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そのゴルフシューズ本当に合っている? 18ホールを快適に歩くためのサイズ選び

ゴルフシューズは「きつめ」と「ゆるめ」、どちらが正解か。答えは、かかとは締めて、つま先は空ける。
結論から言う。ゴルフシューズは、きつめを選ぶものでも、ゆるめを選ぶものでもない。正解に近いのは、かかとが過度に浮かず、足が靴の中で滑らない。それでいて、つま先には余裕がある状態だ。

FootJoyの公式フィッティングガイドでは、最も長い足指と靴の先端との間に約1/2インチ、約12.7mmの空間を設けることを目安としている。また、歩いたときに靴の中で余計な動きがなく、スイング動作をしても「ゆるすぎる」「きつすぎる」と感じない状態を確認するよう勧めている。

つまり、問いを少し変えたほうがいい。

「きついか、ゆるいか」ではない。

「足がずれないか。指が窮屈ではないか」

見るべきは、そこだ。

ゴルフシューズは、きつめがいい?

指先まできつい靴は避けたい。

タイトな靴は、履いた瞬間には頼もしく感じる。足と靴が一体になったようでもある。

だが、「フィット」と「圧迫」は別物だ。

米国整形外科学会AAOSは、足指が挟まれたり窮屈になったりしない靴を選ぶよう案内している。さらに、合わない靴を「履いているうちになじませる」という考え方も推奨していない。狭すぎるトウボックスは、足指への圧迫や痛みにつながり得るからだ。

ゴルフシューズでも同じこと。親指が先端に当たる。小指が押される。指が曲がる。履いた時点ですでに痛い。それを「攻めたサイズ」と呼ぶ必要はない。ただ、小さいだけかもしれない。

では、ゆるめを選べばいい?

そう単純でもない。FootJoyは、歩行時に靴の中で余計な動きがないことをフィットの条件に挙げている。かかとが抜けるような状態についても、擦れや不安定さにつながるとしている。

大きめを選べば、つま先は確かに楽になる。しかし、その代わりに足全体が靴の中を動き始めたら意味がない。

歩く。斜面に立つ。スイングする。そのたびに、かかとが浮く。足が前へ滑る。これは「余裕」ではなく、「余り」である。

つま先には、どれくらい余裕が必要か

ここは数字で考えたい。FootJoyのゴルフシューズのフィッティングガイドでは、最も長い指から靴の先端まで約1/2インチ、つまり約12.7mmを目安としている。

一方、ミズノのウォーキングシューズの選び方では、つま先に約10mmの余裕を設け、足指が動かせる程度のゆとりを推奨している。

競技も靴型も異なるため、「必ず10mm」「絶対12.7mm」と決めつける数字ではない。

目安として考えるなら、つま先におよそ10〜13mm前後の余裕を確保しつつ、かかとや足全体が遊ばない状態を探す。数字は入口。最後は足で決める。

「横がきついから0.5cm上げる」は正解か

ここが、靴選びで間違えやすいところだ。

26.0cmでは横がきつい。だから26.5cmへ。本当に、それでいいのか。

きつさの原因が「長さ」ではなく「幅」にある場合、サイズを上げれば靴は長くなる。その結果、横は楽になっても、かかとや前後方向に余りが出ることがある。

FootJoyも、靴がきつく感じたときに安易にサイズアップするのではなく、まず幅の広いタイプを試すことを勧めている。アシックスも、シューズのフィットにはラスト、つまり靴型が大きく関わり、NARROW、STANDARD、WIDE、EXTRA WIDEなど足囲の異なる設計を用意している。

長さが足りないのか。横幅が足りないのか。
ここを分けて考える。0.5cm上げる前に、ウイズを見る。この順番は覚えておきたい。

「普段26.5cmだから、ゴルフも26.5cm」でいい?

サイズ表記だけでは決めないほうがいい。

同じセンチ表記でも、ラスト、トウボックスの形、甲まわりの設計などによって履いた感覚は変わる。

FootJoyも、同じサイズでも靴の形状や開口部などによって「感じ方」は異なるとしている。アシックスも、競技特性や足囲に合わせて異なるラストを使用している。

サイズの数字は住所のようなものだ。そこへ行けば、だいたい近くには着く。だが、玄関までは連れていってくれない。

試着するなら、朝より午後のほうがいい?

実はこれには根拠がある。FootJoyは、足が1日の中でむくむ可能性があるため、遅い時間帯に計測することを勧めている。Mayo Clinic Health Systemも、日中に足へ水分がたまり膨らむため、シューズ選びは遅い時間帯が適すると説明している。

ラウンドで使うソックスを履いて試すことも重要だ。ソックスの厚みはフィット感を変える。FootJoyも、実際にコースで使うソックスを持参してフィッティングすることを勧めている。

靴だけ試してはいけない。「ラウンドする足」を再現する。

店頭では何を確認すればいい?

まず、足の長さと幅を確認する。次に、実際に履く。歩く。そして、軽くアドレスを取る。左右へ体重を移してみる。

FootJoyの公式ガイドも、歩行時の余計な動きを確認したうえで、スイングを再現し、きつすぎないか、ゆるすぎないかを試すよう案内している。そのとき見る場所は4つ。

つま先が当たらない。横幅が圧迫されない。かかとが過度に浮かない。歩いて足が靴の中を滑らない。

全部そろって初めて、サイズが合ったと言える。

結論。ゴルフシューズは「少しきつめ」が正解ではない

「ゴルフシューズは、きつめとゆるめ、どちらがいい?」

答えはこうなる。

どちらでもない。
身も蓋も無い話で申し訳ない。

かかとと足全体は安定させる。つま先にはおよそ10〜13mm前後をひとつの目安として余裕を持たせる。横がきつければ、すぐサイズアップするのではなくウイズも確認する。

そして、普段履いている靴の数字だけで決めない。

ゴルフはクラブの0.5インチには敏感なのに、靴の0.5cmには案外、大ざっぱだ。

足元は18ホール、ほぼ休まない。ならば、少しくらい真剣に選んでもいい。

「きついか、ゆるいか」。

その二択を捨てる。すると、いい靴はずっと探しやすくなる。

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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