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ADO AIR 20 PROを日常の足として使い倒してみた|買い物、カフェ、近距離移動でわかった実用性

eバイクというと、「休日のサイクリング」や「少し遠くまで出かける乗り物」という印象があるかもしれません。しかし、実際に使ってみると、ありがたさを感じるのは身近な移動でした。

スーパー、コンビニ、カフェ、郵便局。どれも特別な目的地ではありませんが、歩くには少し遠く、車や電車を使うほどでもありません。普通の自転車でも行けますが、荷物や坂、汗のことを考えると面倒に感じることがあります。

ADO AIR 20 PROは、そうした日常の移動で使いやすい電動ミニベロです。今回は、買い物や近距離移動での扱いやすさ、荷物の載せ方、駐輪のしやすさ、バッテリーの持ち、屋内保管や折りたたみの使い勝手まで、日常の足としての実用性をレビューします。

近所の用事は、電動アシストでラクになる

日常の移動で面倒なのは、遠出ではなく、スーパー、コンビニ、カフェ、郵便局といった等の近場の用事だったりします。

歩くには遠い距離にちょうどいい

いちばん合うのは「歩くには少し遠い」距離でした。

スーパーまで行く。コンビニに寄る。郵便局へ行く。少し離れたカフェまで走る。こういう用事は、ひとつだけなら大したことはありません。でも、徒歩だと地味に時間がかかりますし、帰りに荷物が増えると、なおさら面倒です。

電動アシストがあると、出発前に気合いを入れずに済みます。ペダルを軽く回せばスッと進むので、近場の用事へ出るのがラクです。荷物を背負っていても、発進や坂道で脚を使いすぎません。

「ついでにもう一軒寄る」がしやすい

電動アシストがあると、用事をまとめやすくなります。

スーパーへ行った帰りにコンビニへ寄る、郵便局へ行ったついでに少し先のカフェまで走る……最初はひとつの用事だけのつもりでも、まだ余裕があるので、もう一軒寄ろうという気になれます。

人間は現金なもので、「しんどくない」というだけで、モチベーションはいとも簡単に変わるものです。

「ここも寄ってみようかな」と道草したくなる自転車です

買い物やカフェ移動で見えたミニベロeバイクの扱いやすさ

日常の足として使うなら、店の前に停めやすいか、荷物をどう運ぶか、普段着で乗れるか、といった細かい使い勝手が気になります。

駐輪しやすく、電動アシスト車っぽさもない

ADO AIR 20 PROは20インチのミニベロなので、駐輪で困る場面はありません。サイズ自体はコンパクトです。スーパーやカフェの駐輪スペースでも、一般的なシティサイクルと同じ感覚で停められます。

見た目も、いかにも電動アシスト車という雰囲気ではありません。バッテリーはシートポストに内蔵されているため、フレームまわりがすっきりしています。自転車に詳しい人でも、初見で電動自転車とは見抜けないのではないでしょうか。

大きな荷物はリュック運用が現実的

買い物で使う場合、荷物の運び方は少し考える必要があります。

リアキャリアはありますが、幅は広くありません。小物なら載せられますが、スーパーの買い物袋をしっかり積むのはやや厳しそう。リュックの併用がよいかと思います。

スッキリしたデザインのキャリア

大容量の買い物自転車として見ると物足りなさがあるかもしれないですが、少量の買い物や、カフェ、コンビニ、郵便局のような用事なら十分使えます。

普段着で乗るほうが似合う

サイクルウェアより、普段着で乗るほうが似合います。アイウェアやグローブまで揃えて気合いを入れる必要はありません。ヘルメットは着用したほうがいいですが、乗り方としてはもっと日常寄りです。

フラットなハンドルで上体も起きやすく、スポーツバイクのように前傾姿勢を強く取る感じではありません。普段の服のまま、街中をゆっくり走るくらいが合っています。

ベルトドライブは、日常使いで地味にありがたい

ベルトドライブの恩恵は、速さよりも、普段着で乗るときや保管するときに感じました。

裾やふくらはぎが汚れにくい

一般的なチェーン式の自転車では、裾やふくらはぎにチェーン油が付くことがあります。しかも油汚れは、洗ってもなかなか落ちません。

ADO AIR 20 PROはベルトドライブなので、その心配がありません。出かけるたびに着替えるか迷わず、そのまま乗れます。

静かで、扱いに気を使わなくていい

走行中の音が静かなのも、ベルトドライブの特徴です。チェーンのような金属音がなく、ペダルを回したときの感触もなめらかです。

チェーン油を差す必要がないので、日常使いでは扱いやすいです。一方で、雨の日や長期間の使用でどう変化するか、経年劣化でベルトの張りや交換時期がどうなるかは気になるところです。

私服で乗っても安心

バッテリーは、街乗りならかなり余裕がある

街乗りで使う範囲では、バッテリー残量を気にする場面はほとんどありませんでした。

むしろ気になったのは、充電頻度よりも保管場所です。

30km走っても残量はぜんぜん余裕

満充電の状態から、エコモードで約30km走った時点で、バッテリー残量は25%減った程度でした。

坂道の多さやアシストモード、荷物の量によって変わりますが、街乗り中心ならかなり余裕があります。近所の移動で数km走るくらいなら、乗るたびに充電する必要はなさそうです。

もちろん、表示上の残量だけで正確な航続距離の判断はできません。それでも、少なくとも日常使いの範囲では、バッテリー切れを心配しながら走る感覚はありませんでした。

満充電の画面

充電頻度より、保管場所のほうが気になる

バッテリーは、シートポストに内蔵されています。シートポストを抜けば、バッテリーだけを室内に持ち込んで充電できます。

個人的にはバッテリーだけでなく、車体ごと室内で保管したいと思いました。高価な自転車ですし、屋外に長時間置くのは少し不安があります。

自宅マンションでは、寝室に置いて保管しました。エレベーターにも収まり、部屋から外まで車体を持ち上げずに転がして出られたので、出し入れは思っていたよりスムーズです。

小型のエレベーターにも無理なく収まります

一方で、玄関に段差がある一軒家や、保管場所まで持ち上げる必要がある環境では少し大変かもしれません。

折りたたみ機能は、普段使いより保管や車載で役に立つ

ADO AIR 20 PROは折りたたみ式ですが、乗るたびにたたんで、また広げるような使い方はあまり想像できませんでした。なにしろ21kgあるので、都度開閉する運用はちょっとしんどいです。

普段は展開したまま置いておき、必要なときだけ折りたたんで、保管場所を調整したり車に積んだりする使い方のほうがよいでしょう。

普段は展開したまま置くほうが使いやすい

寝室に置きました。部屋➔玄関➔廊下➔エレベーター➔エントランス➔外まで転がして出せたので、普段使いでは展開したままのほうが楽でした。

キャンプ用ゴムマットを床に敷いてます(汚れ対策)

輪行ではなく、車載向きと考えたほうがいい

ADO AIR 20 PROに限りませんが、電動ミニベロは重すぎて電車輪行には不向きです。合うのは、車に積む使い方です。

折りたためば荷室に載せやすくなりますし、車種によっては折りたたまずに積めます。筆者の愛車の先代型ホンダ・フリードくらいの荷室があれば、そのまま積めます。(ハンドルポストは折る必要があります)

これはロードを積んだ様子(2台積んでも余裕あり)

車に積んで公園や海沿いの駐車場まで行き、そこから周辺を走る。旅行先の宿やキャンプ場まで運び、現地での移動に使う。折りたたみ機能は、輪行よりもこうした使い方に向いていると思います。

ロードやクロスとは別の「第3の移動手段」になる

近所の用事で、ビンディングシューズやサイクルウェアまで用意するのは大げさです。歩いて行くには少し遠く、かといって車を出すほどでもありません。

ADO AIR 20 PROは、そういう距離で使いやすい自転車でした。普段着のまま乗れて、近所の用事ならほとんど疲れずに帰ってこられます。

ロードやクロスは、走りに行くための自転車。ADO AIR 20 PROは、近所の移動をラクにするための自転車。そう考えると、スポーツバイクを持っている人にとっても、第3の移動手段として使いやすい存在です。

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PROFILE

中山 順司

中山 順司

ソフトバンク、楽天トラベル、freee、ファベルカンパニー等を経て2024年に独立。SEO・動画・ソーシャルの3領域を横断したコンテンツ設計が得意。趣味はロードバイクとひとり旅とサウナ。最近は生成AI活用にもハマっている。

中山 順司の記事一覧

ソフトバンク、楽天トラベル、freee、ファベルカンパニー等を経て2024年に独立。SEO・動画・ソーシャルの3領域を横断したコンテンツ設計が得意。趣味はロードバイクとひとり旅とサウナ。最近は生成AI活用にもハマっている。

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