
ルディプロジェクト Sinergy リサイクルを前提に設計されたサステナブルなヘルメット|RUDY PROJECT
Bicycle Club編集部
- 2025年11月27日
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イタリアのルディプロジェクトが、環境負荷低減を掲げた意欲的な新作ヘルメット「Sinergy(シナジー)」を発表した。素材の単一化や分解のしやすさを追求した「モノマットテクノロジー」を採用し、製品寿命を終えた後のリサイクルまでもデザインされた、責任あるイノベーションを体現するモデルだ。
環境への責任を形にした「Designed to be Recycled」

パフォーマンス・アイウェアおよびヘルメットのリーディングブランドであるルディプロジェクトから、ブランドのサステナビリティに対する姿勢を強く打ち出したニューモデル「Sinergy」が登場した。
昨今、自転車業界でもSDGsへの取り組みが加速しているが、Sinergyはその中でも一歩進んだ「Designed to be Recycled(リサイクルされるために設計された)」というコンセプトを掲げている。
従来のヘルメットは、複数の異なる素材(発泡スチロール、ポリカーボネート、化学繊維など)が強力に接着・一体化されているため、廃棄時の分別が難しく、リサイクルの障壁となっていた。対してSinergyは、環境への影響を最小限に抑えるため、設計段階から廃棄時のことまでが考慮されている。
分別・リサイクルを容易にする「モノマットテクノロジー」

最大の特徴は、新たに採用された「Monomat Technology(モノマットテクノロジー)」だ。これは構成パーツに単一素材を使用し、かつ分解しやすい構造にする技術のこと。
シェルや衝撃吸収ライナー、ストラップ、アジャスターといった各コンポーネントは、工具を使わずに、あるいは簡単な手順で手で分解することが可能となっている。これにより、資源回収率を向上させ、廃棄物を削減し、循環型社会への貢献を目指している。公式動画では、ユーザー自身がヘルメットを構成要素ごとにバラバラに分解する様子が紹介されており、その設計思想の徹底ぶりが伺える。
ロードからシティライドまで、シーンを選ばない汎用性

エコフレンドリーなだけでなく、ヘルメットとしての基本性能も高いレベルでまとめられている。S-Mサイズで250g、Lサイズで270gという重量は、同社のレーシングモデルと比較しても遜色のない軽さだ。
デザインは通気性を確保するベンチレーションホールを十分に設けつつ、過度な装飾を排したモダンでクリーンなシルエット。プロモーションムービーでは、本格的なロードライディングやグラベルライドを楽しむシーンに加え、カジュアルな服装で街中を走るシティライドの様子も描かれている。あらゆるサイクリングコミュニティのスタイルにマッチする汎用性の高さもSinergyの魅力と言えるだろう。
全6色の豊富なカラーバリエーション
カラーラインアップは、マット仕上げのアースカラーやビビッドなアクセントカラーを含む全6色展開。「ホワイトドゥードゥル」「チェリーラッカー」「パンタナール グリーン」「グレーシャー」「セレスチャルイエロー」「ブラック」が用意される。
価格は16,500円(税込)。環境に配慮しながらも、スタイルと安全性を妥協したくないサイクリストにとって、新たな選択肢となるはずだ。
Rudy Project Sinergy
価格:16,500円(税込)






- サイズ:S-M(55-59cm)、L(59-63cm)
- 重量:250g(S-M)、270g(L)
- カラー:ホワイトドゥードゥル、チェリーラッカー、パンタナール グリーン、グレーシャー、セレスチャルイエロー、ブラック
問:ルディプロジェクトジャパン https://www.rudyproject-japan.com/
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