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閉鎖予定の大型ゴルフ練習場が再始動。燕三条で始まった「12打席の無人運営」という挑戦

設備が充実していても、ゴルフ練習場が存続できるとは限らない。

新潟県の『燕三条ゴルフパーク』も、2026年8月末で閉鎖する予定だった。完全個室4打席、オープン8打席に加え、パターやバンカーの練習場まで備えた大型インドアゴルフ施設である。

その運営を引き継いだのが、全国約80店舗を展開するLoungeRangeだ。
9月1日から『Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク』として営業を開始した。

今回の特徴は、既存施設を生かしながら、段階的に無人運営へ移行すること。閉鎖予定だった練習場は、何を変え、何を残すのか。

閉鎖予定だった12打席の大型施設。引き継ぎの決め手は?

燕三条ゴルフパークは、2022年10月に開業したトータルゴルフスタジオだ。

完全個室4打席、オープン8打席を備え、パターやバンカーの練習にも対応する。ショットからショートゲームまで、幅広い練習ができる環境が整っている。

しかし、2026年8月末で閉鎖する予定となっていた。LoungeRangeが施設の存在を知ったのは同年7月。親交のあるプロを通じ、新潟県で活動するゴルフコーチと出会ったことがきっかけだった。

8月5日に現地を訪問した経営陣は、設備や空間づくりに自社の施設との親和性を感じたという。

そこからの動きは早い。8月12日に運営引き継ぎの契約を締結。約3週間で開業準備を進め、9月1日から新体制での営業を開始した。

施設の存続を望む既存会員の声も、今回の判断を後押しした。

12打席を無人で運営|会員が友人の時と変わらないようにスタッフがサポート

LoungeRangeがこれまで中心に展開してきたのは、1打席の完全個室型店舗だ。

一方、燕三条は12打席を備える大型施設。個室とオープン打席が混在し、パターやバンカーの練習スペースもある。

そこで同社は、約80店舗の運営で培った予約管理や店舗管理のノウハウを活用し、大型施設の無人運営に挑む。

ただし、最初から完全無人にするわけではない。

施設に精通したスタッフのサポートで友人の時と変わらぬ安心感を。会員に新しい利用方法を案内しながら、LINEによるサポート、緊急連絡先、Q&Aポスターなどを整備する。

従来の小規模な個室型店舗とは異なり、複数の利用者が同時に練習する大型施設だ。設備管理や利用者への対応をどう維持するかが、今後の運営上の課題となる。

営業時間は朝5時から22時に拡大。料金据え置きでサービスを見直し

運営会社が変わることで、利用環境にも変化がある。

まず、営業時間を朝5時から22時までに拡大。出勤前や仕事帰りなど、これまで以上に時間を選んで練習できるようになった。早朝にショットを確認してから仕事へ向かう。ラウンド当日の朝に軽く球を打つ。そんな使い方も考えられる。

施設内には新たなロッカーも設置する。一部の既存サービスを終了し、空いたスペースを活用する計画だ。料金プランについては、価格を据え置きながらサービスを拡充し、よりシンプルな体系に再設計した。

さらに、LoungeRange独自の会員特典として、提携ゴルフ場での無料プレー特典や、対象アパレルブランドの優待も適用される。営業時間の拡大とサービスの見直しによって、既存会員の利便性を高める狙いだ。

 

既存施設を生かす運営モデルは、ほかの練習場にも広がるか

今回の取り組みで注目したいのは、新しい施設を建てるのではなく、既存の設備と会員基盤を引き継いだ点だ。

設備や空間を残し、運営方法を変える。LoungeRangeは燕三条での取り組みを通じ、大型・複数打席の施設でも成立する無人運営モデルの確立を目指している。

12打席にパンカー、パター場、ジムも併設している中、まだまだスペースは残る。そのスペースの活用によって、新しい価値を生み出すべく、親和性のある方々と協議に協議を重ねている。

将来的には、運営に課題を抱えるほかのゴルフ施設との連携も視野に入れる。プロゴルファーやジュニア層と連携したイベントなども検討中だ。

もっとも、今回のモデルがほかの施設にも応用できるかどうかは、今後の運営実績を見なければ判断できない。会員の満足度や設備管理の質を維持しながら、継続的な運営を実現できるかが焦点となる。

閉鎖予定だった施設を残し、営業時間とサービスを見直した今回の再始動。大型インドアゴルフ施設の運営に、どのような成果をもたらすのか。燕三条で始まった試みの行方に注目したい。

さらに詳しい情報はこちら
Lounge Range 燕三条 × 燕三条ゴルフパーク

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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