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グッドイヤー・イーグルF1スーパースポーツR、高性能と価格を両立した決戦用タイヤ

120年の歴史を持ち、世界三大タイヤメーカーとして知られるアメリカの老舗タイヤメーカー、グッドイヤー。自転車市場には2018年に参入したが、2020年に台湾に自社工場を設立し開発力と生産能力を増強、より本格的な高性能タイヤを作る体制を整えている。

ロード用万能レーシングタイヤのスタンダードモデルがイーグルF1 R。その素材を変更して無駄をそぎ落とし、軽さを追求した決戦用タイヤがイーグルF1スーパースポーツRである。それぞれにクリンチャーとチューブレスコンプリートが用意される。チューブレスコンプリートは、「ピュアチューブレスレベルの気密性を持たせているが、シーラント使用が前提」というもので、要するにチューブレスレディのことだ。コンパウンドは新開発のもので、前作より転がり抵抗を下げつつウェットグリップを向上させたという。

ケーシングにも特徴がある。一般的なケーシングはサイドが二重、トレッド部分のセンターが三重であることが多いが、イーグルF1スーパースポーツRはサイドウォール部が三重、センター部分が二重になっている。転がり抵抗は基本的に「変形する素材の量」で決まる。走行時に変形するのはトレッドのセンター部分であり、そこの素材量が2/3になればそれだけ抵抗が下がる理屈だ。

独特のトレッドパターンが入る。クリンチャーとチューブレスレディが用意されているが、今回試乗するのはチューブレスレディの28C。実測重量は266gだった。

EAGLE F1 SuperSport R チューブレスコンプリート

価格:11,000円(税込)

  • カラー:ブラック、トランスペアレント
  • サイズ(重量):700×25C(240g)、700×28C(260g)、700×30C(275g)

詳細はこちら

試乗レビュー ライター安井行生✕TRYCLE田渕君幸

ここではサイクルショップTRYCLE田渕君幸代表とライター安井行生が試乗レビューをお届け。TRYCLE LODGE MIYAGASE 相模原市を拠点にツアー・オブ・ジャパン相模原ステージでも使われる宮ケ瀬湖周辺のアップダウンをコースで試し、その感じたところを対談形式でお伝えする。

「全性能がハイレベル」(安井)

田渕:決戦用タイヤならではの高性能ですね。転がり抵抗は非常に小さいし、下りでスピードが乗ります。グリップもレベル高いし、実業団レベルのシリアスレーサーにお勧めできる完成度です。

安井:全性能がハイレベルですね。ミシュランがプロ4になったくらいから、ロードバイクのタイヤの走りの方向性が「細くて軽くて硬く」から「ソフトで軽やかにスムーズに転がす」というものになりましたが、そんな近年のタイヤの王道を行くモデルです。トレッドがよく変形し、乗り味はソフトながら転がり軽い。高速になればなるほど転がり抵抗がどんどん小さくなっていくような印象を受けました。快適性も非常に高いので、スピードを維持したまま効率よく距離を伸ばすには最適でしょう。

田渕:乗り心地もよかったですね。やっぱりチューブレスには、クリンチャーとは別格の快適性があります。しかもこのイーグルF1スーパースポーツR、試乗したチューブレスレディで1万1000円、クリンチャーなら9000円以下と、ハイエンドタイヤにしては安いんですよね。この性能でこの価格は、コストパフォーマンスが非常に優秀です。

安井:グッドイヤーというメジャーブランドながら、他メーカーと比較すると同等の性能で数千円は安い印象ですね。非常に良心的な価格設定だと思います。ただ、このスーパースポーツは性能を追求し無駄をそぎ落とした設計なので、パンクなどには気を付ける必要があります。

田渕:そういう意味では、尖った小石を避けるとか、ちゃんと抜重するとか、走り方がある程度分かっているライダーのほうがいいですね。まったくのビギナーがいきなり使うタイヤではないと思います。

安井:堅牢性を求めるなら耐パンクベルトが入っているイーグルF1 Rがいいでしょう。発売当初、それにも試乗しましたが、なかなかよかったです。

田渕:気を遣う必要はあるでしょうが、軽量で高性能で、なおかつ価格が抑えられている。総合点が非常に高いです。

問:フカヤ https://fukaya-nagoya.co.jp/

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PROFILE

安井行生

安井行生

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

安井行生の記事一覧

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

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