
Arenbergが2025年ツール・ド・フランスのビジュアルブックを刊行 小俣雄風太、辻啓ら豪華執筆陣が集結

Bicycle Club編集部
- 2025年10月23日
サイクリングニュースレター&ポッドキャストを展開するArenberg(アランベール)が、2025年のツール・ド・フランス(男子)とツール・ド・フランス・ファム(女子)の全ステージを網羅したビジュアルブック「ツール・ド・フランス 2025」を刊行した。フォトグラファー辻啓氏の写真と共に、豪華執筆陣が様々な角度から世界最大の自転車レースを切り取る、ファン必携の一冊となっている。
男女全30ステージのレポートと、多角的な企画ページでツールを振り返る
本書の核となるのは、2025年のツール・ド・フランスとツール・ド・フランス・ファム、全30ステージの詳細なレースレポートだ。そして、そのレポートを彩る写真は、フォトグラファー辻啓氏が所属するフォトエージェンシー「Sprint Cycling Agency」が全編を担当。レースの興奮、選手たちの表情、そしてフランスの美しい風景を、臨場感あふれるビジュアルで届ける。
本書のもう一つの大きな魅力が、豪華な執筆陣による多彩な企画ページだ。J SPORTSのツール実況でおなじみのアナウンサー長澤洋明氏や、SKE48の荒野姫楓さんがエッセイを寄稿。実況者、ロードレースファンのアイドルというそれぞれの視点から、ツールへの熱い想いが綴られる。
小俣雄風太、宮本あさか、辻啓らジャーナリスト・フォトグラファーの視点
バイシクルクラブ連載「峠の肖像」でもおなじみの自転車ジャーナリスト、小俣雄風太氏は、現地取材の道中を綴ったフォトエッセイ「旅するツール・ド・フランス2025」と、世界最大の女子レースとなったツール・ファムを論じる「ツール・ファムはどこへいく?」の2本を寄稿。
男子ツールの総括は、ジャーナリストの宮本あさか氏が担当。「フランスの終わらない輪廻」と題し、今大会と3人の選手を通じて、ツールという大会が持つ宿命と未来を深く考察する。
また、近年大きな話題を呼んだNetflixのドキュメンタリーシリーズについては、レースウォッチャー3名による座談会「Netflixはツール・ド・フランスにいいことをしたのか?」を収録。こちらはポッドキャストとの連動企画としても楽しめる。
そして、本書の最後を飾るのは、フォトグラファー辻啓氏自身によるフォトエッセイ「ツール・ド・フランスのフォトグラファー」。普段、被写体を追いかけるレンズが、その裏側、カメラを向けることがない場所へと向けられる。
レースのレポートだけでなく、旅、実況、カルチャー、そしてメディアの視点まで、様々な角度から2025年のツール・ド・フランスを立体的に表現した本書。レースの興奮を、美しいビジュアルと深い洞察と共に追体験できる一冊となりそうだ。
書籍「ツール・ド・フランス2025」
価格:2,500円(税込)
- 判型:A5横
- ページ数:全128ページ
- BRAND :
- Bicycle Club
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PROFILE

Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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