
ツアー・オブ・上海で新城幸也のチームメイトのラヨビッチが総合優勝|ユキヤ通信

Bicycle Club編集部
- 2025年09月09日
ツアー・オブ・上海2025最終第3ステージ(88km)が9月7日に行われ、新城幸也所属のソリューションテック・ヴィーニファンティーニのドゥシャン・ラヨビッチがステージ2位でフィニッシュ。総合タイム差を逆転し、見事に総合優勝を果たした。
新城幸也は総合10位でフィニッシュしUCIポイントを獲得

酷暑のなかで行われた最終日、総合争いがわずか1秒差で迎えたこのステージは、序盤から緊張感の高い展開となった。新城を中心にチームが徹底して集団をコントロールし、アタックを封じ込みながらリーダージャージを狙う展開を構築。最後はラヨビッチが力強いスプリントで2位に入り、狙い通り総合優勝を掴んだ。
新城幸也は集団内で44位でフィニッシュ。トップと同タイムを守り切り、総合10位を確保した。UCIポイント3点を獲得し、今後のレースへ向けて確かな手応えを残した。
新城幸也のコメント

『今日はチーム全員で総合優勝だけを目指して、レースに挑んだ。スタート時点では総合リーダーから1秒差の総合2位。なので、32km地点の最初スプリントポイントでボーナスタイムを稼げば逆転でリーダーになる。先ずはそこだけに集中してレーススタート。
アタック合戦の末15km程で2人の逃げが決まって集団は落ち着いたので、自分が集団を牽引して32kmまでに逃げを捕まえる、スプリントポイントでは惜しくも3位通過、これでリーダーとは同タイムなので、フィニッシュでの着順勝負。リーダーよりも先着でステージ3位以内でボーナスタイムを取れれば、完璧という展開に。
こちらとしてみれば、リーダーの後ろについて、フィニッシュでリーダーよりも先着すれば総合優勝というシナリオ通り。スプリント力ではドゥシャンの方が上まっているので、自分たちが集団をまとめれば良いという、とても楽な展開となった。
2回目のスプリントポイント前には総合上位ではない6人の逃げが決まったので集団を牽引して、約30秒差でコントロールしてフィニッシュまでに捕まえる。15秒~20秒差でコントロールしていたが、残り10kmから、集団からもアタックがかかるが、今日のチームは完璧に機能していた。1人フィリッポを、最後のスプリント向けてドゥシャンのために温存し、他の4人で全ての攻撃を封じ込めた。残り2kmまでチームで隊列を組めていたのも良かった。
今日も38℃まで気温が上がるなか、ドゥシャンは最後まで頑張ってくれて、ステージ2位になり、見事に総合優勝に輝いた!3日間、距離は短いが、短いなりに全力で走り切る事が出来るので、ハードなレースだった。でも、この優勝でチームの士気は高まったし、チームワークも良くなってきた。1日休んで9月9日の Tour of Binzhouも勝ち行く!』
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