場ができていく。この空気こそが、フェスを支える本当の力なのかもしれない。

イベントのテーマは「ときがわとつながる」。それは主催者のメッセージというより、出店者と来場者、
商品を売る人と、買う人。体験を提供する人と、楽しむ人。それぞれの立場を超えて、「この町の時間を共有している」
アウトドアというと、
アウトドアは“だれかごと”ではなく、“自分ごと”
今年は林業や環境をテーマにしたトークセッションも行われた。ときがわ町のように自然が残る場所だからこそ、
自然を守ることも、人の営みも、
人口1万人の小さな町。減少傾向にある一方で、移住や関係人口は確実に増えている。その背景にあるのは、こうした“関係づくり”
フェスを開く目的は、人を集めることではない。人と人、町と町、心と自然――それらをつなぐ“きっかけ”
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PROFILE

ランドネ / NONIWA
青木達也(アオ)
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/