静粛性と高精度を両立したミドルグレードトレーナーAVANTIに”Zwift Ready”バージョンが登場｜ELITE

Bicycle Club編集部

2025年11月06日

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イタリアのトレーナーブランド、ELITE（エリート）が、同社のミドルグレード・スマートトレーナー「AVANTI（アバンティ）」に、Zwift Cog and Clickを標準装備した「Zwift Ready」バージョンを追加した。上位モデル「JUSTO」譲りの高精度パワーメーターや静粛性、そして安定した通信機能を誇るAVANTIが、購入後すぐにバーチャルサイクリング「Zwift」を最大限に楽しめる最適なパッケージとして登場する。

“Zwift Ready”で実現する、究極の静粛性と手軽さ

今回新たに追加された「AVANTI with Zwift Cog and Click」は、人気のバーチャルサイクリングアプリ「Zwift」のプレイに最適なトレーナーであることを示す「Zwift Ready」として公式に認定されたパッケージだ。その核心をなすのが、標準装備されるZwift純正ハードウェアである。

ZWIFT COG

8速から13速までの幅広いリア変速段数に対応するシングルコグ。物理的な変速ではなく、Zwiftアプリと連動してトレーナーの負荷で変速動作を疑似的に再現する「バーチャルシフト」を可能にする。これにより、バイクをトレーナーにセットする際に必須だったリアディレイラーの微調整が一切不要に。さらに、チェーンが複数のスプロケット間を移動しないため、不快なチェーンノイズがほとんどない、驚くほど静寂なライドが実現する。

ZWIFT CLICK V2.0

ハンドルバーに装着するワイヤレスコントローラー。変速操作はもちろん、ステアリング、メニュー操作、「Ride On」を送るなど、Zwiftのあらゆる操作が指先一つで行える。

さらに、購入特典としてZwiftの2ヶ月無料メンバーシップが付属。買ったその日から、面倒な設定に悩まされることなく、本格的なバーチャルサイクリングの世界に飛び込むことができる。

上位モデルJUSTO譲りの高性能をコンパクトな筐体に凝縮

AVANTIは、ミドルグレードでありながら、エリートの最上位モデルに迫る卓越した基本性能を誇る。

パワー計測の心臓部には、誤差±1%という高精度を誇る独自のOTS（光学式トルクセンサー）を内蔵。ライダーの出力を正確に測定し、信頼性の高いトレーニングデータを提供する。負荷ユニットは最大18%の勾配を再現可能で、Zwiftのクライムコースも存分に味わえる。さらに、長期間使用しても計測精度を維持する「オートキャリブレーション」機能も搭載している。

安定した接続性と、リアルな走行感

通信機能も最新仕様で、ANT+とBluetoothに加え、2.4GHz Wi-Fiに対応。秒間10回データを送信する10Hzの高速データ伝送と組み合わせることで、オンラインレースなど、一瞬の反応が求められるシーンでも、より安定し、レスポンスに優れた接続を可能にする。別売りの「ELITE GATEWAY」を介せば、電波干渉のリスクを完全に排除する有線LAN接続にも対応する。

また、AVANTIにはエリート独自のFlex Feet技術が採用されており、バイクが左右に自然に揺れることで、よりリアルな実走感を再現。筋肉の緊張と疲労を軽減し、トレーニング効果を高めることが科学的にも確認されている。

日本の住環境にもマッチした、優れた収納性と使い勝手

使用時の安定性を確保しながら、収納時には幅約21cmと非常にコンパクトになる筐体と、絶妙な位置に配置されたキャリングハンドルは、使いたい時だけ設置するという日本の住環境にも最適だ。アクスルアダプターなどの小物を収納しておける「ビルトインストレージ」も備えるなど、ユーザーの使い勝手を細部まで考慮した設計となっている。