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サイクリングを「声」で楽しくするBiKom20|SENA

自転車に乗り始めたころ、友人や家族、恋人とサイクリングしながら会話を楽しもうとしたときに、「意外と話しにくい」、と感じたことのある人も多いのでは。自転車は一列走行が基本のため、サイクリング中は隊列が前後に伸びてしまいやすく、さらに周りにはクルマが走っているから振り返って話すのは安全面でも不安が残る――そんな悩みを解決してくれるアイテムが、今年の6月に登場したSENA(セナ)の「BiKom20(バイコム20)」だ。軽く、扱いやすく、会話を気軽に楽しめる機能がそなわっている。

確かな技術で信頼を集めるSENA(セナ)

SENAは韓国で創立し、アメリカやヨーロッパなど世界各国でグローバル展開を行っているメーカーで、モーターサイクル用インカムの分野では世界的に知られている存在だ。1998年の設立以来、音声通信技術の高さと、ノイズの多い環境でもクリアな声を届けるチューニング力が評判を呼び、多くのライダーから信頼を集めている。そんな同社は、近年うれしいことにモーターサイクルで培った高い技術をもとに自転車用の製品にも力を入れている。その一つがBiKom20だ。

サイクリングの楽しみを広げてくれるSENAのBiKom20。世界最小・最軽量クラスのサイクリング用インカムだ

装着を忘れる軽い着用感

BiKom20を手に取ってみるとわかるのが、その軽さ。重量はわずか20gほどしかない。耳をふさがないオープンイヤー設計で、ヘルメットのストラップに装着するため、ライダーに重量の負荷がかからないようになっている。身体に何か装着した状態で長時間のサイクリングを続けていると汗や痛みで不快な思いしやすいものだが、そうした悩みは無縁だ。
本体のサイズは縦54mm×横27mm×厚み16.3mmと小さく、ケーブル類がないシンプルなつくり。装着していることを忘れてしまう軽い着用感を実現している。

重量20g、サイズは縦54mm×横27mm×厚み16.3mm。マイクは折り畳み式で回転して本体上部に収まる

メッシュインターコム技術でクリアな音声を

コンパクトなボディの中にはSENA独自の通信技術が搭載されている。最先端のメッシュインターコム技術により、広範囲で安定したネットワークを保ってくれるため、通信は最大800m(オープンエリア)、接続人数はほぼ無制限となっている。通信のチャンネルは6つから自由に選ぶことができ、もしも多くの人たちがインカムを使うようなイベントの場でも事前に仲間同士でBiKom20をグループ化しておけば混線しないように配慮されている。メッシュインターコム使用時の通話時間は最大約8時間となっている。
通話音質は、ノイズコントロールによって風の音や周囲のロードノイズが軽減されるためとてもクリアだ。マイクには防風カバーも付属していて自然な声質で会話ができる。

インカムがあれば道中の景色や出来事をその場で仲間と共有できる

Bluetooth5.2でデバイスと接続可

BiKom20は、Bluetoothを介してスマートフォンともつなげられるので、会話を楽しむだけではなく、ハンズフリー通話やナビの音声案内、音楽再生にも使える。とりわけ、初めての土地を走ることも多いサイクリストにとってマップは必需品。スマートフォンで行き先を目で確認しつつ、さらに音声の案内が耳に届くというのは非常に心強い。
また、同製品はシマノDi2とペアリングもでき、ギア変更やバッテリー残量などを音声でお知らせしてくれる「Audible Bicycle Computer(ABC)」の機能も搭載されている。将来的には心拍計・ケイデンスセンサー・スピードメーターなどのサイクリングセンサーの対応も視野に入れていて、専用アプリの「Sena Cycling App」を使えば、機器のセットアップや設定管理のほか、ファームウェアのアップデートを行えるようになる。

無料でダウンロードできる専用アプリ「Sena Cycling App」。左がメイン画面、右がチャンネル選択画面。シンプルでわかりやすい

装着から会話まで操作はとても簡単

BiKom20の装着は簡単だ。製品に同梱されているヘルメットストラップマウントをヘルメットに取り付けて、そのマウントの溝に本体をスライドさせて装着する。通話の仕方も同じく簡単で、本体の「+ボタン・センターボタン」を同時に押して起動させたのち、「センターボタン」を押すと近くのBiKom20との会話できるメッシュ通信がはじまる。加えて。スイッチを押すと本体から「こんにちは、バッテリーレベル高(中・低)」や、「メッシュインターコム・オン・オープンメッシュ チャンネル1」といった機器の状態を教えてくれる日本語の音声案内が流れるため、つながっているorつながっていない等の確認も容易だ。装着から会話を始めるまでの流れがスムーズで、メカに詳しくない方も手軽に扱える。

通話モード中は、折り畳み式のマイクを下に向けると音声がONになって自分の声が相手に届くようになり、反対にマイクを上に戻すと音声がOFFになり、相手の声は聞こえるものの自分の声は届かないようにできる。サイクリストの場合は、上り坂で息がゼーゼーハーハ―している姿は相手にあまり聞かれなくないものだが、そんな状況もマイクOFFで回避できる。
本体の通話時間は最大8時間(メッシュインターコム使用時)。充電時間は2.5時間で、USB-Cを使って行う。自転車用品の充電は、ここ数年の間にマイクロUSBからUSB-Cが主流に移行してきているので使いやすいだろう。丸一日ロングライドするようなときはランチタイムなどを上手に利用してモバイルバッテリーでチャージしたい。

ヘルメットのストラップをマウントに通し、マウントの溝に本体をスライドさせて装着すれば準備は完了だ
マイクを下側に回転させるとマイク・オンの状態になり相手に音声が届くようになる。相手の音声は本体の後側(耳側)にあるスピーカーから聞こえてくる
本体のスイッチは「+ボタン(写真左)・センターボタン(写真中)・-ボタン(写真右)」の3つ。電源オン・オフは「+ボタン・センターボタン」を1秒長押し。メッシュ通信のオン・オフは「センターボタン」を1回押すだけ

キャップ(帽子)に付けて会話もOK

BiKom20にはヘルメット装着用のマウントが付属するだけでなく、キャップ装着用のクリップマウントも付属する。自転車から降りたときでも会話できるので便利だ。こちらも装着は簡単で、クリップマウントに本体を付けて帽子に挟み込むだけ。サイクリング中の休憩やイベント会場で仲間と連絡を取るのに役立つ。
製品は、本体のカラーがホワイトとブラックの2種類あり、本体1個入りのシングルパック、2個入りのデュアルパックが用意されている。

仲間とリアルタイムで声を交わしながら走ることで、これまでとは違う「一体感のあるライド」を体験もたらしてくれるBiKom20。「この景色すごいね」「次の休憩どこにする?」といった何気ない会話を走りながら楽しめるし、先頭のライダーが「次は左に曲がる」と伝えれば、後続もスムーズに反応できて危険も減らせる。まるで隣にいるかのように自然にコミュニケーションが可能で、サイクリングに新しい楽しみを提供してくれる。

キャップと装着用のクリップマウントを使えば、自転車を降りたときも使用可能に

BiKom20

ラインアップ/価格

ホワイト・シングルパック/27,280円(税込)
ブラック・シングルパック/27,280円(税込)
ホワイト・デュアルパック/50,380円(税込)
ブラック・デュアルパック/50,380円(税込)
ホワイト/ブラック・デュアルパック/50,380円(税込)

同梱物(デュアルパックの場合)

BiKom20本体×2
薄いヘルメットストラップ用ストラップマウント×2
厚いヘルメットストラップ用ストラップマウント×2
キャップ用クリップマウント×2
マイクスポンジ×4
USB-C充電ケーブル×2
クイックスタートガイド×2

SPEC

本体サイズ:54mm×27mm×16.3mm
重量:20g
通信距離:800m(見通しの良い環境)
通話時間:8時間(メッシュインターコム使用時)
充電時間:2.5時間
対応温度範囲:動作温度 -20℃~55℃/充電温度 0℃~45℃
通信規格:Bluetooth 5.2
・ヘッドセットプロファイル(HSP)
・ハンズフリープロファイル(HFP)
・高度オーディオ配信プロファイル(A2DP)
・オーディオ・ビデオ・リモートコントロールプロファイル(AVRCP)
認証:TELEC、CE、FCC、IC、KC

SENA公式サイト

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PROFILE

Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

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