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ヴィットリア・テレーノT50、あらゆる路面をとらえる万能タイヤ

イタリアの老舗ヴィットリアは、近年大いに盛り上がっているグラベルカテゴリでも積極的に商品をリリースしており、路面コンディション別に実に7種類ものグラベル用タイヤを用意する。2024年にデビューしたのが、テレーノT50。舗装路での走りを重視したテレーノT10と、過酷なオフロードに最適化されたテレーノT90の中間に位置する万能モデルだ。

コンパウンドにはもちろんヴィットリア自慢のグラフェンを使用し、ドライ/ウェット、高温/低温を問わずグリップを失いにくい配合になっているという。新開発となるトレッドパターンは、ドライからマッドまで幅広い路面をとらえる。

強度の高いケーシングに加え、強化ナイロン製サイドウォールプロテクトによって、グラベルでありがちな尖った石によるサイドカットを防ぐ設計。トレッド下部には強靭な耐パンクベルトが挿入されており、アグレッシブなオフロードライドでも耐える。

サイズは40C、45C、50Cの3種類。オールブラックのほか、ブラック/ブラウンというクラシックなカラーも展開される。

試乗タイヤは40C。カタログ重量は530gだが実測は516gだった。

TERRENO T50 MIXED

価格:9,999円(税込)

  • カラー:All Black、Brown
  • サイズ(重量)
    • 700x40c(All Black 520g、Brown 500g)
    • 700x45c(All Black 550g、Brown 530g)
    • 700x50c(All Black 550g)

詳細はこちら

試乗レビュー ライター安井行生✕TRYCLE田渕君幸

ここではサイクルショップTRYCLE田渕君幸代表とライター安井行生が試乗レビューをお届け。平坦な河川敷のコースで走り、その感じたところを対談形式でお伝えする。

山の中で思いっきり遊べるタイヤ

田渕:グラベルタイヤとして万能ですね。いろんなコンディションの路面でもしっかりとグリップしてくれる安心感がありました。

安井:そう。とんがった性能はないんだけど、グラベル能力が高く、しかも扱いやすい。まず、センターのトレッドが詰まっているからか、舗装路の転がりがなかなか軽いです。資料では、「センター部が実績のあるV字デザイン、サイドにはコーナリング・ラグ、その中間がトランジション・ラグ」と場所によってノブの役割を変えてあるようですが、どのパターンも連続性があって激変していないので、ミシュラン同様にバイクを倒してもグリップが急変せず、動きが予測しやすいですね。グラベルに慣れていないライダーでも扱いやすいので安心感につながります。この扱いやすさが一番のメリットだと感じました。何度も言いますが、グラベルでなにより必要なのは扱いやすさです。走りの軽さとかグリップばっかに目が行きがちですが。

田渕:ただ、舗装路で走り出したときはちょっと乗り心地が硬いと感じました。ヴィットリアはコットンケーシングのしなやかなイメージがありますが、あれを想像して買うとギャップがあります。

安井:乗り心地はやや硬質ですね。頑丈なケーシングに加えてサイドウォールプロテクションが挿入されているからでしょう。

田渕:乗り心地と耐カット性はどうしても相反しますからね。でも、そのぶんハードなグラベルにも対応してくれるし、山の中のトレイルにもチャレンジできて、思いっきり遊べるタイヤに仕上がってます。

安井:アドベンチャーツーリングなんかにもいいんじゃないかな。

問:ブイ・ティー・ジェイ https://www.vittoriajapan.co.jp/

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PROFILE

安井行生

安井行生

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

安井行生の記事一覧

大学卒業後、メッセンジャー生活を経て自転車ジャーナリストに。現在はさまざまな媒体で試乗記事、技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆する。今まで稼いだ原稿料の大半を自転車につぎ込んできた。

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