
ジャパン・マウンテンバイク・カップ開幕! アジア選手権を見据えた熱き3日間の幕開け
Bicycle Club編集部
- 2026年03月20日
INDEX
3月20日(金)~22日(日)の3日間で行われ「スルガ銀行 presents ジャパン・マウンテンバイク・カップ2026」が静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター(伊豆マウンテンバイクコース)にて開幕した。大会初日となる20日は、新設されたキッズレースやエンデューロが行われ、会場には家族連れやホビーレーサーの姿も多く見られた。そして大会は、21日(土)・22日(日)にUCIクラスのメインレースを迎える。ここではその大会情報もお伝えする。
初開催のキッズレースとエンデューロで賑わう大会初日

東京2020オリンピックのレガシーコースを舞台に、今年で4回目を迎える本大会。国内外のトップライダーが集う国内最高峰の舞台だが、今年の大会初日はこれまでとは少し違う、和やかかつ活気あふれる歓声に包まれて幕を開けた。

今年の目玉として初開催されたのが、未就学児から小学生を対象とした「スルガ銀行キッズチャレンジ」と、初心者からベテランまで楽しめる「スルガ銀行90分耐久レース(エンデューロ)」だ。
キッズカテゴリーでは、小さな身体でMTBを操り、真剣な表情でコースに向かう子どもたちの姿が印象的だった。全国的にキッズ向けMTB環境の整備が広がる中、国際大会の舞台で彼らの“最初の一歩”を応援する試みは、今後のMTBの裾野を広げる重要な役割を果たしている。

続いて行われた90分耐久レースでは、ソロやチームで参加したライダーたちが五輪コースの一部を使用した専用トラックを出走。テクニカルな区間とタイムアタックの緊張感が混ざり合い、開幕日にふさわしい盛り上がりを見せた。

スルガ銀行が冠スポンサーに就任、自転車を通じた「地域創生」へ

今大会から大会名にその名を冠し、力強くサポートするのが「スルガ銀行」だ。同行は2010年代から、オリンピアンの西加奈子氏やリンケージサイクリングと協力し、トークショーや富士スピードウェイでの走行会を開催するなど、長年にわたり日本のロードバイク文化の醸成に寄与してきた。そのスルガ銀行が今回、なぜ「マウンテンバイク」という新たな領域へと本格的に踏み出したのか。
スルガ銀行 ソリューション推進本部 地域創生室の金子知恵子室長は、その背景について次のように語る。
「2020年4月に私たちの“地域創生プロジェクト”が立ち上がりました。地域にお金を落とし、活性化につながる取り組みを強化していこうという動きが本格化したのです。その中で、自然のフィールドで行われるマウンテンバイクは地域の魅力と非常に相性が良いと感じていました」
これまで五輪コースという特性上、走れる層が限られていた伊豆のコースだが、今大会では中学生以下の子どもたちに初めてキッズレースの場が開放された。
「この裾野の拡大につながる動きをぜひ応援したいと思い、今回冠スポンサーを務めることになりました」(金子室長)
MTB大会を皮切りに広がる、大規模な地域イベント構想

スルガ銀行の取り組みは、単なる大会協賛にとどまらない。今回のキッズレースを“プレ大会”と位置づけ、今後も継続的な支援を行う構えだ。さらに伊豆・富士周辺エリアを巻き込んだ、年間を通じた大規模なサイクルイベント構想も進行しているという。
秋には富士市・富士宮市のサイクルルート認定に合わせ、富士山を一周する1,000人規模の大型イベントを計画中。そのほかにも、海抜0mから5合目までを駆け上がる「富士山チャレンジ」やヒルクライム、駿河湾一周ライドなど、多彩なイベントの準備が進められている。
地域経済・観光・次世代育成を見据えた総合的な自転車支援プロジェクトは、今後の日本における“地域創生型サイクルスポーツ”の新たなモデルケースとなりそうだ。
アジアの強豪が伊豆に集結。来年のアジア選手権を見据えた“プレ本番”

そして明日21日(土)のXCC(ショートトラック)、22日(日)のXCO(クロスカントリ・オリンピック)に向けて、会場には例年以上の緊張感が漂っている。
スタートリストには、カザフスタン、中国、マレーシアなどアジア各国のナショナルチームが名を連ねた。実は来年、この伊豆の会場で「MTBアジア選手権」の開催が予定されているのだ。本番を見据えた視察も兼ねて来日した各国チームは、五輪レガシーコースの厳しいアップダウンやロックセクションなどのコース特性、レース戦略を細かく研究する姿が見られている。
迎え撃つ日本勢も、エリートカテゴリーには北林力(UNNO FACTORY RACING)や沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)、女子は石田唯(TRKWorks)や川口うらら(NEXETIS)など、国内トップライダーが顔を揃えた。来季アジア選手権、ひいては2028年ロサンゼルス五輪に向けた戦いはすでに始まっており、今年のアジアと日本の戦力図を占う上で極めて重要なレースとなる。

なお、XCOレースの安全な進行を支える先導ライダー(リードバイク)は、今年も元トライアル世界選手権ジュニア王者の野崎史高氏が担当する。ヤマハの電動トライアルバイク「TY-E 2.2」を巧みに操るトップテクニシャンの華麗なライディングにもぜひ注目したい。
世界レベルの熱い走りと、地域の魅力、そして未来のライダーたちが交差する「スルガ銀行 presents ジャパン・マウンテンバイク・カップ2026」。激戦必至の週末から目が離せない。
ジャパン・マウンテンバイク・カップ2026 大会情報
3月21日(土)|予選&ショートトラック中心
- 開門:9:30〜
- クロスカントリー・ショートトラック(XCC)
- 各カテゴリー別レース(男女・年代別など)
3月22日(日)|メインレース(XCO)
- 開門:8:00〜
- クロスカントリー・オリンピック(XCO)
- エリート/U23などトップカテゴリー
アクセス情報
会場:日本サイクルスポーツセンター(伊豆MTBコース)
車でのアクセス
- 東名高速「沼津IC」から約40分
- 伊豆縦貫道「修善寺IC」から約20分
※駐車場あり(混雑が予想されるため早めの来場推奨)
電車・バスでのアクセス
- 最寄り駅:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」
- 修善寺駅からバスまたはタクシーで約20分
大会概要
- 日程:2026年3月20日(金)〜22日(日)
- 会場:日本サイクルスポーツセンター 伊豆MTBコース
- カテゴリー:UCI Class1(国際大会)
※詳細なタイムスケジュールや出場選手は
公式サイトをご確認ください
https://www.japanmtbcup.com/
- CATEGORY :
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。



















