
ベースレイヤーの上に着る”世界最軽量の断熱材”を採用したミッドレイヤー「Bullet Proof」登場|Q36.5

Bicycle Club編集部
- 2025年10月20日
イタリアの革新的サイクルウェアブランド、Q36.5から、厳冬期のレイヤリングシステムに一石を投じる全く新しいコンセプトのベースレイヤー「Base Layer Bullet Proof」シリーズが登場した。肌に直接触れるのではなく、ベースレイヤーとアウターの間に着用する“ミッドレイヤー”として機能し、世界最軽量を謳う独自の断熱素材「Air Insulation」によって、最小限の重量で最大限の保温性と透湿性を両立する。
「36.5℃」を保つための新発想 ミッドレイヤーとしてのベースレイヤー
ブランド名に人間の最適な体温である「36.5℃」を掲げ、ラディカルなウェア開発を続けるQ36.5。ベースレイヤーを体温維持のための最重要アイテムと位置づける同社が、極寒冷地仕様のウェア開発で培った知見を基に生み出したのが、今回の「Bullet Proof」シリーズだ。
そのコンセプトは、従来の「肌に直接着る保温肌着」というベースレイヤーの常識を覆すもの。肌に直接触れる吸湿速乾性に優れたベースレイヤーと、外気をシャットアウトするアウターシェルの間に、この「Bullet Proof」を挟み込むことで、アクティブな断熱層を形成する。
目的は、単に「暖かい」ことではない。保温と同時に、肌から発せられた汗(湿気)を素早く外層へ排出し、汗冷えによる体温低下を徹底的に防ぐこと。まさに、Q36.5の哲学を体現したアイテムと言える。
核心技術は“世界最軽量の断熱材”「Air Insulation」
この革新的な機能の核となるのが、Q36.5が独自に開発した「Air Insulation」テクノロジーだ。ポリアミド、ポリプロピレン、エラスタンを組み合わせた起毛メッシュの超軽量フリース素材が、生地の表面に無数の微細なエアポケットを形成。これにより、ウェアのレイヤー間に大量の空気を閉じ込め、驚異的な断熱層を作り出す。国内代理店のカワシマサイクルサプライのニュースリリースでは、これを「世界最軽量の断熱材」と謳っている。
さらに、この特殊な生地構造は、体との接触面積を増やすことで毛細管現象を促進し、内側のベースレイヤーが吸い取った汗を効率的に吸い上げ、外層へと素早く排出する。これにより、運動強度が高いシーンでも、身体を常にドライで快適な状態に保つことができる。重量はロングスリーブモデルでもわずか145g(Mサイズ)。ミニマルな重量で、最大の効果を発揮する。
ロングスリーブとスリーブレスの2モデル展開
今回発表されたのは、長袖と袖なしの2モデル。どちらもユニセックスで、幅広いサイズを展開する。
Q36.5 Base Layer Bullet Proof Long Sleeve
価格:28,000円(税込)
腕までをカバーし、より高い保温性を確保するロングスリーブモデル。厳冬期のあらゆるコンディションに対応する。
- 素材:ポリアミド44%, ポリプロピレン44%, エラスタン12%
- 重量:145g (Mサイズ)
- 体温安定性保証:+5℃
- カラー:アイスグレー
- サイズ:XS, S, M, L, XL (ユニセックス)
Q36.5 Base Layer Bullet Proof Sleeveless
価格:24,000円(税込)
腕の動きを妨げず、体幹部分の保温と汗処理に特化したスリーブレスモデル。アームウォーマーなどとの組み合わせで、より幅広い温度帯に対応可能だ。
- 素材:ポリアミド44%, ポリプロピレン44%, エラスタン12%
- 重量:145g (Mサイズ)
- 体温安定性保証:+5℃
- カラー:アイスグレー
- サイズ:XS, S, M, L, XL (ユニセックス)
Q36.5が提案する、この新しいレイヤリングシステム。厳しい冬でもパフォーマンスを追求し続けるサイクリストにとって、ウェア選びの常識を覆す革新的なソリューションとなりそうだ。
問:カワシマサイクルサプライ https://www.riogrande.co.jp/
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE
PROFILE

Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。