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林原聖真が劇的勝利、宇都宮ブリッツェンが経済産業大臣旗を獲得|南魚沼ロードレース

自転車ロードレースの実業団リーグJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)のシリーズ戦「第10回 南魚沼ロードレース」が9月15日(月・祝)、新潟県南魚沼市の三国川ダム周辺特設コース(1周12km)で開催された。最高峰カテゴリーのJプロツアー(JPT)は「第59回 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」として行われ、終盤の激しいアタック合戦の末、林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)がJプロツアー今期2勝目、そしてJプロツアーのロードレースでは初優勝を飾った。また、チーム総合で争われる経済産業大臣旗は、宇都宮ブリッツェンが獲得した。

目まぐるしく変わる展開、宮崎のアタックが終盤の号砲に

144km(12周)で争われたJプロツアーは、序盤から河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)が単独で逃げ、一時1分近いリードを奪う積極的な走りを見せた。中盤に河野が集団に吸収されると、今度は山田拓海(シマノレーシング)、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)や谷順成(宇都宮ブリッツェン)、宮崎泰史(キナンレーシングチーム)、島野翔太(イナーメ信濃山形)、マトリックスパワータグのアレクサンドロス・アグロティス(キプロス)と織田聖という7名の強力な逃げが形成され、メイン集団との差を最大3分半以上まで広げた。

レースが動いたのは終盤。メイン集団がチームブリヂストンサイクリングなどを中心にペースを上げ、逃げとの差を急速に縮め始めると、逃げ集団内でもアタックが頻発。最終周回、宮崎が登りでの鋭いアタックを敢行し、独走に持ち込んだ。この果敢な走りが評価され、宮崎は敢闘賞を受賞した。

しかし、後続の追走集団はこれを許さず、残り数キロで宮崎を吸収。9名となった先頭集団から、今度は林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)とルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン、コロンビア)が飛び出した。最後はこの2名の争いとなり、最後の登りで力を見せた林原がアコスタを振り切り、劇的な勝利を掴んだ。2位にはアコスタ、3位には孫崎が入った。

優勝した21歳の林原は明治大学の4年生。今シーズンはおんたけタイムトライアルでJプロツアー初優勝、全日本選手権ではU23カテゴリーの年齢ながらエリートに出場し、タイムトライアルでは4位に入るなど活躍。先月はU23版ツール・ド・フランスとも称される「ツール・ド・ラヴニール」に出場し、完走を果たした。

レース後、林原は「今シーズン、ロードレースで初めて優勝できたので嬉しい。チームメイトが強力な牽引をしてくれたおかげ」と、チームへの感謝を語った。

経済産業大臣旗は、2位にアコスタ、4位に武山晃輔、5位に谷が入った宇都宮ブリッツェンが獲得し、チーム総合力の高さを見せつけた。

女子は木下友梨菜が圧巻の独走で大会3連覇

女子チャンピオンシップ(72km)では、今シーズンJBCF初出場となる木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム)が他を圧倒する走りを見せた。レース中盤から単独で飛び出すと、後続との差を広げ続け、見事な独走勝利で大会3連覇を達成した。2位にはツアーリーダーの阿部花梨(イナーメ信濃山形)が入った。

また、E1/E2カテゴリー(96km)では、5名の逃げ集団でのスプリント勝負となり、Jエリートツアーリーダーの大前翔(Roppongi Express)が制した。ユースチャンピオンシップ(60km)では、天羽隼翔(北海道帯広南商業高等学校)が優勝した。E3カテゴリー(36km)は11名でのスプリント勝負にも連れ込み中嶋力斗(群馬グリフィンレーシングチーム)、Mカテゴリー(36km)は1周目から独走した深谷侑司(MiNERVA-asahi)がそれぞれ優勝した。

なお、本大会のコースは来年6月に開催される全日本自転車競技選手権ロードレースの舞台となることが発表されており、各選手にとって重要な試金石となった。

リザルト

Jプロツアー(12周、144km)

1位 林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム) 3時間41分49秒
2位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン、コロンビア) +2秒
3位 孫崎大樹(ヴィクトワール広島) +7秒
4位 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン) +9秒
5位 谷順成(宇都宮ブリッツェン) +11秒
6位 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島、オーストラリア) +13秒
7位 新城雄大(キナンレーシングチーム) +14秒
8位 織田聖(マトリックスパワータグ) +23秒
9位 宮崎泰史(キナンレーシングチーム) +45秒
10位 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島、ベネズエラ) +1分12秒

中間スプリント賞

孫崎大樹(ヴィクトワール広島)

敢闘賞

宮崎泰史(キナンレーシングチーム)

Jフェミニンツアー(6周、72km)

1位 木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム) 2時間11分34秒
2位 阿部花梨(イナーメ信濃山形) +3分42秒
3位 竹内清子(VELONUTS RACING TEAM) +5分3秒
4位 福山舞(湾岸サイクリング・ユナイテッド)
5位 林優希(なるしまフレンド) +5分9秒
6位 遠藤杏奈(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +5分20秒

JエリートツアーE1/E2(8周、96km)

1位 大前翔(Roppongi Express) 2時間30分27秒
2位 阿部源(VC福岡)
3位 木村純気(VC福岡) +1秒
4位 川勝敦嗣(MiNERVA-asahi) +6秒
5位 新藤大翔(EQADS) +9秒
6位 本多晴飛(VC福岡) +49秒
7位 押見怜(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +50秒
8位 宇佐美颯基(MOAT RACING LAB) +51秒
9位 中島雅人(VC福岡)
10位 康寿成(TRYCLE.ing) +54秒

中間スプリント賞

木村純気(VC福岡)

JエリートツアーE3(3周、36km)

1位 中嶋力斗(群馬グリフィンレーシングチーム) 56分33秒
2位 谷平拓哉(神奈川県立保土ケ谷高等学校)
3位 高田蒼一郎(北海道帯広柏葉高等学校)
4位 相場俊輔(なるしまフレンド)
5位 松下直暉(TeamSHIDO) +1秒
6位 河野然(北海道旭川西高等学校) +2秒
7位 藤本六三志(日本ろう自転車競技協会) +3秒
8位 阿部暖(京都大学) +4秒
9位 茂呂佳名人(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) +6秒
10位 清水碧人(イナーメ信濃山形) +8秒

Jマスターズツアー(3周、36km)

1位 深谷侑司(MiNERVA-asahi) 1時間36秒
2位 大島和也(MiNERVA-asahi) +1分54秒
3位 遠藤優(Roppongi Express) +2分2秒
4位 山本敦(SBC Vertex Racing Team) +2分5秒
5位 丸渕聖悟(FAST LANE Racing) +2分8秒
6位 大塚尭(COW GUMMA) +2分9秒
7位 渡辺拓也(SBC Vertex Racing Team) +3分21秒
8位 上田浩之(バルバレーシングクラブタカオカ) +3分55秒
9位 山田貴一(LINKVISION GIRASOLE CYCLING) +4分3秒
10位 並木太一郎(オッティモ) +4分7秒

Jユースツアー(5周、60km)

1位 天羽隼翔(北海道帯広南商業高等学校) 1時間42分5秒
2位 松下泰平(mkw) +1秒
3位 日下部惺(TeamZenko)
4位 柬理日楠詩(Team FITTE) +24秒
5位 前嶋一吹(Leap Hamamatsu Cycling Team) +2分16秒
6位 吉田直人(LEVANTE HOPE) +4分34秒
7位 越知映成(イナーメ信濃山形) +4分40秒
8位 大道寺温季(Team 一匹狼) +8分33秒
9位 高倉緯(埼玉ユース自転車競技部) +10分1秒
10位 杉山蒼介(LEVANTE HOPE) +12分46秒

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