
KEO BLADEにラインアップ追加 56mm軸のロングQファクターモデルと低テンション仕様が登場|LOOK
Bicycle Club編集部
- 2025年11月26日
ポディウムは、フランスのペダルブランド「LOOK(ルック)」のフラッグシップモデル「KEO BLADE(ケオ ブレード)」シリーズに新たなラインアップを追加すると発表した。従来モデルに加え、Qファクターが広い「56mmアクスルモデル」や、上位グレードにおける「低テンションブレード」搭載モデルが新たに用意され、フィッティングの選択肢が大幅に拡大した。
Qファクターを1mm単位で調整可能に。待望の56mmアクスルが登場

今回のラインアップ追加における最大のトピックは、Qファクター(左右のペダル間距離)の選択肢が広がったことだ。
これまでのKEO BLADEシリーズの標準Qファクターは53mmだったが、新たに軸長の長い「56mmモデル」が登場した。さらに、ペダル軸とクランクの間に挟むことで調整を行う専用スペーサー(1mmおよび2mmワッシャー)も新たにラインアップされる。

これにより、ライダーは以下の通り1mm刻みで6種類のQファクターを選択・調整できるようになる。
- 53mmモデルベース: 53mm(標準)、54mm(+1mmワッシャー)、55mm(+2mmワッシャー)
- 56mmモデルベース: 56mm(標準)、57mm(+1mmワッシャー)、58mm(+2mmワッシャー)
※ワッシャーは片側最大2mmまで使用可能
骨盤の広いライダーや、シューズとクランクの擦れに悩んでいたライダー、あるいはより細かなフィッティングを求めるシリアスレーサーにとって、Qファクターの調整幅が53〜58mmへと拡大したことは大きなメリットとなるだろう。
上位モデルに「軽め」のテンションブレード設定が追加

もう一つの変更点は、固定力を司るカーボンブレード(板バネ)のテンション設定だ。これまで上位モデルはプロスペックの硬いブレードが標準となっていたが、今回の追加モデルでは、より扱いやすいテンションの選択肢が増えている。
最高峰の「Keo Blade Ceramic Ti」には、従来の16Nmに加え、少しマイルドな「12Nm」仕様が登場。また、セカンドグレードの「Keo Blade Ceramic」には、着脱が容易な「8Nm」仕様が追加された。
これにより、「軽量で回転性能の良いセラミックベアリングの上位モデルを使いたいが、脱着が硬すぎて不安」と感じていたホビーライダーや、体重の軽い女性ライダーなども、無理なくハイエンドモデルの性能を享受できるようになる。ブレードの買い足しや交換の手間なく、最初から自分に合ったテンションを選べるのは嬉しいポイントだ。

LOOK KEO BLADE CERAMIC TI
価格:55,000円(税込)


- アクスル:チタン
- ベアリング:セラミック
- 重量:95g(片側)
- 追加仕様:
- テンション12Nm / Qファクター53mm
- テンション12Nm / Qファクター56mm
LOOK KEO BLADE CERAMIC
価格:37,400円(税込)


- アクスル:クロモリ+
- ベアリング:セラミック
- 重量:115g(片側)
- 追加仕様:
- テンション08Nm / Qファクター53mm
- テンション12Nm / Qファクター56mm
LOOK KEO BLADE
価格:26,400円(税込)


- アクスル:クロモリ+
- ベアリング:スチール
- 重量:115g(片側)
- 追加仕様:
- テンション12Nm / Qファクター53mm
- テンション12Nm / Qファクター56mm
スペーサー
ペダルワッシャー 1mm(2枚入り):1,870円(税込)
ペダルワッシャー 2mm(2枚入り):1,870円(税込)
問:ポディウム https://www.podium.co.jp/
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