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鎌倉の路地と海沿いをADO AIR 20 PROで走る|電動ミニベロは街散歩に向いているのか

eBikeLifeライター中山さんによる実走レポート。 「ADO AIR 20 PRO」は街乗りに向いているのか。中山さんのフィールド「鎌倉」の路地や海沿い、急坂を実際に走行し、小回りの良さや電動アシスト性能、乗り心地、ブレーキ性能を徹底レビュー。ロードバイクとの違いや、街散歩をもっと快適に楽しめるミニベロeバイクの魅力を実走目線で紹介します!

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鎌倉をロードバイクで走るとき、筆者は「無意識に坂を避けて」います。

登れないわけではないですが、ラクをしたい気持ちが勝ってしまうといいますか……「今日は暑いし、海沿いだけでいいか…」となり、遠回りしてでも平地を走ってしまうのです。

今回、ADO AIR 20 PROで試したかったのは、道の選び方が変わるかどうかでした。若宮大路、下馬交差点、由比ガ浜大通り、由比ヶ浜、稲村ヶ崎、七里ヶ浜、江の島、そして湘南モノレール沿いの坂道。いつもの鎌倉周辺を、電動ミニベロで走ってみます。

この記事では、街中での扱いやすさ、坂道でのアシスト、海沿いでの走り方を通じて、ADO AIR 20 PROが鎌倉の街散歩に向いているのかをレビューします。

鎌倉は、ミニベロeバイクの実力がわかりやすい街

鎌倉は、電動ミニベロを試すのにベストの街です。

理由は、山と海が近いから。鎌倉は南側が海に面し、北・東・西を山に囲まれています。中心部から由比ヶ浜へ向かう道は平坦で走りやすいのですが、北鎌倉方面、源氏山方面、長谷の奥、江の島から湘南モノレール沿いに戻る道には、短いながらもしっかり登らされる坂があります。

急な坂がいくつもあるエリアです

鎌倉は、海沿いを気持ちよく走るだけの街ではありません(とくに週末は)。街中では止まる場面が多く、山側へ向かえば坂があります。海へ出れば平坦な道を流せますが、戻り方によってはまた登りが待っています。

鶴岡八幡宮の周辺や若宮大路は観光客も車も多く、下馬交差点から由比ガ浜大通りへ向かう道にはいくつも信号があります。由比ヶ浜へ抜けると視界が開け、稲村ヶ崎、七里ヶ浜、江の島方面へ海沿いを流せます。

朝の由比ヶ浜

路地裏では、小回りと低速の安定感が効いてくる

鎌倉の街中では、速く走れることより、細い道や人の多い場所で無理なく扱えることのほうが大事です。

狭い道でも扱いやすい

鎌倉の道は、意外とゆったり走れません。観光地なので広い道をのんびり走れそうに思えますが、実際は片側一車線の道が多く、車、自転車、歩行者の距離が近いです。

鎌倉駅周辺、若宮大路、下馬交差点、由比ガ浜大通りあたりでは、車の流れや歩行者の動きに注意が必要です。

ADO AIR 20 PROは20インチのミニベロなので、細い道でも扱いやすいです。ハンドル幅もクロスバイクに近く、車道走行中も、横幅を持て余す感じはありません。車の横を抜けるときも、必要以上に気を使いませんでした。

もちろん、混雑する場所を無理に抜けるべきではないし、人が多い場所では降りて押したほうが安全です。ただ、一本外れた路地や生活道路をゆっくり走るには、小回りのきくミニベロがちょうどいいです。

鎌倉の野菜販売所

止まる➔走る動作がしやすい

街乗りでは、どうしても「停車➔発進」を繰り返すことになります。

車体(21kg)はまあまあの重さですが、押し歩きで困るほどではありません。一般的なママチャリに近いです。軽いスポーツバイクのようにひょいっと持ち上げられるほどではないものの、街中で降りて押すくらいなら普通に扱えます。

ありがたかったのは、再発進の軽さです。

普通の自転車では、止まるたびに少しずつ脚を使います。信号待ちのあとや、ゆるい坂での再発進では、ひと踏み目が重く感じることがあります。ADO AIR 20 PROは、ペダルを踏み込むとスッと前へ出ます。発進で力まなくていいので、止まる回数が多い道でも走りやすいです。

坂道では、電動アシストのありがたさがはっきり出る

海沿いだけを走っていると気づきにくいですが、鎌倉周辺は内側に入ると坂が一気に増えます。

無理に踏み込まなくても登れる

鶴岡八幡宮から北鎌倉方面へ抜ける道や、江の島から湘南モノレール沿いに戻る道には、短めですがきつめの坂があります。真夏日はできれば避けたいところ。

モノレール沿いの坂がしんどい…

ADO AIR 20 PROにはECOモードとSportモードがあり、平坦路ならECOモードでも十分です。アシストを強くしなくても、街中を流すには不満がありません。

坂道ではSportモードが頼りになります。アシストを強めると、無理に踏み込まなくても登っていけます。パワーで坂をねじ伏せるというより、一定の力でペダルを回しているだけでスイスイ進んでくれる感覚です。

ロードバイクなら、坂を越えたら「フゥー(きつかった…)」とひと息つきたくなるところですが、ADO AIR 20 PROなら間髪入れず次の道へ進めます。

坂を避けずにルートを選べる

電動アシストがあると、坂道に入る前の気持ちが変わります。

鎌倉の道に詳しくなると、どの道がしんどいかを思い出してしまい「この先にあの坂があるのか…嫌だな…」と気が重くなるものです。

ところが、電動アシストがあるだけで、ルートに坂があるかどうかが気になりません。どんな坂でもかかってこいや!という気分で突っ込んでいけて、じつに痛快です。

鎌倉中心部から北鎌倉へ抜ける坂(写真では伝わりにくいですが、しっかりきついです)

段差や荒れた路面では、サスペンションとブレーキが安心感につながる

鎌倉周辺を走っていると、きれいな舗装路ばかりではなく、段差や荒れた路面に出くわすこともあります。

フロントサスペンションは舗装路ではロックしたほうが走りやすい

ADO AIR 20 PROにはフロントサスペンションが付いています。

ダイヤル操作でワンタッチで変更可能

荒れた路面やダートではありがたい装備ですが、舗装路を中心に走るなら、サスペンションはロックしたままで大丈夫です。きれいな道では、サスペンションが動くよりも、リジッドに近い感覚で進んだほうがパワーロスが少ないです。

ちなみに、鎌倉の舗装路中心の街乗りでは、サスペンションを使う場面はありませんでした。装備としては安心感がありますが、常に必要というほどではありません。サスペンション無しの廉価モデルもあるといいのにな、とは一瞬思いました。

油圧ディスクブレーキで下り坂も扱いやすい

登ったあとは、当然ながら下りがあります。

ブレーキ性能が気になるところですが、油圧ブレーキは強く効きすぎて怖い感じがなく、レバーを握った分だけ自然に減速します。街中で細かく速度を落としたいときも、下りでスピードを抑えたいときも、効き方が素直です。

油圧式なので、強く握り続けなくても制動力を出しやすく、指が疲れにくいのも助かります。

軽いタッチでよく効きます

由比ヶ浜から稲村ヶ崎方面を流す

由比ヶ浜➔稲村ヶ崎➔七里ヶ浜方面➔江の島へ向かう国道134号線は、湘南エリアでも特に走っていて気持ちのいい区間です。

海沿いは平坦なので、ロードバイクなら自然と速度を上げたくなります。ただ、ADO AIR 20 PROで走ると、無理に飛ばすより、20km/h台前半で流すくらいがちょうどよく感じました。

電動アシスト自転車は、24km/hでアシストが切れます。ADO AIR 20 PROも、そこから先は自分の脚で走ることになります。24km/hを超えてさらに踏み込むより、アシストが効く範囲で一定のペースを保つほうが、この自転車には合っていました。

ADO AIR 20 PROは、点ではなく「面で楽しめる」自転車

この日は気温が30度を超える真夏日。タオルと着替えを持っていきましたが、結局使いませんでした。

ロードバイクで同じような距離を走ったときに比べると、汗の量はかなり少なめ。体感では3分の1くらいで、水を飲む回数も明らかに少なく済みました。

余裕があると、「もう少し先まで行ってみよう」と思えます。

鎌倉は、海岸線から一本入った道や、切通へ向かう小道で景色が変わります。ただ、そういう道はたいてい坂とセットです。普通の自転車だと、「面白そうだけど、登るのが面倒だな」と思って、最初から候補に入れないことがあります。

ADO AIR 20 PROで走ると、その道も候補に入ります。海沿いだけで終わらず、一本奥の道まで行ってみたくなる自転車でした。

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PROFILE

中山 順司

中山 順司

ソフトバンク、楽天トラベル、freee、ファベルカンパニー等を経て2024年に独立。SEO・動画・ソーシャルの3領域を横断したコンテンツ設計が得意。趣味はロードバイクとひとり旅とサウナ。最近は生成AI活用にもハマっている。

中山 順司の記事一覧

ソフトバンク、楽天トラベル、freee、ファベルカンパニー等を経て2024年に独立。SEO・動画・ソーシャルの3領域を横断したコンテンツ設計が得意。趣味はロードバイクとひとり旅とサウナ。最近は生成AI活用にもハマっている。

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