
Zwiftが大規模アップデート AIによるパーソナライズ機能、ニューヨーク拡張でフィットネス体験が進化

Bicycle Club編集部
- 2025年09月04日
世界最大級のオンラインフィットネスプラットフォーム「Zwift」は、2025年秋冬シーズンに予定している大規模なアップデートと新コンテンツを発表した。AIを活用したパーソナライズ機能や、人気マップ「New York」の大規模拡張、レースプログラムの刷新など、フィットネスからレースまで、あらゆるバーチャルライド体験をさらに進化させる内容となっている。
AIがトレーニングをパーソナライズ、フィットネス向上を強力に支援
今回のアップデートの目玉の一つが、AIを活用したパーソナライズ機能の強化だ。11月から、ユーザーの過去のトレーニング負荷やアクティビティの種類に基づき、AIが目標達成に役立つワークアウトやルート、イベントなどをホーム画面にレコメンドする機能が導入される。所要時間も調整でき、忙しい日でもスケジュールに合わせた最適なトレーニングが可能になる。
また、WahooやGarminといった外部のサイクルコンピューターとのデータ連携も強化され、屋外でのライドデータもZwiftに取り込み可能に。これにより、屋内外のトレーニングデータを総合的に分析し、週間目標を自動で調整する機能も実装される。アクティビティ終了後には、新しい進捗レポート画面でフィットネススコアの推移や目標達成度などを一目で確認でき、モチベーションの維持をサポートする。
New Yorkマップが大規模拡張、新ツアーも開催
人気ワールド「New York」には、31kmの新しい道路と20の新ルートが追加される大規模な拡張が行われる。セントラルパークから市街地、さらには地下鉄網を通ってプロスペクトパークへと向かう、よりリアルで多彩なルートが体験可能になる。地下鉄内には、平均ワット数を競う新しいパワーセグメントも登場する。
この新コースは、10月6日から開催される新ツアー「Zwift Unlocked」の最終2ステージで早速お披露目される。このツアーは従来の「Tour of Watopia」に代わるもので、期間中は獲得XPが2倍になるなど、多くのユーザーが楽しめる内容となっている。
レース体験も進化、アンチチート機能も強化
Zwiftのもう一つの魅力であるレースも、より公平でエキサイティングなものへと進化する。レースカテゴリは、Zwiftレーススコアによる最大11カテゴリへの分類が標準化され、実力が拮抗したライダー同士でのマッチングが実現。レーススコアの算出方法も改善され、現在のフィットネスレベルをより正確に反映するようになる。
さらに、不審なアクティビティをリアルタイムで検出する新しいアンチボット機能や、非現実的なパフォーマンスを排除する次世代技術も順次導入されるなど、アンチチート対策も強化される。
このほか、冬のベーストレーニングに最適なワークアウトシリーズ「Zwift Camp: Baseline」の開催や、バーチャルストア「Drop Shop」への新アイテム追加、スマートトレーナーとの連携を容易にする「Zwift Ready」プログラムの拡大など、多岐にわたるアップデートが予定されている。
Zwiftは、これらの新機能と新コンテンツを通じて、初心者からトップアスリートまで、すべてのユーザーに、より楽しく、より効果的で、より没入感のあるフィットネス体験を提供していくとしている。
問:Zwift Japan https://www.zwift.com/ja
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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