BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

茨城最高峰八溝山へ水戸から縦走125km自転車レース Okukuji X(奥久慈クロス)DAY1開催

2025年10月18日(土)奥久慈の秋空の下、国内唯一無二のサバイバルレース「Okukuji X(奥久慈クロス)~Ride & Trail~」が開幕、大会2日のうち初日は、茨城県が誇る「奥久慈里山ヒルクライムルート」を舞台にしたサイクリング。翌日は奥久慈を舞台にトレランレースが開催。初日はゲエストに水戸ホーリーホック本間幸司さん、ロードレース元日本チャンピオン・佐野淳也さんが参加し、それぞれ違った目線で125㎞のライドを楽しんだ。ここでは自転車メディア「バイシクルクラブ」のレポーターとして妖怪つけまつげさんが体験、奥久慈の自然と人の温かさを体感した1日をレポートする。

大手門に集う挑戦者たち

サイクリングのコースは水戸市の水戸城大手門を出発し、那珂市、城里町、常陸大宮市を経てゴールの袋田の滝を目指す全長125km。途中、茨城県最高峰・八溝山を上るタイム計測ありのヒルクライムも開催され、総獲得標高2,350mという茨城県縦断楽しみつつ、レースも楽しめるダイナミックなイベントとななった。

朝6時過ぎ、まだ冷気の残る水戸城大手門前で開催されたスタートセレモニーが開催。茨城県知事の大井川和彦さん挨拶ではじまり、ゲストライダーの水戸ホーリーホックCRO(クラブ・リレーションズ・オフィサー)本間幸司さん、ロードレース元日本チャンピオン佐野淳也さんが登壇。地元への熱いメッセージとともに、出走の号令を送った。

左から佐野淳也さん、茨城県知事大井川和彦さん、水戸といえば!水戸黄門さん、印籠を持つのは妖怪つけまつげさん

午前6時30分が大手門が開き選手たちは声援に包まれながら水戸城大手門をスタート。那珂川のサイクリングロードへ向かった。

ゲストには水戸ホーリーホック本間幸司さん、第1エイドは「チョコ納豆」と「かつどら」

第1エイドまで走った大井川さんとチョコ納豆を絶賛する本間さん

最初の補給所は城里町の道の駅かつら。水戸を発って約1時間半、朝の冷気が少し和らぐ頃、28.8km地点に到着した。ここでは、地元名物のだるま食品「チョコ納豆」と、道の駅かつら特製「かつどら」(かつらドラ焼き)が提供された。一見ユニークな“チョコ納豆”だが、ほろ苦いチョコと納豆の香ばしさが絶妙にマッチ。

あたたかい「けんちんそば」を堪能してから大子へ峠越え

2つ目の補給所、美和地域センターでは炊きたての湯気が出迎えます。ここで味わえるのは、釜炊き やおとや「直巻きおむすび」と、まるしんドライブイン「けんちんそば」。さらに地元・那珂市産のコシヒカリを使ったおむすびは、米の旨みがぎゅっと詰まり、さらにけんちんそばは「ゆずの香りがよく、具がたっぷりで美味しかったです」と妖怪つけまつげさん。このあとは大子までのヒルクライム、タバッコ峠とアップルラインの2つのきもっちがいい坂を越えていく。「前半はエイドを楽しみながら、それぞれのペースで走れるのが楽しかったですね。じつはレース以外で県外の自転車イベントを走るのは初めてで、各エイドで美味しいものを食べられたのはうれしかったです」とグループライドを楽しんでいた。

大子を町を抜けておやき学校へ、いよいよ八溝山が見えてきた

大子町を抜けると八溝山が見えてくる。ちなみに八溝山がよく見えるのは、コース沿いの鳥居のあるところ。さらにアップダウンを繰り返しながら3つ目のエイド「大子おやき学校」へ。大子の名物、リンゴをつかったリンゴおやきが提供された。 廃校となった小学校を利用した大子おやき学校「懐かしい味、そして子どもの頃を思い出す風景がいいですね。と佐野さん。思わず童心かえって記念撮影。

いよいよヒルクライム、茨城県最高峰の八溝山では「アップルパイ」のご褒美

今回、ヒルクライムの計測区間は6.4㎞と短いながらも、獲得標高539m、平均勾配8.5%、最大13.4%という激坂がある。きった先に待つのは、奥久慈の名産「追分りんご園のアップルパイ」。標高1,000mを超える八溝山展望台からは、那須連山や太平洋まで一望できる絶景が待っている。 元日本チャンピオンとして走った佐野さん。「山頂のアップルパイがよかったですね。ヒルクライムしてからのスイーツはご褒美として格別でした。自分も元選手として頑張ったんですが、オープン参加ですがタイムは9番目でした。参加者の皆さんのレベルが高く、驚きました」とコメント。

最大13.4%という傾斜が参加者を苦しめた
ヒルクライムの手前では熊避けの鈴が配られた
本間さんは計測区間を1時間3分で走り切った。「さすがに3カ月では準備は足りないくらいきつい大会でしたが、自然と応援してくれる人の温かさを感じられる大会でした」とコメント

袋田の滝で迎える、125㎞を発したとは完走の歓喜

長い下り坂のあとはアップダウンを乗り越え、夕方、続々と選手がゴールの袋田滝本町営第二駐車場へ。完走者は112名。互いに健闘を称え合い、記念撮影。

優勝した武田隼人さんを囲む参加者。普段トライアスロンを楽しんでいる
女子1位の冨沢いずみさんと加波一族のみさん。加波一族は地元茨城県のトレランを中心としたチームで、このために自転車の練習をしたという

奥久慈を“走る”という体験

Okukuji X のDAY1は、単なるレースでなく、地域の人々の笑顔と食、自然を楽しむイベントとなった。Okukuji X としては翌日のトレランもある。袋田からスタートするランナーたちの新たな挑戦が待っている。 詳細はこちら

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load